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ちょっと一言

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オバマ氏演説に思う

2009年02月06日

1月20日(日本時間では21日深夜)寝不足になった諸兄は多いことと思う。勿論アメリカ大統領オバマ氏の就任演説である。その後数日の新聞テレビで話題をかっさらったのであるが、そろそろその熱も冷めてきた頃であろうか?最近は英語を使う機会も無く、元々読み書きはそれなりだが会話は苦手な僕にとって、きれいな英語を習うチャンスとばかりに原スピーチを読み返している。最近のアメリカの風潮を嫌う僕にとって「ひょっとしたら、市場原理主義で世界を恐慌に陥れたアメリカが、心の復活を果たして、日本や韓国は未だに物質主義、金銭最優先主義から脱却できないという未来像」が浮かんできたのは僕だけではないだろう。この演説は多分に哲学的な面があり具体性に欠けているという評価もあろう。しかし、さすがに智慧を出して考えたはずの演説内容である。世界中の人々の共感を数多く得たのは間違いない。僕の周囲の人たちも同様であった。個人個人は気付いている。「市場原理主義優先、金銭最優先の頂点に幸せは無い」ということに。しかし、努力して高みを目指すことは人間に取って本能的なものでもある。このことにも言及している。
「仕事より悦楽を好み、富と名声を求める者」を小心者と呼び、「リスクを恐れず、実行し、生産する者」を評価している。しかしその結果有名になったもの(セレブレイティッドと表現、日本ではこの言葉からセレブという僕の嫌いな言葉が生まれた)もいたが、多くは日々の労働の中に地味に埋もれている存在なのだ、と言い切っている。その他演説の中には、これからを生き抜くキーワードが満載である。さすがに知識人が智慧を出し合って考えた内容である。
「模範を示す力」「希望と美徳だけが生き残る」「富んでいる者を讃えることだけでは国は繁栄しない」など、僕がこれからのライフワークと考えている「スーパー医局プロジェクト」の基本理念と全くマッチしていることに勇気を得た。
今後、このHPのブログでこまめに考えを発信していきたい。

 

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鉄門ゴルフ交流で感じること

2008年11月06日

数年前から東大医学部の同窓(鉄門倶楽部と呼んでいます)のゴルフ交流会の常任幹事を務めている。50年以上も続いている伝統ある交流会である。初代幹事が清水健太郎(故人)というとても高名な外科の教授であったと聞けば、50歳以上の医師であれば「むむっ、そんな昔から、、」と思うかもしれない。まあ、それほどの歴史あるゴルフ交流会なのだが、顔ぶれはそうそうたるもので、その場に爆弾でも仕掛けられると日本の医療の未来にも影響するのではと、幹事としてはいつもびくびくしている。
そんな中で、先輩や後輩達と交流していて常に思うことは、「医療に対してなんと真摯な姿勢で日々の活動をしているんだろう」と感服することである。よくゴルフをしていると「仕事をしていないね」などと言われるが、僕が思うに「出来る人は何に対しても熱心だ」ということだ。ゴルフに限らず何についても同様であろう。
東大卒の人は、あまり群れることがなく、他の大学に比べて母校愛も少ないとよく言われるし、同窓生と話しても「そうだね」となることが多い。
僕は、関西人のまま一生を過ごそうと高校生半ばまで思っていたのに、結局東京に来てしまった。しかし東大で学んで本当によかったと思っている。その最大の理由(といっても唯一ともいえるのだが)は、同窓仲間だ。人間性だけで仕事仲間を選べば、ほぼ間違いないからだ。優秀であるかどうかは気にかけなくていい。東大の医学部に来る人は、少なくとも受験勉強という狭い範囲においては優秀なことは、既にお国が選別してくれているからだ。そんな優秀な人が、人間性が真っ当であれば、医師として恥じない勉強やトレーニングを十二分にしているはずだから、大切な患者さんを託して間違いのない医師であることになる。
僕は、医師評価の方法論として、一般に言われているような、患者評価、医師評価、その他の医療スタッフ評価、マスコミ評価に加えて、同窓同級生評価を主軸にしている所以である。誤解を避けるため断っておきたいが、逆は必ずしも真ならずで、優秀で人間性のある医師は全国どこにでもいる。たまたま僕は身近なところでコネクションを築いているだけである。
実は、7、8年前までは、ごく親しい医師仲間との交遊以外、僕は医師の集まるコンペにはあまり参加していなかった。休日は、医療関係者以外の交流を深める時間としたいと思っていたからである。その分、いろいろな病院の勉強会などに積極的に参加したり、先輩諸氏の務める病院へ表敬訪問をしたり、医学書の共同執筆をさせていただいたりして, 専門医とのコネクション創りに力を入れてきた。その集大成をTerra Doctor Connections&Allianceと呼んでいる。ただの情報やネットワークではなく、直接的人間関係があるので「Connections」と呼び、患者さんの受け入れをお願いして了解頂いているので「Alliance」と呼んでいる。そんな「Connection」を固めるためにゴルフ交流をとても重宝している。ゴルフでなければ、一日を一緒に過ごすことは滅多にない。本音を聞けたり、無理を頼める仲が生まれていくのである。
読者の皆様に伝えておきたい。使命感に燃えて、きちんと任務を遂行しているまともな医者はたくさんいるということを。東大、京大、慶応をはじめとする最高学府出身の医師は特に傲慢で生意気と思われがちだが、僕の狭い範囲の交流体験では意外と謙虚であるが自信に満ちた愛すべき人たちが多い。「傲慢」と決めつけないで、暖かく真摯な目で見守ってほしい。母校や教鞭をとった大学に比べて他大学出身の医師にお会いできる機会は比較的少ないが、僕の知る限り概して本当に優秀な人程謙虚で使命感に熱い。
日本の医療を支えるために、そんな医師たちにエールを送ってほしいと願っている。

