こどもの健康教室 だいじなだいじな あさごはん |
笑顔 2001.2 保健同人社発行 |
みんな、あさごはんをちやんと食べてるかな? ぎりぎりまでおふとんのなかにいて、くだものやミルクをちょっとお口にいれただけで、ようちえんやがっこうへと、とびだしていく子がいるかもしれないね。
いま、みんなのなかに、あさごはんを食べない子がふえていて、がっこうやびょういんのせんせいが、こまっているんだよ。だって、あさごはんはみんなの一日のげんきのもとだから、しっかり食べないと、からだががんばってくれないんだ。
あさごはんがたりないと、あたまがボーツとしたままで、ようちえんやがっこうでげんきが出ないし、うんどうのじかんにもカが出ないんだ。
あさごはんをちやんと食べない子がふえたのは、みんながテレビをみたり、ゲームをしたりして、よるおそくまでおきているからなんだよ。すると、おなかがすくから、ねるまえに、おかしやインスタントラーメンを食べたりするよね。そうなると、おなかはたいへん。ぼくたちがねているあいだもはたらかなくちやならないから、あさにはくたくた。これじゃ、おきたとき、ごはんなんか食べられないよ。
よるおそくまでおさけをのんでいるおとなの人も、あさごはんをたべないことがあるよね。おとなでもあさごはんをたべないのはよくないんだ。
だから、あさごはんをしっかり食べるには、「はやね、はやおき」がたいせつなんだ。こうすれば、ねるまえに食べたりすることもなくなるから、よる、おなかはゆっくりできて、おきたとき、「おなかがすいた」ってなるんだよ。
あさは、ごはんの30分いじょうまえにおきようね。かおをあらって、できれば、すこしうんどうするといいよ。それから、おとうさんやおかあさんといっしょに、ごはんが食べられるといいね。みんなでおはなししながら食べると、ごはんもおいしいし、たくさん食べられるよ。
ごはんがすんだら、はをみがこうね。そしてトイレでウンチをしよう。まいにち、あさ、ウンチをすると、おなかのリズムがよくなるんだ。
あさごはんを食べない子は、びょうきになりやすいし、おとなになっても、すぐつかれたりするんだよ。だから、きちんとあさごはんを食べて、びょうきにまけない、げんきなからだをつくろうね。
おさかな、おやさい、おみそしる、パン、ミルク、たまご・・・・・・。みんなのあさごはんはいろいろだろうね。ともかく「あさからなんでもパクパク」がげんきな子のしるしだよ。