2002年7月

食中毒

カルテ7

内 科

食中毒

NKH「健康ライフ講座」

2002.7

日本機械保線株式会社 社内報


人に有害な細菌やウイルス、その他の有毒物がついた飲食物を摂取した結果起こる急性の胃腸障害のことを、食中毒と言います。

原因としては細菌性のものが多く、夏場に集中する傾向があります。

原因

原因となる細菌には菌そのものが障害を与える感染型としてサルモネラ菌、腸炎ピブリオ菌、病原大腸菌、菌の産生した毒素が障害を与える毒素型としてはブドウ球菌、ポツリヌス菌などが代表的です。

近年、病原性大腸菌の1つである腸管出血性大腸菌(O-157)が原因の食中毒が多発しマスコミなどを通じ、一般人もその恐ろしさに怯え、社会問題となっています。

O-157による食中毒は、産生されるベロ毒素により尿毒症をきたし、致死率が高いのです。また、冬場の集団食中毒として小型球形ウイルスが注目を集めています。急激な嘔吐と下痢が主症状で重症感が強いですが、数日以内に自然治癒する予後の良い感染性胃腸炎です。

症状

比較的急激な嘔吐、腹痛、下痢がみられます。感染源の菌の種類により発熱、血便がみられることがあります。

診断

特徴的な症状と因果関係が推定される食物、また集団発生など複数の患者が同時に発生することなどから診断されます。

治療と対策

万一、食中毒になったら、すみやかに内科の専門医がいる病院を受診してください。

治療では下痢や嘔吐による脱水の治療のための輸液療法が優先されます。原因となる菌が判明すれば、それに対する抗生物質などを投与します。O-157などの特殊な強い菌の場合は、特別な治療を要します。

対策としては何よりも、原因となる細菌やウイルスを体内に侵入させないことです。生ものは鮮度に注意し、日頃からのまめな手洗いを実行することも食中毒になる確率を大きく低下させます。

食中毒の集団発生などの情報に注意を払い、疑わしい時は生ものをよく加熱調理しましょう。ただ、毒素型の場合は、加熱をしても効果がない場合があります。

いずれにしろ、菌に対する抵抗力をつけることが重要ですので、日頃から快食、快眠、快便を保ち体力を温存しておくことです。

吹っ切りのち復活③ リセット・リスタート

 

2002.5~2003.4

吹っ切りのち復活③

リセット・リスタート

ばんぶう

2002.7

日本医療企画


コンピュータを使っていると、「フリーズ」「ハングアップ」や「エラー」と呼ばれる問題が必ずといってよいほど付きまとう。
これは言わば「コンピュータのストライキ」といってよい現象である。「もういろんな事を命令されて訳がわからなくなりました」と悲鳴をあげているのであろう。
技術的には様々な理由が挙げられるが、コンピュータの頭脳の中枢であるCPUに直結するメモリー(記憶回路)が情報で溢れてしまうことが原因であることが多い。
 こうなるとそのままコンピュータを使っていても、頻繁にプログラムが停止したりするので、なんとかしないといけない。大抵の場合はいったん電源を切って再度コンピュータのシステムを立ち上げなおすしかないのである。俗に言う「リセット」という作業で、専門的にはそのリセットにより「メモリーの解放」という作業をしていることになる。沈着冷静なコンピュータでさえ「頭が情報で一杯になって判断不能」に陥るのであるから、我々生身の人間は行き詰まってにっちもさっちも行かなくなっても至極当然である。そんな時の対処法は、コンピュータと同じく「リセット・リスタート」がいちばん簡単・確実な方法なのである。最近のウィンドウズは、コンピュータを作動させながらこういったメモリーの満杯状態を常時監視し、ストライキを起こしにくいように制御できるらしい。人間でも、鍛えられてくるといちいち本格リセットをせずとも、部分リセットを行いながら、いろいろなことを同時進行で処理できるようになるのかもしれない。その処理可能量が人間の性能の目安なのかもしれないが、私のような凡人は、こまめにリセットをすることが「フリーズ予防」にも欠かせないものであると自戒している。

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