Home

200402コロナが教える人の道20 自宅退避はウイルス撲滅の最強武器だ

コロナ疲れや自粛疲れなどと言われる。誰もが同じ気持ちだろう。ここで、発想の転換をしたい。自粛と言われるから「我慢」「辛抱」という言葉を連想し、「ウイルスから逃げ隠れするのに疲れた」という感じになる。しかし「自宅退避Stay at home」は、ウイルスに対する一般国民ができる最大の武器であると強く意識すると感じ方のイメージが変わる。ウイルスのやつらは、自分の力で増殖できない。人の細胞に取り憑いて、人の力を借りて増殖し、人の移動に乗じて自らも行動範囲を拡大するのである。それこそがウイルスの弱点である。幸い、今のところはこのウイルスはほとんど人間に取り憑くから、我々人間がそれを拒否すれば、奴らを兵糧攻めにして移動を封鎖できるのだ。一部動物への感染の可能性も報告され始めたから、今が奴らを封じ込める最後のチャンスかもしれない。
いつもは楽観的なな外科医をしている息子が、今回は思った以上に警戒している。彼がSNSに「発想の転換をしよう。自分がうつらないように気をつけるのではなく、自分が感染者だと想像して人にうつさない行動を意識することで、いろいろ見えてくる」と書いたようだ。直接息子を褒めることはしないが、「その通りだ」と思う。「うつらない、うつさない」と両建てで考えていたが、「うつさない」と一本化することで、行動指針がよく見えてくる。
それで自分が取るべき行動が見えてこないとなると、その人は新型コロナ以前の問題かもしれない。

作成:2020/04/02

​ ​