『夏だる』撃退術!

表紙

話題の6つのキーワードでリフレッシュ

『夏だる』撃退術!

ChouChou

2003.8

KADOKAWA発行


マイナスイオン・酸素グッズ・入浴・快眠・酢・ゴーヤ

毎日暑くて食欲もないし、もううんざりというあなた。今はやりのマイナスイオンや酸素グッズ、飲用酢、ゴーヤなどでカンタンに夏バテは解消できます。入浴&快眠のコツも満載なので参考にして!

冷えた部屋と外の温度差がダブルで体を直撃!

冷たいもののとりすぎに注意

日本の夏は高温多湿で、暑さからくるストレスは相当なもの。
「ストレスで内臓の血流が悪くなり、胃腸障害から食欲が低下。栄養不足でますます体は弱り、食欲がなくなるとい悪循環に陥ってしまいます」と寺下謙三先生。汗をかくことで不足しがちなビタミンやミネラルを補うために、夏野菜を積極的にとりましょう。「夏バテはほうっておくと重大な病気につながることも。あたりまえのようですが、体にいいものを積極的に食べ、ぐっすり眠ることが一番の解消法です」

つい冷たい飲み物をとりすぎてしまうのも夏バテの原因のひとつ。水分のとりすぎで胃液が薄まって、消化吸収がますます妨げられます。「冷たい飲み物を飲んでも暑さで汗をかくならまだいいのですが、冷房が効いたところで飲むと、汗が出ない場合も。冷たいものはぐっとガマンして、温かいものを飲んでください」と寺下先生。また「最近は暑さにやられて食欲がなくなるというより、屋外とクーラーの効いた屋内との温度差に体がついていけないという方が増えているんですよ」とも。人間の体は5℃以上の変化についていけないそう。冷房の設定温度を高めにできれば一番ですが、オフィスなどで調節できない人は長そでのものをはおったり、ひざ掛けやカイロを利用したりと自衛手段を考えて!

だる~い疲れにサヨウナラ!

日常生活でここに注意 夏はこう乗りきる

  • 「快適だからいいや」と長時間エアコンをつけたり、そうめんばかりを食べていてはダメ。 それでは夏の暑さに負けてしまいます。夏バテ知らずの体をめざして、食事や日常生活にちょっとだけ気を使って!
  • 寝る直前に食べると、消化のために血液が胃に集中。脳に血液がいかなくなり、朝起きたときにだるく感じます。寝る前の2時間は食べないで。
  • オフィスの冷房が効きすぎているという人は、カーディガンや靴下などで防寒対策を。 また、みぞおちと背中をカイロなどで温めると、胃の働きを活発にしてくれます。
  • なんとなくだるくて食欲がないときは、スパイスやハーブで料理に刺激を与えて。シソやミョウガ、ネギなどの香味野菜も食欲増進に効果あり
  • 「日焼けはやけどと同じ。体にダメージを与えます。日に当たりすぎてはダメ」と寺下先生。日焼け止めや日傘などで∪∨ケアは万全に!
  • 外出するときはペットボトルのお茶などを持ち歩き、のどが渇いたらひと口飲んで。 「ちょっとずつ水分補給することでとりすぎを防げます」
  • 暑いからといってシャワーだけですませていると冷房などで冷えた体は温まりません。 1日の疲れをとるためにも、夏こそゆっくり入浴を
  • 外から帰ってきたら、窓をあけて空気を入れかえ、シャワーなどで汗を流して。 さっぱりすればエアコンに頼らずに過ごせるものです
  • 夏は意識して温かい飲み物をとるようにしましょう。 どうしても冷たいものを飲みたいなら、氷などで冷やさず、人肌くらいのものを。
  • 消化機能を整えるオクラや利尿作用のあるキュウリ、スイカなど夏の野菜は夏パテに効果あり。また、快便のために食物繊維も充分にとって。
  • 朝ご飯を食べることで体がすっきり目覚め、食欲増進効果が。時間がないならバナナと牛乳でもOK。ただし起きてから30分は消化器官が目覚めていないので食べないで!
  • 「汗をかいたままエアコンの効いた部屋に入ると気化熱が奪われて体力が消耗します。必ず汗をふいてください」。また、首の頸動脈を冷やすと、敷くなった体を効果的に冷やせます。
  • エアコンの温度設定を低くしすぎてはダメ。 外気との温度差は5℃以内にしましょう。タイマーをじょうずに使うなど賢い利用法を考えて。
    

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