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- スマホネック - Posted date: 2018年8月30日 01:11
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №118 カルテ69 <整形外科、生活改善> スマホネック 2018/7/24  ...
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- 右心不全 - Posted date: 2018年5月17日 15:46
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №117 カルテ68 <循環器内科・内科> 右心不全 2018/4/24 ...
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- 口内炎 - Posted date: 2018年1月 4日 14:21
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №116 カルテ67 <歯科口腔外科・皮膚科・内科> 口内炎 2018/1/4(木) ...
- Category: NKH健康ライフ講座
- ヒアリについての豆知識 - Posted date: 2017年10月31日 13:55
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №115 カルテ66 <救急科・アレルギー科> ヒアリについての豆知識 2017/10/23(月) &n...
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- 人畜共通感染症 - Posted date: 2017年8月 8日 14:03
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №114 カルテ65 <内科・感染症内科> 人畜共通感染症 2017/7/24(月) ...
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- リレーエッセイ(Medical Tribune) - Posted date: 2017年5月 2日 16:26
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- Medical Tribune リレーエッセイ「時間の風景」 2017/2/2 安心と納得の医療を求めて、医...
- Category: その他の執筆記事
- 下肢静脈瘤 - Posted date: 2017年4月25日 13:48
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №113 カルテ64 <血管外科> 下肢静脈瘤 2017/4/24(月) &nbs...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 鼻血(鼻出血) - Posted date: 2017年1月10日 13:44
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №112 カルテ63 <耳鼻科> 鼻血(鼻出血) 2017/1/4(火) &nb...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 偏食 - Posted date: 2016年11月 2日 12:58
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ62 <偏食外来、総合診療科、心療内科など> 2015/10 (総論) 今回は「偏食」というテーマを頂き...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 秋バテ - Posted date: 2016年7月27日 15:38
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ58 <内科> 2015/8 (総論) 夏バテに呼応して秋口に体調を乱すことを「秋バテ」といつしか呼ばれるよう...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 紫外線アレルギー - Posted date: 2016年5月10日 13:29
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №109 カルテ60 内科、皮膚科、アレルギー科 2016/4/25  ...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 男性の冷え性 - Posted date: 2015年11月24日 15:15
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ59 診療科 東洋医学科、内科 2015/11 (概説) 「冷え性」は、いわゆる病名ではなく、手足を中心に体の...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 医療正義と医療満足度の向上のために―社会医という選択肢 - Posted date: 2015年10月10日 11:30
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- 鉄門いまむかし 医療正義と医療満足度の向上のために ―社会医という選択肢 ...
- Category: その他の執筆記事
- 多汗症 - Posted date: 2015年7月27日 13:45
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №106 カルテ57 皮膚科、心療内科 2015/7/27 ...
- Category: NKH健康ライフ講座 | シリーズ執筆
- 坐骨神経痛 - Posted date: 2015年5月18日 16:50
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №105 カルテ55 内科、神経内科、整形外科、ペインクリニック 2015/4/27 ...
- Category: NKH健康ライフ講座
- だから大切!女性のからだ相談室 病院・医師選び - Posted date: 2015年2月10日 14:38
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- だから大切!女性のからだ相談室 《第4回》 いきいき女性専用ドックコーナー ...
- Category: 取材・対談
- ヒートショック - Posted date: 2015年1月 5日 10:32
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №104 カルテ55 救急科、内科、循環器科 2015/1/5 &n...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 負担増でもこだわり重視 自由診療じわり - Posted date: 2014年10月30日 14:34
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- らいふプラス 医 療 日本経済新聞(夕刊)...
- Category: 取材・対談
- 腸閉塞 - Posted date: 2014年10月23日 15:01
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №103 カルテ54 消化器内科、消化器外科 2014/10/20 ...
- Category: NKH健康ライフ講座 | シリーズ執筆
- てんかん - Posted date: 2014年7月28日 13:27
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №102 カルテ53 神経内科、内科、脳外科 2014/7/28 ◯...
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- 大動脈解離 - Posted date: 2014年5月26日 11:13
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №101 カルテ52 心臓血管外科、循環器内科 2014/4/28 ...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 脂漏性皮膚炎 - Posted date: 2014年2月27日 11:12
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №100 カルテ51 皮膚科 2014/1/6 ○ 概説 ○ 脂肪...
- Category: NKH健康ライフ講座
- COPD(慢性閉塞性肺疾患) - Posted date: 2014年2月 3日 02:48
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №99 カルテ50 内科、呼吸器科 2013/10/21 ○ 概説 ○ 慢性閉塞性肺疾患の英語名の頭文...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 風疹 - Posted date: 2013年9月 7日 17:30
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 №98 カルテ49 内科、小児科 2013/7/22 ○概説○ 日本では俗に「三日はしか」と呼ばれてい...
- Category: NKH健康ライフ講座
- ギランバレー症候群 - Posted date: 2013年9月 7日 17:02
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ48 神経内科 2013/4/22 ※今回「Terra Letter」3号を皆様に配...
- Category: NKH健康ライフ講座
- ラジオ式音声コンテンツメニュー追加いたしました。 - Posted date: 2013年3月25日 00:21
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- ラジオのように「音声」でお聞き頂ける情報(コンテンツ)を「Terra Radio」として新規メニュー作成いたしました。 じっくりお聞き頂いても、バックグラウンドでお聞き頂いても良いかと思います。...
- Category: お知らせ
- VERY白熱教室第7弾「3歳児神話のリアル非リアル」 - Posted date: 2013年1月25日 22:28
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- VERY 2月号 VERY白熱教室第7弾 「3歳児神話のリアル非リアル」 2013年1月7日発行 (株)光文社 VERY白熱教室第7弾「3歳児神話の...
- Category: 取材・対談
- 潰瘍性大腸炎 - Posted date: 2013年1月 7日 23:53
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- 大腸の粘膜に原因不明の炎症が起こる病気であり、この数十年間は新たに発症する患者が増加しています。最近の日本での患者は10万人を超えています。一般には、若年者に多いのですが、中高年の発症も増えてきています。現在のところ、原因は特定できていません。免疫や食生活環境の変化が関与しているのではと推定されています。 完全に治す特効薬はありませんが、症状を抑え、普通の生活ができるようにコントロールする事は可能になってきましたので、独特の症状がある場合は、早めに専門医に相談することをお勧めします。
- Category: NKH健康ライフ講座
- アナフィラキシー - Posted date: 2012年10月15日 19:34
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ46<救急>アナフィラキシー 2012/10/15 特定の原因物質により引き起こされた全身性のアレルギー反応をア...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 急性肝炎 - Posted date: 2012年7月23日 23:51
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 「カルテ45」急性肝炎 2012/7/23 【概説】 肝臓に起こる急性(数日から数週間単位のスピード)の炎症性疾患...
- Category: NKH健康ライフ講座
- Interview「患者と医師結ぶ民間版侍医サービス」 - Posted date: 2012年6月25日 11:34
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- 6/22のフジ産経ビジネスアイ新聞に、寺下先生へのインタビュー記事が掲載されました。 全文はこちらから。
- Category: 取材・対談
- 尿路結石 - Posted date: 2012年5月14日 10:31
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- 腎臓で作られた尿が排出される尿管→膀胱(ぼうこう)→尿道までの経路を尿路といい、その経路上に石が生じると尿路結石となります。臨床的に問題になることが多いのが、腎臓の出口から膀胱までの間の尿管と呼ばれる部分に石が詰まった状態で、その状態を尿管結石と呼びます。比較的頻度の高い病気の中で、胆石や痛風とともに痛みの強い代表的病気の1つです。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 男性更年期障害 - Posted date: 2012年1月18日 18:19
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- 女性の更年期障害は、疾病概念としてほぼ確立されて、診断基準や治療法も研究が進んでいます。病院でも婦人科を中心に一般的に診療がされています。一方、男性更年期障害が注目されるようになってきたのは最近であり、現時点では必ずしも医学界においてコンセンサスが得られた疾患というわけではありません。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 糖尿病 - Posted date: 2011年10月 7日 19:45
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ42<内科>糖尿病 2011/10/7 糖尿病はかつての肺結核のように今や日本の国民病といわれるようになりました...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 熱中症 - Posted date: 2011年7月22日 18:35
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ41<救急救命科、内科>熱中症 2011/7/22 (概説) 人間の身体は、いろいろな環境に適応できるように自...
- Category: NKH健康ライフ講座
- テニス肘(使い過ぎ症候群) - Posted date: 2011年6月29日 17:39
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- 上腕骨(いわゆる二の腕の部分にある骨)の肘に近い部位に付着する筋肉(正確には腱と呼ばれる)に慢性のストレスがかかることにより、長期にわたり継続する運動痛を生じる疾患です。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 『医療判断』について - Posted date: 2011年2月18日 15:04
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- Vol.5 『医療判断』について ...
- Category: その他の執筆記事
- 不眠症 - Posted date: 2011年1月22日 17:07
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- 国民の2割以上が悩んでいると推定される「不眠症」…
- Category: NKH健康ライフ講座
- 加齢黄班変性症 - Posted date: 2010年11月 1日 10:47
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- 成人の失明原因として欧米では1位、我が国でも生活の欧米化で4位にランクされる怖い病気…
- Category: NKH健康ライフ講座
- 肺結核 - Posted date: 2010年10月15日 18:31
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ36<内科、呼吸器科>肺結核 2010/10/15 日本では、じつに4人に1人が感染している可能性があるといわれ...
- Category: NKH健康ライフ講座
- りす倶楽部 「共感と同情」 - Posted date: 2010年9月20日 13:12
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- 医療や看護やカウンセリングの心がけの基本は「傾聴と共感」だとよく言われる。この共感に似たようなものに「同情」がある。どうも日本人は「同情」が好きなようで
- Category: その他の執筆記事
- アタッチメント ベビーマッサージ - Posted date: 2010年8月 7日 19:27
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- ベビーマッサージは“無条件の信頼”のキャッチボール…
- Category: 総合監修
- くも膜下出血 - Posted date: 2010年7月21日 10:45
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- 人一倍健康に留意し、体を鍛えているはずの元プロ野球選手が突然、くも膜下出血で前途を絶たれたニュースはショッキングなものでした…
- Category: NKH健康ライフ講座
- 1分肩回しで病気をみるみる治す! - Posted date: 2010年5月14日 11:07
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- 病気は血行不良、低体温が引起こす。血行改善で免疫力をアップする!! 血流改善でカラダ本来の力を活性化させ自己治癒力を高める!
