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200427コロナが教える人の道30 今こそNFD&GMC理論を!

「医学作家」と「幸福論思想家」は僕の隠れた正体だ。と、自信を持って言いたいところだが、超零細作家&思想家だ。ほとんど誰も知らない。ずいぶん昔、あるゴルフ場で時々ご一緒する方が、脱サラして作家を目指すと話され、『えっ?ぼ、僕も、、、』と言いかけたら、「友人がね、ラーメン屋さんを始めたけれど、ほとんど客がこない。でも俺はラーメン屋だ、というのだけど、それなら僕は、読者がいなくても小説を出版したから、作家だ、ということになるよね」と続けた。僕は、ことあるごとにこの話を思い出しては、安堵する。勝海舟の「毀誉褒貶(きよほうへん)」でいこうと、自らを勇気付ける。
さて、標題だが、「NFD」は、Near Future Dreamの略、「GMC」はGood Memory Chainの略で、いずれも僕の造語である。それぞれ「おっさん、おばさん、目先の夢を追いかけろ」「おっさん、おばさん、過去の栄光に浸れ」となる。
目先のちょっとした夢や目標も大切にしよう。年取ったから、大それた夢はもてないし、などと落ち込んではダメだ。年相応の夢作りは必ずできるはずだ。大それたことでなくてもいい。誰か政治家が言って良くない言葉になったようだが、「身の丈に合った夢」「身の丈を少し超える夢」をいくつか作って時間軸で並べておく。常に。コロナの今は「誰々さんと直接会って、オンラインでなく本当の乾杯をしたいなあ」「オペラを観て、大声でブラボーって叫びたいなあ」など、可愛い「NFD」はいっぱい思いつくであろう。

めっきり体力がなくなり、今、100mを走ったら何秒かかるか、いや何分か?と、中学生の時は12秒代で走っていたのに、中学生の時は50m6秒代前半だぜ、といくら自慢しても虚しい。若い頃の自分と比較して、無理やり走ったり、ゴルフのスイングをすると怪我のもとだ。でも、「あの頃はこうだったなあ」と一人で思い出している分には誰にも迷惑はかけないだろう。「過去の楽しい思い出」は、結構な心のビタミンになる。時には強心剤にもなる。コロナの今は、半年前が昔になってしまった。1年前の日常撮ったスマホの写真が、甘美な思い出となっている。スマホの写真を繰りながら、この数年を振り返ってみよう。何が幸せか?豪華な食事をした時でもない。ゴルフコンペで優勝した時でもない。普段の質素な食事でも、楽しい仲間と過ごした時であり、ゴルフが普通にできただけで仕合わせだったと思えてくる。

ああ、憎きコロナが僕にも教えてくれることは多い。

作成:2020/04/27

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