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200310コロナが教える人の道10 個人でできること

この厳しい状況にあって、政府や医療関係者に「助けてほしい」と国民は思っている。少しでも、その対応が思わしくないと、不安が不満になり恐怖や怒りへと発展していく。また、自分だけは逃れたいと思う人や、みんな道連れだ、とか、このパニックを利用して一儲けしようとか、羅列しているだけで怖くなってくる。とても危険な状態である。

「(正しい)知識は最強のワクチン」ということを医師になってから40年間言い続けている。実際に、一般人を対象とした、医学塾も100回以上開催している。情報社会の現在においては、「知識」を「情報」に置き換えることも必要かもしれない。
今、我々個人にできることは、「できるだけの努力をして正しい知識と情報を学習して、冷静に行動し、冷静に怖がる」ことではないだろうか。「自分だけ助かろう」という発想では、今回の困難は乗り切れない。僕はあまり好きではない言葉であるが「護送船団方式」的発想が、今回は必要かもしれない。
不安のあまり「過剰な買いだめ」的な行動はしないし、周りにも勧めない。(もしくはそういう人を咎める)
外出より戻ったら、まめに手洗い、顔洗い(一般的ではないが僕はこれも結構有効かと思っている)、うがいなどにて少しでもウイルスを除去する。
不要不急の用事にて、大勢で集まらない。今しばらくは付き合いの悪い人になるしかない。
コロナ感染症も心配だが、世の中にはもっと厳しい病気と闘っている患者や医師が今までと同じく存在していることを理解する。
国としてにリーダーが必要だが、小さい集団にもリーダーが必要。そのような立場の人は、正しい知識と情報を特に学習し、小集団においてもリーダーとして振る舞う。

などなど思いつくことを書いてみたが、追加や補正のご意見などをお聞きしたい。

作成:2020/03/10

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