- Category: 著書
- セカンドオピニオンはどうとる? - Posted date: 2010年3月 3日 21:35
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- 治療法の選択や決断を迫られた患者さんの医療決断支援を専門に活動しているのが、寺下医学事務所(東京都)の寺下謙三代表。セカンドオピニオンをとる前に必要な心構えについて聞きました。
- Category: 取材・対談
- Dr.寺下コラム インフルエンザを向かえ撃つ - Posted date: 2010年3月 2日 18:07
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- 医学の歴史は「様々な病原体とのせめぎ合い」の歴史とも言えます。最近流行の歴史ドラマの登場人物が病に倒れる場面をみても、たいていは当時流行していた感染症です。
- Category: ノエビア健康倶楽部
- パニック障害 - Posted date: 2009年9月30日 18:24
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ35<精神科、心療内科>パニック障害 2009/9/30 急に息が詰まる感じと、このまま死んでしまうのではないか...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 新型インフルエンザ - Posted date: 2009年8月14日 18:22
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- この春、メキシコに端を発して世界中に広がった新型インフルエンザ。日本では夏場にいったん勢力を弱めたものの、秋以降にはより強力なインフルエンザとして流行するのではないかともいわれています…
- Category: NKH健康ライフ講座
- 心室細動 - Posted date: 2009年1月20日 16:14
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- 最近、公共の場所などで見かけることの多くなった「AED」。
- Category: NKH健康ライフ講座
- インフルエンザ - Posted date: 2008年11月25日 19:41
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- 秋の深まりとともに、朝晩は冷え込む日も目立ってきました。気温が下がるにつれ、インフルエンザの流行に関する二ュ一スを目や耳にする機会も増えてきます。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 特定健診 - Posted date: 2008年8月19日 09:03
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- もうすぐ当社も定期健康診断の季節がやってきます。今回は、今年度から導人された「特定健康診査』について寺下先生に解説していただきました。メタボの診断に内心ドキドキしていらっしゃる方もいるのでは。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 1日12秒お腹ぺったんこダイエット - Posted date: 2008年8月 5日 19:20
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- お腹周りマイナス7センチ達成!挫折なし、食事制限なし、リバウンドなし ただ、お腹周りを測るだけ!そして永遠にボディマネジメントする力をつける 21日間でやせてきれいになる!最強プログラム
- Category: 総合監修
- 「肩まわし」に関するコラム【壮快】 - Posted date: 2008年7月 1日 15:22
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- 肩を後ろに回す「肩回し」は、現代人の姿勢をリセットする、最適のトレーニングです。姿勢というのは、見た目の美しさの問題だけでなく、健康状態にも大きな影響を与えます…
- Category: その他の執筆記事
- ドライアイ - Posted date: 2008年5月 9日 11:18
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- ドライアイとは涙(涙液るいえき)の量が減ったり、その機能が低下することにより眼球の表面部分である角膜(黒目の部分)や結膜(白目の部分)になんらかの障害が生じている状態を総称した病態です。病態の理解のために、涙の役割の主なものを列挙してみる。角膜や結膜の乾燥を防ぐ。角膜の表面を滑らかにして光の屈折を整える。角膜や結膜への栄養を運んだり異物や不要物を洗い流す。感染を防ぐ。涙はこのよな重要な役割を果たしています。「たかが涙、されど涙」といったところでしょう。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 人 ひと - Posted date: 2008年3月 1日 16:18
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- 常に患者の側にいる。“侍医”として、患者の総合的な医療判断を支援し、必要に応じて約1000人の登録医師と連携する「主侍医倶楽部」を1990年から運営している。
- Category: 取材・対談
- Dr.寺下コラム 有害物質と健康 - Posted date: 2008年2月23日 12:00
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- 最近ブームの「デトックス」 という概念は、横文字になっているだけで、古来より「解毒」という言葉として存在しています。人間にとって基本的な関心事だからでしょう。我々は、生命の維持に必須のものを摂取する際に、なんらか有害物も少なからず取り込んでしまっています。
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 私を救う医者はどこ? - Posted date: 2008年1月29日 10:48
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- 最適な医療を受けるための方法をアドバイス <よろず相談クリニック 13のエピソード> 正しい医療とは? 医師と患者の理想的な関係とは? 医療判断医として医学界を広く見渡せる著者が、数多くのケーススタディをもとに、適切な医療の選び方をやさしく解説します。
- Category: 著書
- かかりつけ医 対話が生む信頼 - Posted date: 2008年1月20日 16:34
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- 体の変調をまずは診てもらい、治療から専門病院の紹介まで行う「かかりつけ医」。 高度に専門化した現代医療で効率的な受診体制を支える縁の下の力持ちとして注目が集まっている。 医師としての活動のほか、寺下医学事務所(東京・千代田)で会員制のかかりつけ医制度である「主侍医倶楽部」を主宰、早くからそ の有効性に注目してきた。
- Category: 取材・対談
- 白血病 - Posted date: 2008年1月15日 18:02
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- 白血病は「血液のガン」として知られていますが、正確には骨の中心部にある骨髄中に存在する造血幹細胞と呼ばれる細胞がガン化する病気です。造血幹細胞とは血液中に存在するすべての細胞の元になるものです。
- Category: NKH健康ライフ講座
- ひと チャレンジングな医療者たち - Posted date: 2008年1月 7日 17:54
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- 「患者さんのための実践医療判断学」を刊行しました
- Category: 取材・対談
- 記者の目 - Posted date: 2008年1月 7日 17:54
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- 自らを「医療判断医」と呼び、「医療判断学」という独自の学問領域を開拓、東京・飯田橋で自由診療の寺下医学事務所・附属クリニックを開設している寺下謙三医師 (1972年東大卒)と初めてお会いしたのは84年(昭和59) 年頃だったと思う。もう20余年が経っている。
- Category: 取材・対談
- 貧血 - Posted date: 2007年10月16日 13:38
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- 血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態を貧血と定義しています。ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶための役割をもつ蛋白ですが、血液が赤色であるのはヘモグロビンの色です。 このヘモグロビンの合成のためには鉄分が必須であり、貧血のなかで最も頻度の高いもの は「鉄欠乏性貧血」と呼ばれるものです。
- Category: NKH健康ライフ講座
- アクティビティ手工芸士 - Posted date: 2007年9月20日 18:53
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- 脳のなかの名医 近年「脳科学」といわれる分野の研究がとみに進歩している。単に、頭の良し悪しや運動を制御する 仕組みや喜怒哀楽との関係などについて表層的にとらえるだけでなく、脳の奥深い神秘にまで科学のメスは切り開こうとしている。
- Category: その他の執筆記事
- 認知行動療法としての脳ダイエット - Posted date: 2007年9月18日 17:49
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- 気分障害やうつ病、パニック障害、強迫性障害などの療法として、世界的に導入されている認知行動療法は、健康的なダイヱットにも役立っています。
- Category: その他の執筆記事
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 - Posted date: 2007年8月 1日 18:55
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- 口から肛門までの聞を消化管と呼んでいますが、口、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門という順序でつながっています。それぞれは食べ物を消化し吸収するために役割を分担しています。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 家族の一人ひとりが尊重される快適な空間作り - Posted date: 2007年6月 2日 18:58
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- 便利なことこの上ないユビキタス居住空間だが、最新技術だけではやはり生活に潤いがない。どうすれば心と身体にやさしい快適な居住空間がつくれるのか。各分野の専門家に聞いてみよう。
- Category: 取材・対談
- 高血圧 - Posted date: 2007年5月15日 00:00
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- 血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の壁を圧迫する力のことで、
- Category: NKH健康ライフ講座
- ストレスを感じさせない、家づくり - Posted date: 2007年4月18日 21:02
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- 住み心地のいい家とは、どういうものなのか。家族が生活する場だけに、誰しも健康で快適に暮らしたいと願うもの。 ここでは、住宅が心身に与える影響について、 7 年前に住宅を新築 された寺下先生に、自らの体験を交え語ってもらう。
- Category: 取材・対談
- 医療判断学の現場から - Posted date: 2007年4月14日 00:00
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- 医療判断学の現場から医療を支えるものには , 医学だけではなく経済学あり複雑な要素が絡みあっているが、本日の話を簡単にするために“医療は医学の実践の場である " と定義してみたい 。
- Category: 医学のあゆみ
- 症状別問題解決ナビゲーションチャート - Posted date: 2007年4月 9日 00:00
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- 納得して治療を受けるために患者も予習・復習が大切たとえば頭痛やめまいなどの自覚症状があっても、「どんな治療を受けたら良いのか」「何科を受診すれば良いのか」がわからない方や、インターネットや本で調べてみても、それぞれ、書いてあることが微妙に違っていたりして、「治療を受ける際には、何を基準にすれば良いの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
- Category: ウェルライフブック
- 第5回 医療にさらなる興味を - Posted date: 2007年2月28日 10:32
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- 主侍医としてクライアントの健康管理に当たる私の健康管理のポイントは食事です。深刻な事態につながりやすい病気のほとんどは血管系とがんですから、血管をきれいにしてコレステロールを下げるような食品を食べる。何かをやめるより、何かを摂取する方が気分は良いものです。それも嫌いなものより、好きなもので補うという形が望ましいと思います。その方が長続きしますからね。
