子どもの不安症
青年期境界型の基本病理は遺伝的な内因と過去・現在の外因が複雑に絡み合った「親子の間の心の距離感」 にあることが多い。医師やカウンセラーは長い目で対応していくことが大切である。S子さんは、現在大学四年生で、今後の進路を考えている最中です。就職にするか、専門学校に行くか、迷っています。積極的な迷いではなく、どちらだったらやっていけるのかという具合です。
しかし、思い起こせば、大学二年生のときは、このまま大学生活を続けられるのか危ぶまれ、生きているのもつらかったわけですから、ずいぶんとよくなったものです。
ここでは、S子さんとの長い間の治療面接を踏まえて、子どもたちの不安の心理を一般読者に伝えたいと思います。ひとつの試みとして、S子さんが主人公である私小説風に描いてみたいと思います。S子さんのプライバシーに配慮し背景設定などを他の患者さんの状況などと組み合わせるなど工夫を施してあります。S子さんの内面に関しては、理解しやすさに配慮し、思い切った想像もまじえてみますが、あくまでも心理面接の事実にもとづいた範囲にとどめたいと考えています。
内容詳細
さまざまな摂食障害のかたち
だれの心にも宿る「わかっちゃいるけどやめられない症候群」 不潔恐怖、確認行為、過食症、拒食症、ギャンブル癖、ワーカーホリック、買い物依存症、などなど。
・8種類の漢方薬をブレンドした「八宝茶」