「COVID-19治療を考える会議」HP開始のご挨拶

COVID19治療を考える会議」について  

緊急ホームページの立ち上げました。

 

新型コロナは、世界中のどのような専門家にとっても未知のものです。世界を見渡しても、ほとんどが悲惨な状況となっています。しかし、台湾のように被害を最小限に食い止めて耐えているところもあります。日本は、どういう理由かは不詳ですが、感染はタイムラグ的に世界から遅れて進行しているようです。ということは、他の国の状況を鑑みて対策をできるような猶予を与えてくれたわけですが、PCR検査をはじめ検査体制拡充が一向に進まない、トリアージの準備も後手後手となっている、アビガン などの国産の薬でさえ、効果がありそうでも、承認には半年もかかると言い続けています。仲間の医師に、何故だろうか?と、問いかけても明快な答えは返ってきません。ほとんどの人が「イライラするくらい対応が遅れている」と声をそろえます。「日本の医療は最高クラス」と日頃から伝えていた私としては、穴があったら入りたい気分です。」

現在の日本の医療現場では、医師看護師はじめスタッフは涙ぐましい努力を続けています。そんな方々を少しでも助けるために、多くの医師の知恵を結集したく、本会議を結成しました。

声がけの初動として、東大医学部昭和53年卒である私の同級生の皆様に声がけしました。この年代は、60歳代半ばを過ぎ、ちょうど一線の場から少し離れかけている年代で、その意味で却って全体像を俯瞰しやすい時期でもあります。今後は先輩方後輩方にも広げて、質の高い知恵の集まりになり、政府や現場で懸命に働く人々の一助になればと願っています。

 

令和2428      

       会議メンバー代表               寺下謙三