- Category: 日経WagaMaga:健
- 第4回 「主侍医」という制度 - Posted date: 2007年2月28日 10:30
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- 天皇陛下の健康を見守る「侍医」を範に、私は仲間たちと「主侍医倶楽部」を設立しました。今から16年前のことです。平時からクライアントの健康管理をすることと、決断のサポートをするのが「主侍医」の役割。病気になってから初めて出会う主治医と患者さんの関係に比べ、健康時から接している「主侍医」とクライアントの関係は、ずっと近いと言えます。会社における会計士さんと考えていただければ、イメージしやすいのではないでしょうか。
- Category: 日経WagaMaga:健
- 第3回 信頼できる医師を探す - Posted date: 2007年2月28日 10:28
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- セカンドオピニオンという言葉が定着して久しいですが、理想を言えば、最初から良い治療を受けることがベストです。セカンドオピニオンも結構ですが、日本は何事も行き過ぎる傾向があり、次から次へと違う医者の意見を求める「ドクターショッピング」につながる可能性があります。
- Category: 日経WagaMaga:健
- 第2回 「標準治療」と違ったら - Posted date: 2007年2月28日 10:24
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- もしメディアで報道される「標準治療」と、自分が受けている治療が異なる場合でも、一概にレベルが低い治療とは言えません。それには、次のような理由が考えられます。
- Category: 日経WagaMaga:健
- 第1回 標準治療とは - Posted date: 2007年2月28日 09:49
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- 日本の医療技術は世界トップレベルにありますが、多くの患者さんは自分が的確な治療を受けているのか、常に疑問を抱いています。医療の分野が進歩し、細分化したため、同じ病気でもさまざまな治療法が用いられているからなんですね。
- Category: 日経WagaMaga:健
- 「仮面高血圧」は高リスク - Posted date: 2007年2月19日 13:06
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- 昼間に病院で測ってもらう血圧は正常なのに、早朝や睡眠中に上がってしまう-こんな人がかなりいるらしいことがわかってきた。病院の検査や診察ではわからないことから「仮面高血圧」とも呼ばれる。
- Category: 取材・対談
- 安心と幸福の医学 - Posted date: 2007年2月16日 21:04
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- 健康なときから身近にいて、さまざまな医療決断をサポートしてくれる「医師患者システム」が究極の安心と幸福の医学だと自ら実践して16年になります。その経験から、最近の日本の医療が進んでいる方向に非常に危機感を感じていることをお話ししたいと思います。人間のあらゆる知恵は「幸福」を求めています。医療ももちろん同様で、多くの医師や医療人は人の幸せのために頁献したいと日夜がんばっています。
- Category: その他の執筆記事
- うつ病 - Posted date: 2007年1月15日 15:01
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- WHOの調査によれば、有病率は人工の3~5%となっています。また、生涯のうち5~25%の人がこの症状を体験するとも言われている頻度の高い病気といえます。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 性善説ルネサンス(最終稿) 筆を折る - Posted date: 2006年11月24日 17:29
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- 突然のタイトルに驚かれた方もいらっしゃるでしょう。継続して読んでいただいていた読者の方にご説明とご挨拶をいたしたいと思います。当欄のシリーズエッセイはまもなく10年目を終えようとしていたところでした。担当の編集の方も3代目になる長期連載となりました。10年間もお読み続けていただいた方は本当に数少ないと思いますが、長らくのご愛読に心から感謝申し上げます。
- Category: 性善説ルネサンス
- 性善説ルネサンス⑦ 扇動と洗脳 - Posted date: 2006年10月24日 17:11
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- テロのニュースが世界中で相次いでいる。「物騒な話だねえ」と彼岸の話では済まされなくなっている。そもそも彼岸の話だからどうでもよいという類の話でもない。特に近年起こった「自爆テロ」は、全世界の人々を恐怖と不安に落とし入れた。他の動物もそうであろうが、人間にとって最も嫌なことは「不安」なのである。不安の余り、最後の選択肢である「自殺」をする人が後を絶たないのであるから間違いない。
- Category: 性善説ルネサンス
- セルフコントロールで生活習慣病に打ち克つ!! - Posted date: 2006年10月16日 14:34
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- 高齢化の波が押し寄せている日本。ライフスタイルの変化も相乗し、生活習慣病を患う人口が急増しています。毎日の生活習慣病の積み重ねで生じることから命名された生活習慣病ですが、何より、自信の健康管理で大半が防げます。生活習慣病は、正しく理解して、その予防や改善に自らで積極的にとりくむことが何より大切です。
- Category: 取材・対談
- 痛風(高尿酸血症) - Posted date: 2006年10月15日 19:37
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- 高尿酸血症の患者さんの1割くらいが、関節の中に尿酸の結晶が生じて、強い痛みを伴った発作を引き起こしますが、この発作を痛風と呼んでいます…
- Category: NKH健康ライフ講座
- 「標準治療」最新版(第3版) - Posted date: 2006年10月 3日 13:01
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- -家庭医学書・医療の水先案内書のデファクトスタンダードをめざして- 念願の第3版を上梓することができました。前回の改訂版でも同じような書きはじめであったと記憶しております。魂を込めて何かをつくった場合、その製作者は出来上がった瞬間に次の改良を考えているのではないでしょうか。BMWやフェラーリ、日本の車メーカーでも、新車を世の中に送った時は、すでに次のフルモデルチェンジの設計をはじめていると聞きます。 この「標準治療」の監修者としての私は、仲間のドクターたちが「そこまでやる監修者は聞いたことがない」というくらい製作の実務に携わりました。全体設計、執筆専門医の選定と執筆依頼、目次や医学語解説、医学分野の専門的校正、受診のコツの作成など、私と私どもの事務所のスタッフドクターが直接行っています。そんなわけで出版社の編集者もかえってやりづらいだろうなあと思いましたが、ライフワークの一環としての本書への取り組みの熱意に免じてお許しを願っています。それだけ熱を入れてつくったものだからこそ今回も「念願の改訂」となったわけです。 そうはいっても、原点、初心を忘れてはなりません。本書の製作ポリシーを再度振り返るために、初版の「総監修にあたって」から一部を抜粋します。
- Category: 総合監修
- 性善説ルネサンス⑥ 良心は幸福になるための必需品 自己のためにも利他主義であれ - Posted date: 2006年9月24日 16:40
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- 私は、医療活動の基本理念を「安心と幸福の医学」としている。そもそも医学の大きな目的のひとつは「医療に還元され役立つこと」である。それでは医療の目的は何か。「病気を癒すことによって人々に健康と安心を与え、幸せな生活を送ってもらうためのインフラ的役割を担うことである」と私は考えている。「健康であることが人生の目的」という人は、まずいないだろうから、良い医療が人生の目的になってしまってはいけない。また、一般にインフラは「便利」で「安心」であることが要求されるが、それらは幸せな生活に役立つように設計されている。
- Category: 性善説ルネサンス
- 性善説ルネサンス⑤ 職業人としての「良心」「使命感」が必須となる - Posted date: 2006年8月20日 03:55
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- 慶應義塾大学医学部の4年生を対象に、「医師としての判断・行動の際の心構え」をテーマとした3日間連続の集中講義と全員参加型の実習を11年間続けている。その実習では、実践さながらのきわどい決断のシミュレーションを行っているのだが、実習が進むにつれて医学生たちの目も真剣になる。講師の私だけでなく教室や私の事務所のスタッフも熱くなり、決して手を抜くどころではない。講義が終わると、主任教授らとともに反省会を開き、翌日の講義に備える。そんな熱心さが学生たちにも伝わるという好循環を生んでいる。
- Category: 性善説ルネサンス
- 胃食道逆流症(逆流性食道炎) - Posted date: 2006年8月17日 16:54
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- 胃酸を含んだ胃の内容物が食道に逆流することにより食道粘膜に炎症をきたし、胸焼けや胸部の痛み不快感をきたす逆流性食道炎が本症の大半を占めます。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 性善説ルネサンス④ 性悪説の感染力は強い 個人の力で打破できるか - Posted date: 2006年7月24日 16:28
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- 「朱に交われば赤くなる」「類は友を呼ぶ」などとよく言われる。小さい頃にこの言葉を親から聞かされた人は、40歳以上の方が多いのではないか。友人の及ぼす影響は大きいということだが、これは現代でも同様だろう。 テレビなどのマスコミや、インターネットを通じた友人もどきたちが大きな影響力を持つようになった。怖い話だと私は思っている。そもそも人間は、一人では幸せになれないということを生得的に知っている。
- Category: 性善説ルネサンス
- 性善説ルネサンス③ 正直者は馬鹿を見る 良心ある人を評価せよ - Posted date: 2006年6月24日 16:26
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- 良心をもたない人たち』(草思社)の感想を書くと前回約束した。その本の著者マーサ・スタウトによると、同書のタイトルは、人口の約4%にのぼるという反社会性人格障害を持つ人を意味する。 冒頭の言葉が印象的であった。「あなた自身が良心の呵責がまったくないという状態を想像できるだろうか」という問いかけである。多くの読者は、そんな想像はとてつもなく困難であることに気づくだろう。良心と知能はお互い無関係な要素であるからだ。
- Category: 性善説ルネサンス
- 性善説ルネサンス② 果たして人間の良心は脳科学で解明されるか - Posted date: 2006年5月24日 16:23
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- 「脳科学」ブームである。マスコミではその一部分だけを面白おかしく取り上げて、一部の専門家を猿回しの猿のごとく扱っているから、大衆はなんとなく理解した気分になっている。毎度のことである。私も売れない猿になったことがあるからよくわかる。 確かに、世界中の研究者たちにより脳の機能について細部にわたり研究が重ねられ、膨大な研究成果が次々と明らかにされている。
- Category: 性善説ルネサンス
- 性善説ルネサンス① 世の中に流れる性悪説 性善説は復活するのか? - Posted date: 2006年4月24日 16:18
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- 昨今の世の中の事件や出来事や新しい制度の仕組みなどを観察すると、その底辺には「性悪説」が流れていることに気づく。 我々の世代(昭和中期生まれ)が青春時代だった頃、「愛する人のために死ねるか」というテーマの本がベストセラーになった記憶がある。最近では『世界の中心で、愛をさけぶ(セカチュゥ)』や「冬ソナ」がヒットしたが、人間にとって「愛」というものは永遠のテーマなのであろう。
- Category: 性善説ルネサンス
- 前立腺肥大症 - Posted date: 2006年4月15日 10:46
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- 約3割の人では50歳代から前立腺肥大が始まります…
- Category: NKH健康ライフ講座
- 魂を売らないということ⑪ お金には印がついている - Posted date: 2006年3月24日 16:06