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妊婦脳出血で死亡、都立墨東病院。ご主人に脱帽。

2008年10月30日

「救急病院をたらい回し1時間で患者さんは死亡」というような表現で報道された。それを見た読者は当然「ひどい病院だ」と医療批判になる。このような報道の仕方が懲りずに続いているから、「医療崩壊」のマインドは悪化の循環をたどることになる。一体この国のマスコミ人は日本を良くしようと考えているのだろうか?都立墨東病院の関係者から話しを聞いた。実際は主治医である開業医、救急隊、墨東病院の医師達関係者たちみなにより可能性の限りの救急活動はされていた。しかし、より適切な処置をするためのいろいろな可能性を探るために1時間を要した。その間、本来受け入れが厳しい状況である墨東病院でも受け入れ態勢を準備した。患者さんの状態から、母体の救出は不可能だから胎児をなんとか助けようと苦渋の判断をした。僕にはその懸命の努力活動がありありと想像できる。

その様子をしっかり見届けていた患者さんのご主人さんの発言に感動した。最愛の妻を亡くしたばかりのご主人さんが、誰も責めずに現場の医師の努力を評価し今後の医療の発達を願うとの発言である。恨みつらみを言ってくれるのを期待しただろうマスコミ記者のきょとんとした顔が想像できる。一方、その対応に感動した記者達や医師達もいたことは想像にかたくない。つまり、このご主人さんの気持ちは行き過ぎたマスコミを修正し、心ある医師に勇気を与えたことになる。自問自答した。果たして僕はこのご主人さんのような立派な態度をとれそうもないのではと。

自分の身を守ることに必死になっているように見えた医師がヒステリックに「私はきちんと伝えた」と叫んでいる姿が、最初は、僕にはみっともなく見えた。お金や見栄に魂を売っていく医師達とその像が重なったが、実は違うかもしれないと思った。一線の婦人科医として活躍しているのだから安易な道に流れている医師達とは違うはずだ。取材で追いつめられ身を守るため止むなくそのように答えたのだろうと想像できた。

