慶應大学医学部薬理学教室 社会薬理学講義&実習 |
2004.6.14-16 |
社会薬理学の講義にあたって
慶應大学医学部の学生諸君、こんにちは。
私の講義は「社会薬理学」という新しい概念のもと、「医療判断学」というテーマについて問題提起型授業として歩んできました。
薬の科学的作用についての薬理学本来の学習とともに、薬を使ったり開発したりする医師や医学者としての心構えの学習をしていただく機会かと考えています。
医師は100%正しい判断を期待される立場に置かされがちでありながら、実際には100%正しい判断など出来ない場合が多く、むしろ五分五分の判断の葛藤に悩まされることが多いものです。
実習は、こういった答えのない判断に迫られる状態を体験していただくようにと設計しています。
社会薬理学実習…医療判断シミュレーション
- 『株式会社病院』について考えてみよう
- 実際の『医療判断』を体験してみよう