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- 《日々着実に地味な仕事を実行し 稼いだお金に魂の透かしを入れる》 3つの戒めを守る医師がスーパードクターの条件 このテーマでの最終回になった。執筆している今は、ライブドアショックから一週間経ったところである。 一カ月ほど前、「患者さんとの関係」をテーマにした、若い医師向けに医師の心構えについての話をするセミナーの依頼があった。大体、この手の話は「自分のことは棚に上げて」するのが相場である。そのセミナー用に作成したスライドの一部をご披露する。
- Category: 魂を売らないということ
- 魂を売らないということ⑩ 何と比較するのか - Posted date: 2006年2月24日 16:04
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- 《リニアモーターカー 加速減速錯覚相対性理論》 比較評価と絶対評価 人間の順応力に驚く 「取材旅行」と言えばずいぶん格好よい響きがあるが、エッセイのネタ探しを兼ねて今年は国内各地に行った。その流れで先日上海を訪れた。目的の一つはリニアモーターカーを体験してみることでもあった。「世界に誇れるもの」を体験することはホスピタリティーの研究には欠かせないと思っているからだ。
- Category: 魂を売らないということ
- あきらめない! 手を抜かない! やりすぎない! - Posted date: 2006年2月10日 10:08
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- 自分の身体のことを安心して任せられる医師が、あなたにはいますか。 水と医療はただ同然と思われてきた日本の医療現場に、ここ数年、変化が起き始めている。従来の保険診療と一線を画し、医療者が診療料金を決める“自由診療”のクリニックが増えてきたのだ。当然、医療費は高めだが、医師がじっくりと患者の話に耳を傾け、患者と話し合いながら医療方針を決めていくため、患者の満足度は高い。 東京・千代田区のJR飯田橋駅から歩いて5分の『寺下謙三クリニック』は、16年前、時代の先頭を切って自由診療をスタートさせた。
- Category: 取材・対談
- 代謝症候群(メタボリック症候群) - Posted date: 2006年1月25日 16:00
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- 肥満、高血圧、脂質代謝異常(高コレステロールなど)、耐糖能異常(糖尿病)などの病気が複数重なり、心筋梗塞(こうそく)、脳卒中など重い動脈硬化症の病気に進む危険性が高くなった状態を総称した概念です。それぞれの疾患の程度が軽症であっても、それらが重なってしまうと重い病気を引き起こす可能性が急激に高くなるのでこのような病気を引き起こす可能性が急激に高くなるのでこのような概念が提唱されるようになりました。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 魂を売らないということ⑨ 「うずしお」に思う - Posted date: 2006年1月24日 16:01
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- 《信念を通すか、曲げるか、持たないか、それとも》 人間社会にもある渦と凧 信念ある場所に渦が生じる 鳴門の大塚美府館を訪れたついでに、観光船に乗り「うずしお」を見た。鳴門海峡に行けはいつも渦潮か見られると思っていたが、そうではない。一日のうちでも見頃の時か決まっている。潮の干満の時間によるものである。
- Category: 魂を売らないということ
- imidas2006 - Posted date: 2006年1月21日 15:03
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- 何事においても、行動を起こす前には判断・決断が存在する。人間は生きていくうえで絶え間ない決断の連続をこなしている。その中でも特に重要な決断として医療決断がある。診断の役割は医師が担うが、医療決断は患者側が担うことになる。セカンドオピニオン、本やインターネット、マスコミなど様々な判断材料を集めて、最終的には自分自身が判断・決断することになる。それが、インフォームド・チョイスに代表される、自己責任医療の根本思想である。
- Category: イミダス「健康」分野
- スーパーファーストオピニオン - Posted date: 2006年1月18日 12:16
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- セカンドオピニオンについて考察する前に、その言葉の定義を碓認したい。以下に、本誌「月刊新医療」2004年2月号に掲載した文章を改変し、記載してみる。「患者が受けている診断や治療について、現在の、に主治医以外の医師から求める別個の意見のこと。医師が患者に診断名やいくつかの治療法を説明し、勧められた治療法に同意するという考えはインフォームドコンセントと呼ばれ、米国では一般化している考え方である。この制度を支える仕組みの一つとしてセカンドオピニオンがあるとも言える。
- Category: その他の執筆記事
- 魂を売らないということ⑧ 夢をみるには力が必要 - Posted date: 2005年12月24日 15:56
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- 《医師や医学生の夢を育てる社会のまなざし》 力のある医師は夢をみなくなる? 「ホネツギマン」という可笑しいタイトルの映画を観た。好きな脚本家の一人であるイーサン・コーエンが製作に加わっているということで興味を持った。しかし、今日のテーマはそのあらすじにはあまり関係ない。登場人物のセリフのなかで「夢をみるには力が必要なんだ」というようなセリフが気になったからである。
- Category: 魂を売らないということ
- 魂を売らないということ⑦ 当たり前の原点に戻って考える - Posted date: 2005年11月24日 15:49
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- 《助けてくださいと連呼する政治家へっぴり腰の医師》 選挙戦のなかで気づいた候補者たちの異様な光景 今回の総選挙は歴史に残りそうな選挙であった。小泉首相が郵政民営化の成否を賭けて行った解散に基づく選挙であり、自民党が圧勝をおさめた。大方の予想通りであったが、自民造反議員、刺客と呼ばれた候補、政権を狙う民主党の三つ巴という、 対岸の火事の立場からはおもしろい選挙となった。
- Category: 魂を売らないということ
- 魂を売らないということ⑥ 科学的職人である医師 - Posted date: 2005年10月24日 15:47
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- 《“手を抜かない”“あきらめない”“やりすぎない”を肝に命ずべき》 信頼できる医師の定義は極めて困難 医療決断のお手伝いをする「主侍医」という私の仕事にとって、信頼できる医師仲間と親密な関係を継続的に保つことを要求される。 この「信頼できる医師」の定義はきわめて難しい。学歴、肩書きだけでは判断できないことは、今や誰もが承知している。あちこちで「名医」が取り上げられる。
- Category: 魂を売らないということ
- 名医を医師が紹介 - Posted date: 2005年10月10日 10:21
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- 名医を医師が紹介「Dr.情報ファイル」と書かれた3冊のファイルが、内科医の寺下謙三さん(52)の事務所(東京都千代田区)の書棚に並んでいる。 大学教授 ①小児腎臓学②ネフローゼ/先天性腎臓疾患/尿細管機能異常症③透析/腎生検/超音波④親御さんには常に親切に対応し、納得されるまで丁寧に説明 総合病院皮膚科部長 ①外用療法学②アトピー性皮膚炎/乾せん③色素性病変のレーザー治療④楽しい皮膚科、明るい皮膚科⑤ゴルフ…… 医師名と①専門②治療が得意な病気③医療技術④モノトー⑤趣味などが記入されたンートがとじられている。その数は1千人を超す。
- Category: 取材・対談
- 魂を売らないということ⑤ 魂を入れ直すことは可能か? - Posted date: 2005年9月24日 15:45
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- 《ある程度可能だとしても、そのプロセスは非常に難解》 生活習慣の改善でさえとてつもなく困難な作業 つい先日、大学の同窓会の企画で、単に先輩と呼ぶには、今や有名になりすぎた養老孟司先生の講話をお聴きするチャンスに恵まれた。 そのなかで「血液型性格判断が本当なら、まあ一生血液型は変わらないことになっているから、性格も変わらないことになりこます。
- Category: 魂を売らないということ
- 免疫力をアップしてガンと戦う - Posted date: 2005年9月 1日 10:24
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 免疫力をアップしてガンと戦う …ゲスト…鈴木達夫先生 自然派健康倶楽部 2005年秋号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 魂を売らないということ④ 再度、オセロ型 敵対反応とは - Posted date: 2005年8月24日 15:43
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- 以前、このエッセイのシリーズで「オセロ型心理反応」と題した文章を書いたことがある。共感したり、同情したり、親しく接していた人が、何かのきっかけで一旦敵対したとたんに、今までの共感とは裏腹に「あいつはこんなことを言っていた」などと正反対の反応をすることがよくある。オセロゲームで一つの駒を白から黒に変えるだけで、ぱたばたと周辺の白い駒が、一気に黒に変化するのと似ていることから私が命名した心理学的反応であるが、人の心が傷つく大きな要因の一つである。
- Category: 魂を売らないということ
- 食中毒 - Posted date: 2005年7月25日 15:55
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- 暑さの厳しくなるこの時期から秋にかけて、食中毒の発生しやすい季節です。食中毒の感染者数は30年にわたってあまり減少する兆しがありません。毎日の食事でも発生する機会は意外と多いものです。基本を押さえた正しい予防により、食中毒の被害に遭わないように心がけましょう。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 魂を売らないということ③ 魂の維持費 - Posted date: 2005年7月24日 15:41
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- 「医者と弁護士と坊さんは、特に誠実でなければならない。なぜならば『人の不幸をもとにしての職業』だから」。私が尊敬している友人の医師Nさんが生前よく言っていたことである。私自身、職務に苦しくなって「少しぐらい魂を売ってもいいかな」と思いたくなった時に自分に言い聞かせる言葉である。彼のことはこのエッセイで以前に紹介したが、アルツハイマー病の世界的研究者であり、47歳の若さで胃がんにて他界した。
- Category: 魂を売らないということ
- 魂を売らないということ② 魂の価値 - Posted date: 2005年6月24日 15:38
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- 一般に「物を売る」ということは、そのものに値段が付いている。または、売り手と買い手がいて需給関係で-応の値段が付く。我々が、「魂を売る」時はどういった価値基準で取引を行っているのだろうか。最近、「ライブドア対フジテレビお家騒動」がマスコミを賑わした。随所に「魂のバーゲンセール」や高級品に見せかけた「魂桐の箱詰め商法」が見られたことには、異論を唱える人が少ないと思う。「やっぱり、魂にも値段があったんだ」ということになろう。
- Category: 魂を売らないということ
- ADHD - Posted date: 2005年6月22日 10:54
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” ADHD …ゲスト…平山 諭氏 自然派健康倶楽部 2005年夏号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 五月病 - Posted date: 2005年5月25日 15:51
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- 新入生が新しい環境の変化に馴染めずに、知らず知らずのうちに自分の殻の中に閉じこもり心のスランプになってしまう状態は5月病としてよく知られています。近年、学生の五月病は減り、代わって、職場環境の激変する現代を反映するように社会人に同様の症状が多く認められるようになりました。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 魂を売らないということ① 安易な道、困難な道 - Posted date: 2005年5月24日 15:34
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- 今年のタイトルは何にしようかと迷った。例年、自分に言い聞かせるキーワードをタイトルに1年間エッセイを書くことにしている。昨年は「顔馴染み」をキーワードとして意識して活動してきた。もちろん、今までタイトルにしたことは有効期限1年ではなく、無期限であるつもりだ。そういう意味でも、今年のタイトルは「悪魔に魂を売らない厳しさ、信条」としようと考えた。
- Category: 魂を売らないということ
- PTSD - Posted date: 2005年5月15日 18:02
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 カルテ20<精神科・心療内科>PTSD 2005/10/15 大地震やテロや大事故が起こるたびに、このPTSDという病...