一つのこの事件の中にも、実にいろいろな要素が含まれている。単純に「たらい回しはけしからん]と判断してはいけないし、そう思わせるような報道もよくない。

もう一つ残念だったのは、これは国民の皆も感じたことであろうが、知事と厚生労働大臣の罪のなすり合いとも思える発言だ。僕は個人的に両人の使命感に感服していたこともあるので、特にがっかりした。しかし、これも報道を通じて知ったことである。実際は長い話しがあったのに、その一部分だけを知ると反対のイメージを持つことはままある。これもそのたぐいだと信じたい。

今回の事件のように、患者さんの家族も含めた登場人物全員が善意であるのに、医師達の信義が問われるケースは多い。日本の医療が崩壊の一途をたどっている原因は、もっと別のところにある。真面目に医師らしく命を削って任務を遂行している医師は気の毒にもこういったリスクを負う。魂を売り安易に医師の地位を用いておおよそ医学の道をはずれたことで金儲けに精を出している人こそ医師に中での医療崩壊の原因であるのにこういったリスクを負わない。こんな不公平を理解したら、普通の人はどんな行動をとるであろうか?

勿論、医療崩壊はもっと社会全体の諸問題から生まれ増悪しているのであろう。

僕は医師であるから、「真面目な医師は多い」とか「報酬は悪いのに医師としての使命感が日本の医療を支えてきた」などというと、自己弁護だと言われかねない。断っておくが、僕は既に懸命に働く現場の医師ではない。だから、客観的に医師を擁護もすれば批判も出来ると自分では思っている。

 

最近の医療で考えることは多い。今後この場でまめに発信していきたいと考えている。

 

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メタボ改善健康指導士養成講座

2008年04月21日

4月19日、20日と12時間にわたって、「ボディマネジメントコーチ」と呼称することに決まったメタボ改善健康指導士認定講座の講師の一人として参加しました。食育に力を入れている管理栄養士の柏原幸代さんと行動科学理論により「続ける技術」で有名な石田淳さん、脳ダイエットを主催する前田弘子さんの4人が講師を務めました。僕は近著でも書きましたが「結果で判定されない患者医師関係」が大切だと思っています。行動科学でも「結果で強化するのではなく、行動で評価する」ことが大切な原理となっています。僕の事務所のモットーである「academic but practical with humanly」に沿った内容でした。ホームページでも発信していきますのでご注目ください。

www.metabo-kaizen.jp/

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30年ぶりの東大医学部昭和53年卒同窓会

2008年01月21日

みなさま、明けましておめでとうございます。ご挨拶が少し遅くなりました。

昨日、1月20日、上野東天紅にて、30年ぶりに大学時代の同級会がありました。30年ぶりということは卒業後初めてということになります。そういったこともあり100人足らずの同級生のうち58名が集まりました。中学や高校でもそうですが、久々の同級会というのは怖い感じがするものです。昔の若いイメージのままの友人が年老いているのをみて我が年齢を感じてしまうからでしょうか。僕は仕事の関係上というだけでなく、性分からも同級生との交流はかなり多い方(高校も中学も)ですが、それでも30年ぶりに会う仲間が多く、数名はすぐには名前も浮かばない方もいました。会場のあちこちで「僕は○○です」「えーえっ?嘘でしょう」「君こそ一体誰なの」的な会話がなされていました。しかし、同窓会とは不思議なもので、2時間もすれば、タイムスリップ現象が行き渡り「おまえはこうだったよな」「見掛はかわったけれど、性分は変わらないなあ」などという会話があちこちで聞かれ、お互いの呼び方も「××先生」という呼称から「××君」と変わっていきました。
久々に会った仲間達とお互いの近況など語っているうちに最近の日本の医療の状況の悪化をなんとかしたいという話しになっていきました。これも僕の仕事がそうであるからではなく、会場のあちこちのグループで同じような会話がなされているのです。そして、単に医者の環境が悪いと嘆いたり文句を言うだけではなく「なんとかしなければ」という使命感を持った人が多いのです。
東大のメリットは、残念ながらその教育内容ではなく同窓の仲間だったと再確認された一日でした。「画一的な授業ではなく、それぞれの先生の哲学的な話しや経験 談をもっと聞けるような授業だと面白かったね。いわゆる教科書的なことはほっといてもやる連中ばかりだったからね」と賛同してくれる仲間が多かったことも印象的 でした。
いずれにしても同級生達はいろいろな形で活躍してそれなりの地位にいるわけですが、いくら要職にいようとも個人の力ではこのような医療崩壊の流れを食い止めるのは到底不可能です。
「お前が一番近いことをやっているのだから、仲間をまとめてまともな医者の声を反映するようなことをやれ」というようなことを何人からか進言されました。最近の医療や教育を始めとした日本の空虚な流れになかばあきらめの気持ちが台頭しかけていた僕にとって「もう一働きしろ]という天の声かもしれないと身を引き締めました。

