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201116豊かさ・幸せを哲学する2 基本理論NFD&GMC

「豊かさ」や「幸せ」を意識する年代は特定されるだろうか?若い時は、仕事を中心にバリバリとまたはあたふたと忙しない毎日で、そのようなことを考えている余裕がないかもしれない。シニア世代になって、過去を振り返ることが多くなったり、人生の先が限られてきて、ようやく「私の人生はこれでよかったのか?」と考えてしまうことが多くなるような気がする。もしくは、その対極にあるのだが、まだ社会に出ない少年青年期にも「幸せ」を意識する時代があるようにも思える。「幸せの青い鳥はどこにあるのか?」と。
まずは自分自身が直面している、シニアにとっての「豊かさ・幸せ」を中心に考えていこうと思う。キーワードはたくさん思いつくが、僕が考えている二つの基本理論をまずご紹介したい。
「老年よ、目先の夢を追いかけろ」をモットーにした「NFD(Near Future Dream)理論」である。「少年よ、大志をいだけ」をもじったのであるが、もちろんその考えを否定しているものではない。「夢」は「若者」と相性がよく、「シニア」とのマリアージュはしっくりこない。でも、「夢」や「希望」がなくなると、人生は暗くなる。ただでさえ暗くなりがちなシニア。そんな中、常に「夢」を持ち続ける工夫が、このNFD理論である。
もう一つの基本理論は、「過去の栄光に浸ろう」とも言える「GMC(Good Memory Chain理論」である。説明無用だろうが、「過去の栄光にすがるな!」をもじったものである。
「豊かさ・幸せ」には、物質的世界より精神的世界の方が大きく関与するという僕の考えが底辺にあるから、「思い」というものを貴重品と考える。
今後、この二つの基本理論を中心に、「豊かさ・幸せ」について、思考を巡らせていきたい。お付き合いいただければ、幸福論思想家を目指す僕にとって、この上ない喜びである。

作成:2020/11/24

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