- Category: NKH健康ライフ講座
- GolfのCM に登場しました - Posted date: 2005年5月10日 10:32
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- スイングを変えずに球筋を変える。完全カスタムフィツティングゴルフクラブを体感 。 「真っすぐ飛んで、曲がらない」 「今までより20ヤード飛距離が伸びる」 「多少、スイングに問題があっても、クラブの方で合わせてくれる」 そんな話を聞き込み、半信半疑で「魔法のクラブ」を作ってくれるというカスタムフィッティングのクラブメーカー、ソリッドコンタクツのR&Dスタジオに出かけてみる
- Category: 取材・対談
- グローバルより顔なじみ⑫ 安心の顔馴染み 顔馴染みの落とし穴 - Posted date: 2005年4月24日 12:12
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- 顔の見えないクローバルより、顔馴染みを大切にすることがIT時代の今こそ大切という意味を込めて、一年間書いてきた。私は医療判断医という独自の仕事をする心療内科医であると自称している。患者さんのさまざまな悩みに接し、不安を軽減するお手伝いをしている。病気の不安、誤診の不安、もっと良い治療があるのではという不安、人間関係の不安など、世の中なんと不安だらけなんだろうと痛感する。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 老化には6つの顔がある - Posted date: 2005年4月20日 00:23
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- 同じ年齢なのに、老けている人もいれば、はつらつと若々しい人もいます。老化は、人によって違うのでしょうか。「体のさまざまな器官のピークは15歳から20歳くらいまでにあり、以後は徐々に落ちていきます。老化の原因はさまざまですが、誰でも20歳ごろから始まっているのです。ただ、落ち込み方、老化の進み方は一様ではありません。なだらかにソフトランディングするか、どこかの時点で急激に落ち込んでしまうかで老化の表れ方は異なります」と寺下謙三先生。
- Category: その他の執筆記事
- 私たちの味方になる、医療情報の入手法は? - Posted date: 2005年4月10日 10:41
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- どんなに良い治療法、病院があっても知らなければ意味がありません。 本やネットから知っておくと良い情報と、その選び方を紹介します。 病院選びは巷の評判や看護師の話を聞くこと。情報開示も判断の材料。 病院へいくなら大病院や大学病院と思っている人は相変わらず多いが、そういった病院が必ずしも良いとはいえないようだ。医療事故などもとくに少ないというわけではなく、予約制にもかかわらず1時間も2時間も待たされた挙げ句、診察5分ということも珍しくない。
- Category: 取材・対談
- 21世紀の医療の風 - Posted date: 2005年4月10日 10:37
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- すべてはクライアントのために 侍医のような医療サービスを通じて新たな医療の道を歩み続ける寺下謙三さん(寺下医学事務所) 患者の視点に立つ医療が、いまほど求められる時代はありません。 心にふれるサービス、安全管理の充実、快適な施設環境の整備… 。理想的な医頼に求められるキーワードはそれぞれ信頼を寄せるのに十分なフレーズてす。一方、連日のように医療不信を募らせるニュースが報じられています。
- Category: 取材・対談
- 株式会社「ツルハ」社内講演 - Posted date: 2005年4月 9日 18:35
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- 株式会社「ツルハ」社内講演
- Category: 講義・セミナー
- グローバルより顔なじみ⑪ 人柄も能力のうち - Posted date: 2005年3月24日 12:11
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- 人間の能力を評価する指標はい〈つもある。かつては「IQ知能指数」一辺倒であり、その批判から「EQ」という和訳すると情緒能力とでもなる指数が、何年か前にもてはやされた。知能指数以外にも、客観的に判断しやすいものとして体力や運動能力、各種芸術的能力、経済力、取得権威など枚挙にいとまがない。高学歴、スポーツランキング上位者、売れている芸術家、お金持ち、大会社役員や大学教授など、一般的に「あの人は偉い」と評価されたり、妬まれたりする対象となる。「頭が良いとかお金持ちなどというより、人間にとってもっとも大切なものは人柄だよ」とまことしやかに言われるのもこれまた事実である。
- Category: グローバルより顔なじみ
- アレルギー - Posted date: 2005年3月 1日 11:21
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” アレルギー …ゲスト…小幡徹先生 自然派健康倶楽部 2005年春号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- グローバルより顔なじみ⑩ むしろ頭デッカチとなるも 心デッカチとなるなかれ - Posted date: 2005年2月24日 12:09
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- 一般に、科学一辺倒や理論優先的で計算高い考えに対し、「頭デッカチ」と批判的に使われることが多い。私は心理医学的面接という手法で、心の不調を訴える患者さんや重病時の医療決断の支援活動を行っている。その基本的な理論に認知心理学がある。-言で言えば「気分や衝動で行動せずに、理性や思考のもとで行動するよう心がけると苦しい感情が落ち着くものである」という理屈である。これは宗教的教えでなく、科学的説法であるところが新鮮である。人が行動をする時は、大きく分けて思考か、気分で決断する。人間のさまざまな感情や気分と思考とは密接な繋がりがあり、また、それらと免疫や自律神経などが複雑に絡み合っていることが解明されてきた。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 子どもの不安症 - Posted date: 2005年2月20日 17:31
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- 青年期境界型の基本病理は遺伝的な内因と過去・現在の外因が複雑に絡み合った「親子の間の心の距離感」 にあることが多い。医師やカウンセラーは長い目で対応していくことが大切である。S子さんは、現在大学四年生で、今後の進路を考えている最中です。就職にするか、専門学校に行くか、迷っています。積極的な迷いではなく、どちらだったらやっていけるのかという具合です。しかし、思い起こせば、大学二年生のときは、このまま大学生活を続けられるのか危ぶまれ、生きているのもつらかったわけですから、ずいぶんとよくなったものです。ここでは、S子さんとの長い間の治療面接を踏まえて、子どもたちの不安の心理を一般読者に伝えたいと思います。ひとつの試みとして、S子さんが主人公である私小説風に描いてみたいと思います。S子さんのプライバシーに配慮し背景設定などを他の患者さんの状況などと組み合わせるなど工夫を施してあります。S子さんの内面に関しては、理解しやすさに配慮し、思い切った想像もまじえてみますが、あくまでも心理面接の事実にもとづいた範囲にとどめたいと考えています。
- Category: 共著
- 慢性肝炎 - Posted date: 2005年1月25日 15:48
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- 現在200万人以上の患者数とも推定される慢性肝炎ですが、肝癌の原因ともなる肝硬変へ進行するおそれもあるため、非常に注目されている病気です。厚生労働省は平成14年度から、総額600億円の予算を投入して40歳以上のすべての成人にB型、C型肝炎の検査を実施するという対策をとっています。肝炎とはあらゆる原因による肝臓の炎症の総称で、その原因も様々です。今回は肝硬変の原因の90%を占めると言われている、慢性のウイルス肝炎の概論を説明します。
- Category: NKH健康ライフ講座
- グローバルより顔なじみ⑨ 必学!心理学的ファンデルワールス力 - Posted date: 2005年1月24日 12:07
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- 今日は、少し難しい言葉を覚えてほしい。「ファンデルワールスカ」という物理学の用語である。2個の原子が非常に接近すれば、相互の弱い結合作用が生じるという自然の法則である。そしてその相互吸引力は、それぞれの原子に特有のファンデルワールス半径と呼ばれるものの和に近づくまで増大し、それよりもさらに近づいてしまうと、今度は正反対に強く反発しあうという現象が起きるのである。しばしば自然界の現象は、人間関係の学習に役立つことが多い。
- Category: グローバルより顔なじみ
- imidas2005 - Posted date: 2005年1月21日 15:10
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- 密室医療から契約サービス医療へ移行? 医療の情報開示に基づき 自己責任選択で自分の健康を守る時代。 元来、医師の缶sじゃの関係や「父親的温情主義」に近いといわれてきたが、医療技術の進歩、個人の様々な自由と権利の芽生え、契約・訴訟時代の台頭などの環境変化が生まれ、アメリカを中心にして「契約サービス業としての医療」という感慨方が主流となりつつある。現状の日本国民は「医は仁術に基づくお任せ医療的安心」を心の中では望みつつ、「時代に即応した情報開示に基づく自己責任的医療」を推し進めていくべきだという矛盾を内包する、ある種の戸惑い状態にあるのではと分析される。しかし、自分の責任で医療を選択して治療を受ける傾向は進むだろう。
- Category: イミダス「健康」分野
- 消化器外科 NURSING - Posted date: 2005年1月 1日 03:40
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- 「医療の仕組みをアレンジしていくだけでも、安心で快適な医療環境をつくることができる」というコンセプトのもと、20年前、仲間の医師らと私的医学医療シンクタンク(現寺下医学事務所)を創設しました。設立当初は電子カルテや医師の相互コンサルトシステムなどの開発を行いましたが、行き着いたところがローテクノロジーの「主侍医」という考えでした。今までの「主治医」は、日本の保険システムの制限で「病気になってからの担当医」ということであるのに対して「健康なときからそばにいる医者」という意味です。まさしく皇族の「侍医」のような役割を受け持つ医師です。主侍医は、交響楽の指揮者や飛行機の管制塔のような役割を担いますが、なによりも患者さん(主侍医としてはクライアントと呼んでいます)のさまざまな医療決断を支援することがおもな役割です。
- Category: その他の執筆記事
- グローバルより顔なじみ⑧ 自然に顔馴染みは通用しない - Posted date: 2004年12月24日 12:05
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- 大雨、台風、新潟地震とこのところ自然災害が相次いでいる。政治問題や企業汚職なとのニュースが陰に隠れる勢いである。これだけ苛酷で凄まじい自然の猛威にさらされ、現代文明もたじたじといったところである。ついにあの不滅の新幹線も脱線した。奇跡的に犠牲者が出なかったのは、人間の叡智なのか神の情けなのか判然としない。これだけ厳しい自然の試練を与えられると、少なくとも人間同士いがみ合ってはいけないなあという思いが募る。それでも、人は人を妬み嫉み、他人を騙してでも自己の利を追求し、自己の快楽に走る歴史を繰り返すのであろうか。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 黒酢 - Posted date: 2004年12月 1日 11:34
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 黒酢 …ゲスト…林 輝明先生 自然派健康倶楽部 2004年冬号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- グローバルより顔なじみ⑦ 気にかかった言葉"見ぬもの清し" - Posted date: 2004年11月24日 12:03
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- 最近、読んだ本のなかで「見ぬもの清し」という言葉が気にかかった。概して人の目に映りやすいものは汚く見えて、目に見えないものは清く正しく見えやすいという意味だ。一昔前は「末は博士か大臣か」と、わが子に期待する未来をこの言葉に託したものだが、今は政治家も、大学教授や医者なども一概に尊敬される職業ということではなくなってしまった。マスコミなどにより、一部の人たちの醜態があまりにも日常的に身近に知るようになったからである。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 最適な医療・最適な家 - Posted date: 2004年11月21日 18:22
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- 自分にとって最適な医療・最適な家 -建主と患者の決断を支援するシステムとは- 私たちが病気になつたときの治療に欠かせない医師。そして、私たちの生活の場である家づくりに欠かせない建築家。どちらも、私たちが健康で快適な暮らしをしていくのに重要な役割を担っています。しかし、多くの人にとって医師や建築家は、どう選んだらいいのかよくわからない存在です。レストラン選びや美容院選びなら、若い頃から多少の失敗を繰り返しながら選択眼を養っていく機会がありますが、医師や建築家についてはありません。人生はじめての難事に立ち向かうことになった時に、いきなり必要になるのが医師であり建築家なのです。
- Category: 取材・対談
- 過敏性腸症候群 - Posted date: 2004年10月25日 15:45
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- 過敏性腸症候群は、レントゲンや内視鏡などの検査で腸の炎症や腫瘍など、異常が無いにもかかわらず下痢や便秘といった便通異常を繰り返す、腸が正常に機能しない疾患です。現在のストレス社会で増加が注目されています。
- Category: NKH健康ライフ講座
- グローバルより顔なじみ⑥ 顔馴染み王国 イタリア! - Posted date: 2004年10月24日 12:00
