鼻血(鼻出血)

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 NKH健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報  №112

 カルテ63  <耳鼻科> 鼻血(鼻出血)

 2017/1/4(火)

 

 



〇総論〇

鼻出血は、ありふれた症状の一つです。子供や高年者に比較的多いようです。大抵は、鼻中隔前下方からの出血で、医学的には前鼻出血と呼ばれるものです。鼻ほじりや鼻かみによる機械的刺激が原因で、微細な血管が集中するキーゼルバッハと呼ばれる部位からの出血です。その他、出血部位により鼻の奥の動脈から出血する後鼻出血や上鼻出血などがあります。

〇原因と対処方法〇

機械的刺激による前鼻出血の場合、大抵は自然に止血します。止まりにくい場合は、頭をやや前に傾け鼻の両脇を強くつまみ圧迫します。また冷やしたタオルなどで鼻を冷やすとより効果的です。
それでも止血しないときは、動脈性の出血も疑われますので耳鼻科を受診してください。また、出血傾向を来たす血液などの病気や脳梗塞や心筋梗塞の予防薬として使われる薬(血液サラサラにする薬と形容される薬)などを服用している場合なども、止血が困難な場合が多く、早めに耳鼻科受診をしましょう。繰り返し鼻出血を起こす場合は、高血圧、腫瘍、肝硬変や出血傾向をきたす全身の病気が隠れている場合もあります。耳鼻科や内科への受診をお勧めします。頭を強く打った後の鼻出血の場合は、脳底骨折などの心配もありますので、緊急的な受診が必要です。

〇緊急時の注意〇

大量の鼻出血の場合は、ショック状態になったり意識が低下する場合もあります。その場合は患者さんを横向きにねかせ、血液や血の塊を誤嚥しないように注意して、すぐに救急車を要請してください。

〇普段の注意〇

「上を向き、首の後ろを叩く」とよく言われますが、これはむしろ逆効果です。また、血液サラサラ系の薬を服用している場合は、身近な人たちにその旨を知らせておきましょう。

 
    

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