これを機会にもっと頻繁に会おうと皆で盛り上がりました。僕のスーパー医局プロジェクトでも同級生や同窓生はお膝元になりますので、何か貢献できればと思っているところです。

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集英社be文庫「私を救う医者はどこ?」

2007年12月13日

ドラマ仕立てで、私の日頃の医療判断活動を描いてみました。
いわゆるマニュアル本より面白く読めると思いますので、是非ご一読ください。
12月14日より書店にて並ぶと思います。620円です。

http://www.s-woman.net/books/
http://books.shueisha.co.jp/special/tachiyomi.html

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楽しくできる、「脳と心臓を守る予防医学」

2007年08月15日
最近、健康管理を直接的に担当していませんが友人としてテニスやゴルフや飲み会などを楽しんでいた仲間が続いて倒れました。その中の一人である宿沢さんは有名な方で、皆さんもご存知だと思います。少し以前になりますがひどい脳出血で倒れた親友Aさんは、偶然にもすぐに(秒単位で)私どもと連絡がとれ、仲間の脳外科医が適切な処置をして今は、もとよりも元気に一緒に楽しく遊んでいます。数年経った今でも、思い出すと胸が痛みます。でも、今はタバコも止めて、きちんと私のクリニックに来て薬もまじめに飲んでいます。彼のように、偶然結果がよければ、今後の警告になった、ということになりますが、たいていは後の祭りです。私は民間版の侍医である「主侍医倶楽部」を運営していますが、このメンバーになったからと言って、どんな救急状況でも理想の医療を受けられる訳がありません。その人の運命に依存します。しかし、ここが大切なところですが、理想の予防医学的行動をとることはできるということです。目に見えない予防医学的行動こそ、イメージの世界です。それができるのが本当のインテリです。でも、私も含めて「痛いめに会わないと、なかなかわからないし、予防医学は目に見えないし、楽しくないし、それなりに時間もお金もかかる」と思っています。 私は、大切なクライアントや友人や家族の健康を願っているプロの医療判断専門医です。親しい仲間を無くさないためにも、なんとか楽しく「脳と心臓を守る予防医学」の実践をできないものだろうかと日夜考えています。私どものクリニックの生活習慣病外来患者さんには「TERRA養生シート」と呼ぶ、一日一行日記を付けていただいています。友人でもある患者さんと「今日はここに○をつけるために、お酒を控えよう」と語らいながら居酒屋で軽く(??)一杯やることもあります。 主侍医倶楽部クライアントの皆様、友人、知人の皆さん、「TERRA養生シート」仲間になりませんか?詳しくは、クリニックの保険診療の説明欄をご参照ください。

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安心と幸福の医学 医療決断ということ、「患者様」が日本の医療を崩壊する

2007年01月15日
かかりつけ医からの便り  暮らしと健康(投稿中)
 