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- 夏休みを利用して家族4人でイタリア旅行に行った。初心者向けパッケージツアーで、わずか6泊なのにミラノ、ヴェネチア、フィレンツェ、ローマ、カプリと足を伸ばしたのだから、毎日バスで移動の大忙しツアーである。私は言い訳がましく、「今回のツアーは目次旅行と命名して、次回からの旅行の準備である」と言い張っている。このツアーのよくできたところは、しっかりした添乗員がいて、さらに観光地の先々で専門のガイドが手配されているということだ。寺院や美術館ごとに専門のガイドと的確に待ち合わせをしているから驚きである。
- Category: グローバルより顔なじみ
- グローバルより顔なじみ⑤ 策略は名誉の友よ コリオレイナス! - Posted date: 2004年9月24日 11:56
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- 先日、劇団昂のシェイクスピア公演「コリオレイナス」を観劇した。勇敢な武将であるが、プライドが高く、執政官に推薦されるも民衆への媚びた挨拶をどうしてもできない。「なんでも慣例に従ってやらねばならぬというのか? そうであれば昔からの塵がそのままたまり、間違いばかりが山のようにうず高く積もり、真実は埋もれかくされるだろう」
- Category: グローバルより顔なじみ
- 『標準治療2004・2005』のポイント - Posted date: 2004年9月21日 18:35
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- 自分が受けている治療は標準的で適切なものか? という疑問に答えるべく、2002年4月に発刊された家庭版ガイドラインとも言うべき『標準治療2002・2003』(日本医療企画発行)。2年の時を経て今年8月に、さらにスケールアップした改訂版『標準治療2004・2005』が上梓される。総監修者の寺下謙三氏に、同書発刊の意義と改訂のポイントを聞いた。
- Category: その他の執筆記事
- 女性のためのこころとからだクリニック - Posted date: 2004年9月 9日 13:51
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- 「健康と医療フォーラム」の特別シンポジウム「女性のためのこころとからだクリニック」が8月8日、東京・江東の東京ビッグサイトで開かれた。対馬ルリ子・ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック院長、高木博美・高木ひろみ乳腺レディースクリニック院長、野田順子・野の花メンタルクリニック院長、寺下謙三・寺下医学事務所所長兼寺下謙三クリニック院長が「信頼できる″マイドクターを持つライフスタイルヘ」をテーマに意見を交わした。司会は「日経ウーマン」の野村浩子編集長。
- Category: 講義・セミナー
- 大豆イソフラボン - Posted date: 2004年9月 1日 13:09
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 大豆イソフラボン …ゲスト…久保田芳郎先生 自然派健康倶楽部 2004年秋号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- グローバルより顔なじみ④ 個人と集団の違いとは - Posted date: 2004年8月24日 11:54
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- 「三人寄れば文殊の知恵」という格言がある。凡人でも3人寄れば文殊菩薩のような知恵が出る、という意味である。これはこれで納得できるが、このことわざを捩もじって「百人寄ればサルの知恵」と私は変化球を使っている。弱い人間も集団になると結構怖い。小学校や中学校などの「いじめ」もたいていはこの図式である。子どもたちの集団が一人の子どもをいじめるのが通例であって、一人の独裁者的な子どもが他の子ども集団をいじめるというような話はあまり聞いたことがない。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 標準治療 2004・2005 - Posted date: 2004年8月21日 17:47
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- 医療福祉関係者必携!この1冊で、現在最新スタンダード医学のレベルがわかる『標準治療 2004・2005』 家庭版ガイドラインともいうべき実用的な最新医学事典 。あなたのホームドクターとして、安心できる「セカンドオピニオン」の最新版!あなたが知っている医学知識で本当に安心できますか?よりよいサービスを受けるには、サービスを提供する側だけではなく、受ける側にも知識や努力が求められる。医療サービスの品質を高めていくためにも、双方が前向きの努力を踏まえた信頼関係を積み重ねていくことが必要だ。
- Category: 総合監修
- 適応障害 - Posted date: 2004年8月20日 19:13
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- 「適応障害は職場や学校、家庭などの環境面で適応できないために生じるだけでなく、自分へのプレッシャーから生じることもあります。物事をまじめに考えやすいなど、自己因子要因にもよります。簡単にいえば学校や会社に行けないなど、日常的に当然のことが行えない状態になります。一番いい治療法はストレス因子がなくなること。しかしその状況が変わらない場合には、症状に合った薬を用いて対症療法を行います。心の病はガンと同じで早期発見、早期治療が大事です」
- Category: 取材・対談
- グローバルより顔なじみ③ 割れ窓理論に思う - Posted date: 2004年7月24日 11:52
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- 今やニューヨークは、東京よりも安全だと言われるようになった。数十年前のニューヨークを知るものにとっては信じがたい話らしい。自慢ではないが、私は、昔のNYも今のNYも知らない。聞きかじりとさまざまな報道や記事から想像しているだけである。昨今の日本、特に東京での生臭い事件報道を見るにつけ「少なくとも日本の安全神話はとっくの昔に崩壊している」と納得がいく。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 株式会社「ツルハ」社内講演 - Posted date: 2004年7月18日 18:47
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- 株式会社「ツルハ」社内講演
- Category: 講義・セミナー
- 肺炎 - Posted date: 2004年7月15日 18:20
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- 肺炎は、いろいろな病原体が肺へ感染して起こる、肺の炎症の総称です。
- Category: NKH健康ライフ講座
- グローバルより顔なじみ② 顔馴染みは双方向、有名は一方通行 - Posted date: 2004年6月24日 11:50
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- 「グローバルなんて気取るより、これからの僕は顔馴染みを大切にして、こじ んまりと生きてゆきたいと考えるようになった」と、最近、話すことが多い。すると、意外や意外、「私もそう思います!」と友人たちから賛同共感の嵐(少し大袈裟か?)なのである。心理学でいうところの人間関係の基本は「ストローク」と呼ぶ人間同士の触れ合いである。つまり、一番基本的日常的なストロークは「挨拶」ということになり、「おはよう」「ありがとう」「よおっ」などがそうである。反対に、マイナスストロークの最大のものは何であるか、想像がつくであろか? 悪口、陰口、中傷、攻撃などではなく、答えは「無視」、つまり「しかと する」ことなのである。
- Category: グローバルより顔なじみ
- 慶應大学医学部薬理学教室 社会薬理学講義&実習 - Posted date: 2004年6月17日 18:52
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- 慶應大学医学部薬理学教室 社会薬理学講義&実習風景社会薬理学の講義にあたって『株式会社病院』について考えてみよう実際の『医療判断』を体験してみよう
- Category: 講義・セミナー
- 腸のはたらきを助ける成分 - Posted date: 2004年6月 1日 13:30
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 腸のはたらきを助ける成分 …ゲスト…光岡知足先生 自然派健康倶楽部 2004年夏号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- グローバルより顔なじみ① 幸せなグローバル、不幸せなグローバル - Posted date: 2004年5月24日 11:47
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- 新しいテーマを考える時期になった。毎年この時に、自分自身に言い聞かせたいことを1年の題目としてモチーフづくりをしている。数年前より、仕事上においてもプライベートな場においても「グローバルな時代に対応しないと…」とよく言われる。周囲もなんとなく「その通り」とうなずいている。実はこのところ、私はこの「グローバル」ということに大変疑問を抱いている。
- Category: グローバルより顔なじみ
- C型肝炎 - Posted date: 2004年4月27日 17:23
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- 【相談】先日、友人がC型肝炎のキャリアであることがわかりました。発症すると、肝硬変や肝臓ガンになると聞き、非常に恐怖感を持っているようです。どういう人がC型肝炎のキャリアの可能性が高いのですか。 (42歳・男性)
- Category: 日経ヘルス
- 市販薬の飲み方 - Posted date: 2004年4月27日 17:17
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- 【相談】 子宮内膜症です。月経時の痛みがひどく、市販の鎮痛薬で抑えていますが、3時間に1度くらいのまないと、痛みが治まりません。主治医は、市販の薬で痛みが抑えられるなら、のんでもかまわないといっていますが、本当に体に害はないのでしょうか。(29歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- インフルエンザ - Posted date: 2004年4月25日 15:43
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- インフル工ンザは毎年日本において11月から3月にかけて流行を起こす。世界的にも最も罹患(りかん)率の高いウイルス感染症です。ヒトのインフル工ンザウイルスには、A・BおよびC型の3種類が存在しますが、臨床的にはA(A香港型とAソ連型)とB型が問題となります。普通の風邪と異なり、急激な発熱や関節痛やだるさなど強い全身症状を特徴とし、乳幼児や高齢者、もともと病気を持つ人がかかった場合、重症化して肺炎や脳症などの合併症により死に至ることがあります。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 一生懸命足るを知る⑫ 品質の良い日用品 - Posted date: 2004年4月24日 11:44
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- ウイリアム・モリスという芸術家は、大量生産でつくられる手作り感のない安っぽい日用品で生活環境が埋められていく現状を憂い、「美術館に飾られるような芸術作品ではなくて、日用品や部屋の装飾として使われるようなものとして、手作りで品質の良いものをつくりたい」とカーテンや壁紙などをデザインすることにしたという。 私は「質実剛健」ということが好きだが、単に生活を質素にするために、お金をかけずに100円ショップですべてをまかなうのが「質実剛健」の権化というわけではないと考えている。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 一生懸命足るを知る⑪ 80%の働き蜂 - Posted date: 2004年3月24日 11:42
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- ある友人から面白い話を聞いた。出所はテレビ番組のなかで、ある学者が発表していたということである。内容の真偽を確かめずにここでご紹介するのは気が引けるが、何もここで学問的考察をするわけではないのでお許し願いたい。 働き蜂の集団についての話である。100匹の働き蜂をよく観察してみると、80%の働き蜂はよく働くが、20%はサボっているというのである。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 健康安心がすべてに優る - Posted date: 2004年3月20日 04:32
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- 健康な時から、傍にいて健康管理のアドバイスと最善の医療を受けられるように水先案内をすることを目的にした「主侍医」を実践して14年になる。病気になってから治療を担当する 「主治医」 とは似て非なるものという意味で 「主侍医」と造語した。医師のアドバイスにお金を払う、しかも健康な時から契約をしてまで、というおおよそ日本ではなじまないこのシステムにいち早く理解を示してくれる人はいるだろうか、と最初は周囲からも 「コンセプトは理解できるが勇気ある行為」と皮肉的称賛を浴びた。 大学の医局とは独立し、医師会にも属さず、保険診療も行わないといった、医者を守る三種の神器を自ら放棄したからである。
- Category: その他の執筆記事
- 健康とまちづくり - Posted date: 2004年3月15日 19:39
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- 平成15年度 まちづくり講演会「健康とまちづくり」
- Category: 講義・セミナー
- 基本を守ることが体脂肪を減らすベストな方法 - Posted date: 2004年3月 1日 13:44
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 基本を守ることが体脂肪を減らすベストな方法 …ゲスト…野坂和則氏 自然派健康倶楽部 2004年春号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 一生懸命足るを知る⑩ ノー・ハッピーマンデイ - Posted date: 2004年2月24日 11:40
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- 今まで、何度か書いてきたが「ゆとり教育」や「働きすぎる日本人」という前近代的な言葉を信じているシーラカンスのような日本人かまだ結構いることに再度警鐘を鳴らしたい。「まじめな日本人」「安全な日本」を信じる人々にも同様である。 今や日本の休日は、土曜、日曜、祭日を合計すると3分の1は休みという勘定になる。昭和28年の生まれの私が働きだして10年間ぐらいは土曜も働くのが通常であった。
- Category: 一生懸命足るを知る
