Dr.寺下のズームクリニック 健康医学入門テスト |
ZOOM 1995.7 朝日生命保険相互会社発行 |
知っているようで以外に知らないのが医療の常識です。
簡単なテストです。挑戦してみて下さい。
問1:医師についての次の文章で、正しいものには○、誤りには×をつけて下さい。
- 医師免許は、大学教育6年と卒業後研修2年の後、国家試験に合格するともらえる
- 医師は大学卒業前に専門科を決めているので、簡単には専門を変えることはできない
- 日本の医師免許はアメリカやヨーロッパでも通用する
- 医師免許にもランク別の種類がある
- 医師免許は大学の医学部を卒業しなければ取得できない。
問2:薬の飲み方で、正しいものには○、誤りには×をつけて下さい。
- カプセルの薬はカプセルを開けて中身だけを飲むとよく効く(効き目が早い)ので良い。<
- 飲み方指示で『食前』とあったが、忘れて食事をしてしまった場合は、もう飲まないほうが良い
- 薬は時により、お酒やお茶と飲んだほうが良い場合がある
- 薬の用量は、基本的には飲む人の体重により決まる
- 胃薬には副作用が無い。
答え
問1
- × インターン制度が廃止されたので、6年間の大学教育を終了すると国家試験を受けて医師免許を取得することができます。
- × 医師免許があれば、ほぼ何科をやろうがかまわないのです。
- × 外国では、日本の医師免許は通用しません 。
- × 医師免許に種類はありません。
- ○ 司法試験と違い、大学中退者に受験資格はありません。
問2
- × 薬の容器は単なるカプセルとしての役割の他に溶ける場所を胃にしたり腸にしたりと調整する役割を持っていますので患者さんは開けないで下さい。
- × 食後でも服用した方が良いでしょう。特に朝1回の降圧剤などは、食事と無関係に服用したほうが良いので、事前に医者とよく相談しておいて下さい。
- × ある種の薬は、お茶と一緒に飲むと効果を失ったり、逆にお茶と一緒に飲むと作用が増強されて危険な場合があります
- ○ だから、担当医が初診時に身体検査をはじめ色々な計測を行なうのです。
- × 胃薬や漢方薬と言えども副作用はあります。処方した医師又は薬剤師の注意をよく聞くようにして下さい。