新しい医療システムが誕生

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Health Report

新しい医療システムが誕生

ホームドクターの存在 no.3

旅行読売2003年 2月号

2003.2.1

旅行読売出版社


本当に信頼できるかかりつけ医はいますか?

あなたの健康ライフを守る、頼もしいプライベートドクター「主侍医」
自分の健康状態をじっくり相談することもできない現在の病院のシステムに、みなさんは疑問、不満を抱いたことはないだろうか。
そんな人にこそ知ってほしいのが、主侍医というプライベートドクターの存在。
安心できる医療を受けられるだけでなく、パートナーとしてより豊かで健康的な人生を支援してくれる。

最善の医療が受けられる医療分野の代理人

年齢を重ねるほどに、自分の健康に関して敏感になってくるものだ。
ちょっとした体調不良や、体の異変によって不安感が大きくなり、医者に診てもらうことでその気持ちを払拭してもらう。しかし、どうだろう。最近では大きな病院が増え、長い待ち時間にじっと耐え、やっと番がまわってきても診察時間はほんのわずか。これでは、健康に対する不安を医者に詳しく語ることなどできない。
昔なら小さな診療所の医者が「この間の痛かったところどうなりました」なんて言葉を掛けてくれたものだが、大多数の患者を少人数の医者がこなしていくという現在の病院のシステムでは、専門医が患者一人ひとりに病状を訊ねまわるなんてことはおおよそ難しい。
そこで、医師・寺下謙三氏が提唱するのが“主侍医”というプライベートドクターの存在。
「主侍医とは病気を治す主治医ではなく、いつでもそばにいる医者という意味です。気軽に健康相談できる医者が、身近にいることが健康管理にとても大切なことではないでしょうか」
ただ治療や処置をする医者ではなく、自分の健康に対する不安を常日頃から相談したり、いざ病気にかかった時に適切な医療へと導いてくれるのが主侍医だと寺下氏は語る。さらに補足すれば、日頃からの医療情報をもとに適切な初期診断を下し、必要に応じてそのネットワークを活かした優秀な専門医への橋渡しを行う。
各科にわたる複数の専門医の治療を受ける場合も、医療情報をまとめるコントロールタワーとなつて、一人ひとりに合わせた適切な治療法の判断を行うなど、最善の医療を受けることができるのだ。
また健康な状態での契約時に、がんなど重大な病気になった場合、告知はどうするか、脳死や、尊厳死は、といったところまで踏み込んで話し合えるので、何かの時には担当医と患者の間に立って主侍医が取り持ってくれる。弁護士が法的な分野での代理人なら、主侍医はいわば医療分野の代理人といったところだろう。

身近に医師のいる安心感人生のパートナーシップにも

現在、寺下医師と主侍医契約を結んでいるクライアントは50人ほどいる。
「私のクライアントはこの10年間、全員健在です。がんになった方もいますが、もちろん超早期発見で最小の手術などで治癒しています。またその際、あらかじめそれぞれのクライアントの方と話していたとおり、がんの告知、治療方針とその方の仕事の方針など大切な判断を一緒に考えて、支援してきました。
がんを見つけて早期治療をするだけでなく、仕事上や人生上の判断のお手伝いまですることが実は多いのです」
健康保険という制度の恩恵を受けている日本人は、医療は安く、そしていざという時に役立てればいいと考えがちだ。しかし、そのいざという時、本当に心から一緒になって病気に立ち向かってくれる医師の存在が身近にあるだろうか(国民皆保険制度はすべての人に医療を保障する優秀な制度ではあるものの、最低限度の保障でしかないことも事実だ)。
主侍医は契約料60万円、顧問料月5万円、決して安い金額ではない。だが、すぐそばに医師がいる安心感は、この金額以上の価値に値するに違いない。少しの余裕を託して、健康ライフが買える、そんな時代がやってきたのかもしれない。


質問・疑問にお答えします
Q.1 地方に住んでいるのですが、主侍医の契約は出来るのでしょうか。又その場合の契約内容は。
現在契約しているクライアントの中にも地方在住の方が何人かいらっしゃいます。電話やメールですんでしまう日頃の気軽な相談であれば勿論、地域に関係なくお役に立つことができますし、いざというときの重病時医療判断に関しては、病院の数が集中している東京で治療を受けることも含めて、相談のために上京される方が殆どです。
Q.2 入会金60万円、契約料は月5万円ですが、それ以外にかかる費用についてはどのようなものがありますか。
基本的に契約時間内であれば、相談料などはすべて無料です。その他症状に応じた適切な専門医の選定や紹介状の作成、病院ごとで行われた検査等、医療情報の一元管理など、複数のサービスが契約に含まれます。当院で診療に至った場合の薬や検査等の実費のみ、契約外の料金としてご負担いただいております。ご本人様以外の診療に関しても契約者からの紹介という枠で、家族やご友人をゲストクライアント料金にてお受けできる仕組みになっております。
Q.3 主侍医契約を結ぶ本人以外、つまり家族の健康問題についても相談できますか。
契約時間内にご本人様自身から、お知り合いの健康相談についてお電話戴き、その場で回答できるようなものであれば無料で対応させていただいております。専門医をご紹介するなど診察が必要な場合には有料でゲストクライアント枠をご提供させていただいております。また、契約時に無料で三親等までの同居家族に対する家族登録を受け付けており、あらかじめ登録いただいていた方に関しては、ゲストクライアント枠のさらに半額でご紹介いただくことが可能です。
Q.4 心臓の持病を持っており、昔からのかかりつけ医がいます。私のようなケースでも契約はできますか。
契約者の多くの方が、実際に治療を行うかかりつけ医を持っていらっしゃいます。心臓病の他、糖尿病、腰痛症などの治療で複数の専門医にかかっている場合に全体を把握する主侍医がいると大変安心です。それぞれの治療は保険でおこなえる専門医に任せても、医療情報の一元管理をはじめ、コントロールタワーとしての役割は主侍医がおこないます。例えば他の科にかかる場合に、専門医からの紹介状に合わせて主侍医からの紹介状も添えて、薬の飲み合わせの問題や、持病や合併症、又は、『手術はしないでできるだけ治療薬で』といった本人の特殊な希望や状況を伝え、治療に反映させることができるのも主侍医ならではです。
    

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