- スーパーファーストオピニオン - Posted date: 2004年2月21日 18:45
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- セカンドオピニオンの定義セカンドオピニオンについて考察する前に、その言葉の定義を碓認したい。以下に、本誌「月刊新医療」2004年2月号に掲載した文章を改変し、記載してみる。 「患者が受けている診断や治療について、現在の、に主治医以外の医師から求める別個の意見のこと。医師が患者に診断名やいくつかの治療法を説明し、勧められた治療法に同意するという考えはインフォームドコンセントと呼ばれ、米国では一般化している考え方である。この制度を支える仕組みの一つとしてセカンドオピニオンがあるとも言える。日本では、独白の日本人的気質や保険制度の面からもまだまだ一般的ではない。
- Category: その他の執筆記事
- 慢性胃炎・胃もたれ - Posted date: 2004年1月25日 15:41
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- 慢性胃炎は、胃酸の分泌などに関与する胃の粘膜が薄くなって、本来の胃の機能が低下した状態を言います。通常、食べ物は胃液の分泌と胃の蠕動ぜんどう運動により2時間から3時間程度の間に消化されますが、ストレスなどによって胃の働きが悪くなると消化するのに時間がかかり、食べ物が長く胃にとどまることにより胃もたれやむかつきの原因となります。原因・・・暴飲暴食、香辛料、カフェイン類の摂り過ぎ、喫煙、不規則な生活、ストレス、また鎮痛剤など、ある種の薬剤などが引き金となって起こりますが、胃・十二指腸潰瘍や胃癌などの病気に伴って起こることもあります。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 一生懸命足るを知る⑨ 意識の低下 - Posted date: 2004年1月24日 11:36
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- 最近、電車のなかの広告で「学力の低下より気力の低下が心配」なる予備校のキャッチフレーズを見て共感した。同じことが、われわれの属する医療界でもいえるし、政治や経済の社会にも言えるのではないだろうか。人のつくったコピーを勝手に使うわけにはいかないので、「知識の貧困さではなく、意識の貧困さを憂慮」という独自の(といっても基本パターンは真似なのだが〉コピーを考案した。
- Category: 一生懸命足るを知る
- imidas2004 - Posted date: 2004年1月21日 15:24
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- ●良い物は消費者が作る●日本医療発展のための分岐点●アメリカの医療が理想か?●医療の窓口になる医師を探す病気への新しいアプローチ ・低髄液圧症候群 ・脳ドック/未破裂動脈癌 ・代替医療 ・性差医療 社会環境と病気 ・ロングフライト血栓症 エコノミークラス症候群 ・化学物質過敏癌/シックハウス症候群/シックスクール症候群/杉並病 ・痴呆 健康管理のキーワード ・健康平均寿命 ・健康日本21 ・健康増進法 ・人間ドック
- Category: イミダス「健康」分野
- 一生懸命足るを知る⑧ 50歳寿命説 - Posted date: 2003年12月24日 11:38
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- つい先日、親友でもあり医学医療の道の戦友といっても過言でない大切な仲間をがんで亡くした。 西本征央慶應大学医学部教授。アルツハイマー病の世界的な研究者であった。彼とは十数年来の付き合いであるが、特にこの7年間は慶應大学の研究室での医療判断学という新しい講座の開設と、アルツハイマーの防御因子ヒューマニン(彼が命名した)に関する研究仲間として密接な関係にあった。同じ和歌山出身の2年後輩でもあったこともあり、最後の6ヶ月の闘病生活や告別式に際しては兄弟として過ごさせていただいた。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 肝臓を健康に保つ食事法 - Posted date: 2003年12月 1日 14:14
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 肝臓を健康に保つ食事法 …ゲスト…林 茂樹先生 自然派健康倶楽部 2003年冬号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 一生懸命足るを知る⑦ 挑発的攻撃・非挑発的攻撃 - Posted date: 2003年11月24日 11:33
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- この夏に家族で行った沖縄の水族館に、いわゆる人食いザメと呼ばれる凶暴な鮫が飼育されていた。その説明に「人食いザメとはあまり正確な呼び名ではない。人間を食べることが本来の習性ではなく、たまたま争ったりして血を流すと、それに刺激されて攻撃してくるのである」というようなことが書かれてあった。なかでも面白かったのは、鮫の攻撃には「挑発的攻撃」といって、他の生物がなにか仕掛けてくることにより反撃する場合と、なにもしなくても攻撃してくる「非挑発的攻撃」との二通りあるという説明である。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 医療判断医という選択 - Posted date: 2003年11月20日 19:34
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- 「赤のカードに賭けなさい」プロのギャンブラーはそんなアドバイスをした。答えは簡単である。赤のカードが20枚、黒のカードが15枚入っていることが分かっていたからである。しかし、私は、黒のカードを引いてしまった。プロのギャンブラーのアドバイスは間違っていたのか?医療の話をしているのに、賭け事のたとえ話を引き合いに出して不謹慎と言われかねないのを承知で冒頭のたとえ話を作った。医療方針の判断、決断に際して、それらは確率に左右されることゆえの不確実性を体感していただきたいため敢えて単純な例示をした。
- Category: その他の執筆記事
- 慶應大学医学部薬理学教室 社会薬理学講義&実習 - Posted date: 2003年11月 3日 19:10
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- 慶應大学医学部薬理学教室 社会薬理学講義&実習風景社会薬理学の講義にあたって『臓器移植問題』について考えてみよう
- Category: 講義・セミナー
- 糖尿病予防 - Posted date: 2003年10月27日 17:30
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- 【相談】親をはじめ、親類には糖尿病を患っている人が多く、自分も糖尿病の素因があるのではないかと気にしています。また、出産した子供が4kg以上あったことから、医者にも「将来糖尿病になる可能性がある」といわれました。防ぐ方法はありますか? (34歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- 子供のダイエット - Posted date: 2003年10月27日 17:28
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- 【相談】子供の生活習慣病予備軍が増えていると聞きます。わが子もかなり太り気味で、将来が心配です。それほど食べているとは思えないのですが、遺伝が関係あるのでしょうか? 太っている子の8割は太った大人になると聞きますが、何歳くらいまでにやせさせるのがいいのでしょうか?(42歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- 高コレステロール - Posted date: 2003年10月27日 17:25
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- 【相談】高血圧症と高脂血症(悪玉コレステロールのLDL値が高い)です。これらにいいといわれる食品をいろいろ食べたり、毎日1時間のウォーキングをしていますが、コレステロール値がなかなか下がりません。体質的なものでしょうか。(63歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- 糖尿病 - Posted date: 2003年10月25日 15:38
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- 現在わが国では約600万人の糖尿病患者がいると考えられ、特に40歳以上の国民ではその10人に1人が糖尿病であるといわれています。糖尿病は自覚症状がないだけに、治療がされないまま放置されることが多く、悪化してからでは厳格な食事制限やインシュリン注射治療など、苦痛を伴う治療を余儀なくされます。“境界型”“糖尿病予備軍”と診断された段階で、病気の重要性を自覚することが大切です。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 一生懸命足るを知る⑥ 海は魚に、空は鳥に お任せします - Posted date: 2003年10月24日 11:29
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- 先この夏、仲のよい先輩に誘われ、ハワイ島で行われた世界心身医学会に参加した。ハワイといえば海の遊びばかりを想起するだろうが、金槌なるわが夫婦は、陸のハワイ島を堪能することに決め込んでいた。そんな中でも、マウナケアという4200m級の山頂で、夕日と星空を眺めるツアーが圧巻だった。車で山頂まで行ける世界で最も高い山だという。もちろん、高山病の危険性もある。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 一生懸命足るを知る⑤ 「まあいいか」で済まされない人間関係の間合い - Posted date: 2003年9月24日 11:27
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- 先日、初島に行く機会があり熱海から連絡船に乗った。港に近づいた頃、別の船が対向し通過していった。その船の通った後の波が結構大きい。海上が穏やかなだけに、対向する船の作った波は大きく感じられ、「あの波でこちらの船も揺れるだろうなあ」と一瞬身構えたが、案外、少しの揺れで済んだ。こちらの連絡船は比較的大きな船であったからであろう。もし、こちらが小さなボートであったら、あの波では相当揺れただろう。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 環境ホルモンとたたかう栄養素スピルリナ - Posted date: 2003年9月 1日 14:30
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 環境ホルモンとたたかう栄養素スピルリナ …ゲスト…黄堂泰昌氏 自然派健康倶楽部 2003年秋号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 一生懸命足るを知る④ 高度な医療制度と不安と不満 - Posted date: 2003年8月24日 11:25
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- 高品質で快適な医療を受けるための水先案内役が私の中心的な仕事である。人呼んで、いや自分では「主侍医」と呼んでもらっている。近年、日本の医療の発達ぶりには目を見張るものがある。しかるに、今の医療に不安や不満が続出しているという厳然たる現状がある。せっかく進化した医療技術があるのにこんなに国民が医療に不安や不満を持っていてよいのだろうか、というのが私の発想の単純な原点である。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 『夏だる』撃退術! - Posted date: 2003年8月22日 11:18
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- 毎日暑くて食欲もないし、もううんざりというあなた。今はやりのマイナスイオンや酸素グッズ、飲用酢、ゴーヤなどでカンタンに夏バテは解消できます。入浴&快眠のコツも満載なので参考にして! 「ストレスで内臓の血流が悪くなり、胃腸障害から食欲が低下。栄養不足でますます体は弱り、食欲がなくなるとい悪循環に陥ってしまいます」と寺下謙三先生。汗をかくことで不足しがちなビタミンやミネラルを補うために、夏野菜を積極的にとりましょう。「夏バテはほうっておくと重大な病気につながることも。あたりまえのようですが、体にいいものを積極的に食べ、ぐっすり眠ることが一番の解消法です」
- Category: 取材・対談
- ユニークなサービス - Posted date: 2003年8月10日 10:57
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- 主侍医契約によりオーダーメイド医療を提案 いまや医療(機関)を疑う時代。情報化社会の進展に伴い、患者側の医療を見る目が厳しくなり、医療訴訟も増加傾向にある。このような時代の流れを反映するかのように、弁護士のような契約スタイルで医療のコーディネートを行ったり、最適な医療機関を提供するサービスが登場している。ここでは、こうしたユニークなサービスの内容について紹介する。
- Category: 取材・対談
- サーズ(SARS) - Posted date: 2003年7月25日 15:20
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- SARSウイルスによる重症急性呼吸器症候群(Severe Acute Respiratory Syndrome:SARS)の感染は「制圧状態に近づきつつある」(世界保健機関:WHO)ものの未だ治まらず、世界的な脅威となっています。今回はSARSについて現時点でわかっていることをまとめてみました。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 一生懸命足るを知る③ 参加することだけに意義があるか? - Posted date: 2003年7月24日 11:23
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- 「オリンピックは参加することに意義がある」と、かの有名なクーベルタン男爵は言った。この言葉が独り歩きし、いろいろな場面で「そんなに頑張らなくてもいいよ」的な意味で使われる。「足るを知る」理論によって考えてみると、「勝負にこだわらずに参加して楽しむことだけで満足しなさい」という解釈が一見成り立つ。これは良識ある見解のようにみえるが、使い方によっては軟弱、邪悪な要素を含むことになる。
- Category: 一生懸命足るを知る
- 社会学的背景と心理学的情況を配慮した医療判断学を提唱 - Posted date: 2003年7月10日 10:51
