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200310新型コロナウイルス対する見解、考え方11 少しわかってきたようだ2

とかく見えざる恐怖は恐い。逃げたり闘ったり放置しておいたりできないからだ。
今、世界中で新型コロナウイルスが恐れられているのは、その実態が掴めていないことが最大の理由だ。

100年前のスペインかぜ、10年前の新型インフルエンザ、古くはペストなども同じ恐怖があったであろう。
体の免疫機構からしても、このウイルスは、初めての敵となるから、やっつける方法の経験値がない。テレビの報道で、今や国民の多くは免疫の仕組みの勉強をしているであろう。我々の体はよくできていて、病原となるような異物が侵入しないように、または、侵入した異物を撃退する仕組みが備わっている。いろいろ複雑な仕組みが絡み合っているのであるが、その一つに「抗体」というものがある。敵対する病原体に適合した攻撃物質を作成し、撃退する仕組みである。基本的には、それぞれの病原体や異物に特異的に働く(そのものだけに効果がある)抗体が体内に産生されて、我々の体を守ってくれるのである。つまり、一度以上、その病原体に出くわしていないとそれに対する抗体がないことになる。今回のCOVID19は人類にとって初めて遭遇するウイルスなので、誰もが抗体を持っていなくて、ウイルスからすると、とても容易にどの人間にも住み着きやすいということになる。今回感染して、回復した人々の体内にはほぼ間違いなくCOVID19に対する抗体ができているはずである。(いつまで存在するのか、今のところ分からないが)。COVID19に対する抗体のことが分かってくると、手軽に感染の有無を調べたり、治療薬の開発に役立てたりすることが可能になる。なぜその研究のことが報道されないのかと不思議に思っていたら、一昨日横浜市立医大にて抗体作成に成功したと発表された。COVID19退治に一歩進んだと言えよう。喘息に使う薬が効きそうだとか、HIVの薬が効きそうだとか、アメリカの研究室で、ワクチンの試作品の合成ができたなど、従来より遥かに速いスピードで研究が進んでいることも事実だ。
一線の専門家たちは、このように不眠不休で頑張っている。また、一線の医療従事者たちも、この巨大な敵COVID19の攻撃を受けながらも、従来からの患者さんの対応をきちんと行っている。

我々は、そのような方々にエールを送るとともに、一人一人ができることを真摯に考え実行していく必要がある。この試練を乗り越えれば、くすぼりかけていた最近の我々人類の問題点(地球温暖化問題、核兵器の問題、テロなどの問題、貧富の二極化問題、戦争勃発しそうな不穏な空気などなど)の対処についても智慧が得られるようになるのではと夢想している。

作成:2020/03/10

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