安心と幸福の医学 医療決断ということ、「患者様」が日本の医療を崩壊する
 
皇室の侍医のように、健康なときから身近にいて、さまざまな医療決断をサポートしてくれる医師患者システムが究極の安心と幸福の医学だと自ら実践して16年になります。その経験から、最近の日本の医療が進んでいる方向に非常に危機感を感じていることをお話したいと思います。
人間のあらゆる知恵は「幸福」を求めています。医療も勿論、人々の幸福のために発達してきただろうし、多くの医師や医療人はひとの幸せのために貢献したいと日夜頑張っています。しかし、日本の現状はどうでしょうか?「医療不信」という言葉に代表されるようなマスコミ報道が絶えません。その影響で、日常診療でも「挑戦的な患者」「怯え構える医師」という不思議な構図が生まれつつあります。数年前から、こういった傾向に憂慮していましたが、「まさか日本は大丈夫」という大方の声に杞憂となることを期待していました。しかし、残念ながらその傾向は強まる一方で、使命感に溢れた医師たちはそのエネルギーを削がれ、自己利益に聡い医師たちが台頭し始めたと言わざるを得ません。前者は「患者様」と呼ぶことに違和感を感じている医師たちで、後者はにこにこと「患者様」と呼び、医療もサービス業なのですよと我が意を得たりと平然としている医師たちです。極端な意見で、反論もあろうかと思いますが、象徴的な例えと理解してください。
そもそも病気になることは、生活習慣病のように自己責任であったり、運命のいたずらであり、少なくとも医師の責任ではありません。当たり前のことです。また、医療はとても不確実な世界に存在するものです。「必ずよくなりますか?」「そんなことはありえません」我々生物は、とても残念なことですが、老化という逃れられない「一種の病気」の元に、様々な病気や怪我に遭遇します。厳密な意味では完全に元に戻る病気はないでしょう。
このような難しい世界にもかかわらず、日夜奮闘している愛すべき医師たちが私の知る限りでもたくさんいます。ひとは困難に遭遇したときには指導者を求めます。病気という困難を乗り切るために、医療医学の専門家である医師に知恵を求めるのです。学問を教えていただく教師には「先生」と呼んで尊敬し信頼してこそ深い学びが出来ます。自分の健康回復のために尽力してくれる医師を「先生」と呼んで尊敬し信頼してこそ病気回復の知恵を本当に活かすことになるのだと思っています。これは医師の傲慢とは程遠いものです。むしろ、表面的には「患者様」と愛想笑いをして魂を売り渡し「商売商売」に走っている医師こそ傲慢なのです。
皆さんの身近にも立派な医師はたくさんいます。「患者様」と呼んで貰うことではなく、むしろ心から「先生」と呼びたくなるようなかかりつけ医を探し当てたら、「幸福と安心の医学」を手に入れたことになると思います。日本の良き医療は、官僚やマスコミではなく我々国民ひとりひとりが創り上げていくのです。

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「衣食住」は人間の生活の基本と言われます。

2007年01月13日

「衣食住」は人間の生活の基本と言われます。これに「医職Jeu」を加えて、生活の6つの基本と私は提唱しています。「医」は勿論、医学医療で健康な生活を送るために必要なことで、「職」は「人に貢献するために働くこと」です。「Jeu(ジュ)と発音」はフランス語で「遊ぶ」という意味です。人生にとって遊びはとても重要です。広い意味では「遊ぶ」ために生きているといっても過言ではありません。

また、従来の「衣食住」を私は「生物学的衣食住」と呼んでいます。寒さや暑さ、様々な外敵から身を守るために衣類をまとい、生きていくために食べ、夜露を凌ぐために家を作り住みます。しかし、今やそれだけでなく、おしゃれとしての「衣」、人間の触れ合いの場としての「食」、ステイタスや楽しみとしての「住」が大切になっています。私はこれらを「社会学的衣食住」と呼んでいます。

「生物学的衣食住」「社会学的衣食住」「医職Jeu」の知恵を身につけることは、人間としての基本的教養ではないでしょうか。その中でも中核をなすものが「食」であると私は考えています。「食」は、健康に生きていくための知恵である「医」とも深くかかわりあっています。楽しく美味しく食べるということは「健康と幸福」のシンボルではないでしょうか。そういった理由で、日本でも「食育」を子供達の教育の中に取り入れていこうと政府主導で動き始めています。我々は「大人のための食のエキスパート養成活動」により社会貢献をしていきたいと願っております。

こんなことを考えていたところ、管理栄養士で食育に造詣の深い柏原幸代さんと生涯学習の全国的講座を運営している前田 出さんと出会い「健康・食育認定講座」を開催することになりました。2006年は東京で4回大阪で2回(2級、1級)講座を開催して認定者も増えつつあります。詳しくは、上記ホームページをご参照下さい。

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スーパー医局始めます:医療崩壊にストップを!

