こどもの健康教室 はをみがこうね |
笑顔 2001.3 保健同人社発行 |
みんな、ごはんのあとやねるまえに、ちやんとはをみがいているかな。「いやだな-、さぼっちやおう」って子はいないよね。
はをみがくことは、とってもたいせつなんだよ。なぜって、ぼくたちのはは、ちょうど、こどものはがおとなのはにかわるころで、すご-くむしばになりやすいんだ。むしばになると、ズキズキいたむし、いやだよね。でも、それだけじやないんだよ。こどものはがむしばになると、おとなのはがへんなかっこうではえてきたりするんだ。そして、おとなのはになってむしばになると、はいしゃさんにいっても、もとにもどらなくなるんだ。
では、はをみがかないと、なぜ、むしばになるんだろうね。これは、たべもののカスがおくちのなかにのこっていると、むしばのパイキンがどんどんふえて、ついでに、はをとかしちやうからなんだ。とくに、むしばのパイキンはあまいものがだいすきだから、おかしをたべたりジュースをのんだあと、はをみがかないと、たいへん。パイキンたちはおおよろこびで、せっせとむしばをつくっちゃうんだ。
だから、むしばになりたくなかったら、おくちのなかをいつもきれいにしておこうね。ごはんのあとやねるまえに、かならずはをみがいて、パイキンにエサをやらないようにしよう。おやつのあとも、みがいたほうがいいよ。こうすれば、わるいパイキンたちはおなかがへって、むしばをつくれなくなるからね。
はをみがくときは、ハミガキコをたくさんつけてゴシゴシガリガリじやなくて、ハミガキコは少しにして、そっとていねいにみがこうね。ぜんぶのはをきちんとみがくことも、たいせつだよ。とくに、おくばをわすれないでね。おくばはデコボコがたくさんあるから、たべもののカスがたまりやすいんだ。それから、はとはのあいだも、ていねいにみがいてあげようね。
むしばのパイキンをやっつけるには、はをじょうぶにすることもだいじだよ。ぎゅうにゅうやチーズ、まるかじりできるおさかな、ひじきやわかめなどをたくさんたべると、みんなのはがげんきになって、むしばのパイキンにまけなくなるんだ。
むしばのことをしらべているせんせいたちは、「おじいちやんやおばあちやんになったとき、はがたくさんあるとながいきできる」っていっているよ。ぼくたちも、げんきでながいきできるように、おとうさんやおかあさんといっしょにはをみがこうね。