2006年12月22日
スーパー医局への夢
 
医療の仕組みづくりの提案と実践を続けてきた。結論としては「安心と幸福の医学」のためには「善良で優秀な医師の活躍」が不可欠である。しかし、マスコミに煽られ「患者様と呼ぶ」ということに代表される医療のサービス産業化が決して良い方向に向かってはいない。
善良で優秀な医師はたくさんいるが、そういうドクターが、安心してやる気を出して働く環境が脅かされてきている。一方、「患者様」と呼んで、心は「商売商売」または「権威主義」の医師が大手を振っているのが現状である。
私が、今まで出会った善良かつ優秀な医師に声をかけて理想の医局を作り上げることにより、日本の医療の向上に貢献することをライフワークとしたい。
 
 
使命)
善良優秀な医師が日本の医療の向上に更に活躍できるような場を提供することを使命とする
患者医師の信頼関係の回復を使命とする
寺下医学事務所のライフワーク業務として行う
職業的交流倶楽部という位置づけを明確に
理想的模範的な医局であることを常に意識する(本来の医局の機能を充実進化させたもの)
 
具体的活動)
有能な医師の知恵を伝承(医局の本来の目的である弟子への承継)
使命感ある医師の意見を世の中へ(まじめな小さい意見をきちんと伝える)
患者医師のマッチング(より専門性の高い、より患者の要望にあった最適医師を探しマッチング)
   安心、信頼の医療の道しるべ的役割
   貴重な医師のリソースをより有効効率的に
専門医同士の患者紹介をスムーズに(信頼しあえる仲間同士の簡便な相互紹介システム)
専門医同士の知恵の交換と交流で心強い(同じ思いを持つ医師のサークル的な楽しい場として)
 
運営母体と運営資源)
寺下医学事務所が運営
医局メンバーへのエージェント業務を生業とする
  主にスーパーファーストオピニオンのエージェント業務
  その他執筆依頼、講演依頼などのエージェント業務
 
医局費など固定会費なしでも運営できる仕組み
事務局よりの仕事を受託していただいたときに2、3割程度の医局運営費を源泉することにより医局全体の運営費に充当する
 
医局員の義務
事務局及び他の医局員からの患者紹介を快く受け入れる
スーパーファーストオピニオンの要請があれば引き受ける
一時的主侍医の要請があれば引き受ける
その他執筆や講演の要請があれば引き受ける
後輩の育成のための活動(教育セミナーや談話会)をする
仲間との交流を楽しむ
 
以上のいずれかひとつ以上を承諾してくれる方
 
医局員への参加資格(研修医・医学生会員も準ずる)
幹事医局員2名以上もしくは医局員10名以上の紹介を必要とする
幹事医局員全員の承諾が必要
医局員2名以上の反対がないこと
 
医局員の楽しみ方、活用の仕方
患者紹介先専門医情報の検索と紹介
紹介希望患者の医局員への広報(例:早期胃がん患者の紹介希望など)
主侍医業務や医療判断外来(SFO)をやってみたい方へ、クライアント紹介
倶楽部内サークルに参加したり、新しいサークルを作って趣味の世界を開拓
個人的勉強会メンバーが同時にに入局し、事務局を委託することにより幹事役の手間を軽減
定例交流会や常設サロンで仲間と語らう
 
寺下医学事務所が業務として運営できるような仕組み
SFOを広く行えるように広報
一時的主侍医など医療判断サービスの拡充
寺下医学事務所が運営する「主侍医倶楽部」の拡充へのお手伝いを
企業や個人の賛助会員を適切な運営を妨げない程度に募集
以上のような構想を考えています。周りのメンバーの人に声をかけるか事務局スタッフの紹介でご参加下さい。

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