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- 主侍医システムを立ち上げるまでの発想 「侍医のような役割を、顧問弁護士のような契約で」というコンセプトで主侍医を提供するのが、寺下医学事務所である。 侍医は皇族などの健康状態や疾病を常時、ウォッチする役割を負う医師で、″天皇の主侍医″といえば、ピンと来るだろう。 寺下謙三医師が日本ではまだ特殊なこのような仕事を展開するに至ったのは、19年前にさかのぼる。 「医療の新しい仕組みづくりの提案と実践を通じて、医療の品質の向上に貢献する」ことを目的に、寺下医師は1984年、医学部時代の同級生たち十数名と立ち上げた事務所が″トータル・メディカルシステムズ″(現寺下医学事務所)であった。
- Category: 取材・対談
- 一生懸命足るを知る② 愛着と執着の紙一重分析 - Posted date: 2003年6月24日 11:19
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- 物事に「こだわり」は大切である。 「シェフのこだわりの一品」と聞くと、お腹がグーとくるし、著明な作家のこだわりの万年筆や原稿用紙と聞くと、あやかりたいものと飛びついて買ってしまうのは私だけではないであろう。 私は、車好きである。長年乗っていると、愛着が湧いてくる。 たとえ、次にほしい車がでてきても、今の車を下取りに出すのは忍びない。という理由で、いつのまにか車の保有台数は増えてしまう。
- Category: 一生懸命足るを知る
- ストレス社会と心の主侍医 - Posted date: 2003年6月20日 19:52
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- 「見た目は健康,でも心はポロポロ」「ぼろは着てても心は錦」どちらがよいか,簡単な問題のようであるが難しい問題でもある。私は映画鑑賞が趣味の1つであり,映画の中の,気の利いた台詞が特に好きである。「セント・オブ・ウーマン」というアル・パチーノが主役の退役軍人を演じる映画のなかで,彼が次のように語る。 「私は軍の指揮官として,多くの若者が戦闘で手や足を失うのを目の当たりに見て,戦争の悲惨さを思い知らされた。しかし,もっと悲惨なことがあることを知った。若者たちがそれをなくしてもっとみじめな姿になるものがあることに気づいた。それは『人間としての心』である。
- Category: その他の執筆記事
- テーラーメイド治療を実現する『医療判断医』 - Posted date: 2003年6月10日 11:01
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- 普段から自分の健康を相談できるプライベートドクター 自分の病気にはどの医療施設や医師が適切なのだろうか。 また、自分の健康状態をじっくり相談できる医師がいたなら、どんなにか心強いことだろう。 そんな願いを実現してくれる医師、それが医療判断医であり、「主治医」ならぬ「主侍医」 というプライベートドクターです。
- Category: 取材・対談
- 脳の栄養素ホスファチジルセリン - Posted date: 2003年6月 1日 14:45
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 脳の栄養素ホスファチジルセリン …ゲスト…矢澤一良氏 自然派健康倶楽部 2003年夏号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 一生懸命足るを知る① 足るを知りすぎた日本人 - Posted date: 2003年5月24日 11:12
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- 私事ながら「足るを知れ」とは、亡き父の教えの一つである。そういえば何年か前このコラムで年間タイトルにした「質実剛健」ということも父が口癖のように言っていたから、親の影響とは大きいものだと今更ながらに痛感している。飽くこと無き好奇心でいろいろな商売にチャレンジした父が「足るを知れ」と言うのは、何となくおかしい。きっと自分自身に言いきかせていたのだろう、と思えてくる。つまり実行が難しいことなのである。
- Category: 一生懸命足るを知る
- もっといい日 - Posted date: 2003年5月21日 18:56
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- 「赤のカードに賭けなさい」。プロのギヤンプラーは私にそんなアドバイスをした。答えは簡単である。赤のカードが20枚、黒のカードが15枚入っていることが分かっていたからである。しかし、私は、黒のカードを引いてしまった。プロのギャンブラーのアドバイスは間違っていたのか?医療の話をしているのに賭け事を引き合いに出して不謹慎と言われかねないのを承知で、冒頭のたとえ話を作りました。医療方針の判断、決断に際して、それらが確率に左右されることゆえの不確実性を体感していただきたいため、あえて単純な例を示したのです。
- Category: その他の執筆記事
- 患者側が最善の医療を選ぶには「医療判断」が必要です - Posted date: 2003年5月10日 11:17
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- 寺下謙三さんの肩書の一つに「医療判断医」とある。耳新しい言葉だが、「文字どおり、医療の内容を客観的に判断する医者です。この症状なら外科がいいのか、内科がいいのか。西洋医学がいいのか、東洋医学でいくべきか。手術すべきか、薬で治療したほうがいいのか。科学的根拠にもとづいた判断が60%、心理学的情況が20%、社会学的背景が20%‥‥、患者さんが最善の医療を選べるよう支援することが役目です」
- Category: 取材・対談
- 「主侍医」の原点アポロ11号 - Posted date: 2003年4月26日 16:44
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- アポロ11号に乗って、人類が初めて月に到着したのは1969年。今のパソコンと 同じくらいの性能のコンピューターが小さなビルほどの大きさだった時代のことだ。 そんな昔に偉業が実現していたことに改めて驚かされる。 私はアポロから9年後の78年に医師になった。脳外科の研修で脳腫瘍(しゅよう)の手術を経験し、がんの基礎を研究したいと内科に転向した。そこで、旧態依然とした大学病院の実態を目の当たりにし、84年、最先端の医療施設をつくろうと、仲間と研究組織を立ち上げた。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome) - Posted date: 2003年4月25日 15:16
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- 睡眠中に呼吸の止まった状態が断続的に繰り返される、重度の睡眠障害一つです。 一般にいびきをかく人は少なくないのですが、無呼吸発作を繰り返すようないびきは、様々な問題を生じ、時には命にもかかわります。
- Category: NKH健康ライフ講座
- かかりつけ医を応援します - Posted date: 2003年4月19日 16:41
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- 大学に在籍する後輩の医師から、こう打ち明けられた。「研究や教育は、少し物足りない。患者さんを診察するのが好きなので、開業して診療に専念したいんですが、開業資金がないんです。」患者さんの「大病院思考」が強い。高額の医療機器が充実していることも「安心感」をもたらすのだろう。だが、医療の質を上げるには、能力とともに情熱が必要。若い人材が机一つで開業しようとした時に支援できないか。こんな考えから今年2月、高額の機器を開業医が「共有」できる施設を東京都千代田区にオープンさせた。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 吹っきりのち復活⑫ ボーダーレスとけじめ - Posted date: 2003年4月16日 12:29
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- 一年間「吹っ切り」ということを考えてきたが、いかに吹っ切ることが難しいかが、我ながら返って身にしみてきた。考えてみれば、今の世の中「ボーダーレス時代」といわれ、物事や場所などに境界が存在しないことを良しとする風潮がある。航空機事情が発達し、異国の間が短くなった。むしろ、「異国」という言葉自体がエキゾチックではなくノスタルジックな言葉に聞こえる。さて、このボーダーレスだが、文明の発達の証だと手放しに大歓迎するべきものであろうか。
- Category: 吹っきりのち復活
- 「ドクターミシュラン」は可能か - Posted date: 2003年4月12日 16:39
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- 「名医ガイド」「病院ランキング」、医師や病院をランク付けして紹介する本があふれている。医療の世界にも評価制度が導入されれば品質も向上するはずなので歓迎したいが、「これは実際に役立つ」と納得できるものは、なかなか見つからない。患者さんの医療判断を支援する私たちの活動に、信頼できる医師仲間を増やすことは不可欠だ。患者さんに紹介したり、一緒に診療したりするときに「自分が病気になったらこの人に診て欲しい」という医師なら安心できる。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 医療保険柔軟な発想を - Posted date: 2003年4月 5日 16:36
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- 今日から、サラリーマン診療を受けるときの自己負担が2割から3割に引き上げられた。 受診抑制につながるとともに、「先生、ついでにビタミン剤もください。○○の検査もお願いできますか」 「はい。分かりました」といったやりとりも減るかも知れない。医療保険は元々、健康診断などのような予防医学的なことには使えない。予期せぬ重い病気になったとき、家計に重大な影響が出ないように国民がお互いに支え合おうという仕組みだ。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 「父子関係」からの脱却 - Posted date: 2003年3月29日 16:34
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- 患者 「すみません。また体重が増えてしまいました。それに、実は、薬も飲んでいなくて…」医師 「いけませんね。気をつけて下さいよ」診察室で、こんな会話をよく耳にする。でも、考えてみると不思議だ。なぜ、患者は恐縮し、謝るのだろうか。薬を飲み忘れて、不利益を被るのは医師ではなく患者本人なのに…。「父子主義(バターナリズム)」。これまで医師と患者の関係はこんな言葉で表された。患者に対し、父親のように親身に接することが医師の模範的な態度と考えられた。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 正しい判断と悪い結果 - Posted date: 2003年3月22日 16:32
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- 赤か黒か。束ねられたカードの色に賭けるギヤンブル。どっちを選ぶか。プロのギヤンブラーが教えてくれた。「赤に賭けなさい」。根拠は…彼は赤が20枚、黒は15枚と知っていた。赤の確率の方が黒より高い。しかし、私が引いたのは黒。果たして彼の助言は間違っていたのか?医療の方針を決める場合にも確率に左右されることがある。賭け事に例えるのは不謹慎と言われそうだが、「不確実さ」をイメージしてもらいやすいよう、あえて単純な例示をした。医療の判断は「0点か、100点か」というものではない。多くの場合、60点と65点の差を慎重に比較して決断することを迫られる。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 吹っきりのち復活⑪ 吹っ切りお勧めリスト - Posted date: 2003年3月16日 12:27
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- いろいろな場面を想定しながら吹っ切りの効用について書いてきた。総括第一弾として、読者の方々に役に立ちそうな吹っ切りアイテムをまとめてみよう。それらから撤退することにより、人生や生活が豊かになりそうな「もの」や「こと」を思いつくままに列挙してみたい。 「慣習的な接待」「愚痴いろいろ」「反省のない後悔」「不要不急のだらだらメール」「携帯電話」「タバコ」「必要以上のお金儲け」「子供の過保護」「上司の悪口」「部下への溜息」「仕事上最低限以外のパソコン操作」「惰性的な年賀状」「つけっぱなしのテレビ」「業務以外の実用書」「憎しみと疑い」「老後の過剰な心配」。
- Category: 吹っきりのち復活
- 医療判断は手間を惜しんではいけない - Posted date: 2003年3月15日 16:29
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- 「主侍医」契約を結んでいるAさんからこんな相談を受けた。弟さんが肝臓がんで、大学病院に入院していた。「担当医に数ヶ月で危ないと言われた。何とかならないだろうか。」とても難しい内容だ。私たち医療判断医は患者さんが一番いい選択ができるよう、水先案内するのが役目だ。しかし、いい手立てが思いつかず、悩んでしまうことだって少なくない。肝臓がんの専門家で、手術の腕もよいと評判のK医師を招いて弟さんと面談した。弟さんには検査結果を持参してもらい、家族も加わった。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 医療に品質管理の思想導入を - Posted date: 2003年3月 8日 16:27
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- 科学的な根拠に基づいて医療を進めるEBM(Evidence Based Medicine)という考え方が世界で広がり始めたのは、90年代後半からだ。手術がいいのか、薬による治療がいいのか、薬はAがふさわしいのか、それともBなのか……。患者さんの診療法を選ぶのに、これまでは、医師個人や医療チームに積み重ねられた経験に頼るところが多かった。EBMは、それが本当に最善の選択なのかどうかを客観的に判断する根拠として、多くの医学論文を統計的に分析して信頼度を割り出したものを使えないか、という試みだ。ただ、論文は星の数ほど発表されている。どの論文を重視するかによって、結果もずいぶん変わってくる。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 確率では判断できないことも - Posted date: 2003年3月 1日 17:28
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- 「最後の最後まで治療を続けよう。」「いや、もう、苦しませずに逝かせてあげよう。」26年前、私は兄弟4人でこんな会話をかわした。母が劇症肝炎を患い、可能な限りの手だてを尽くしても回復が難しい状況だった。兄2人は医師になって6年目と2年目。私は医学部6年生、弟は医学部1年生だった。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- ブルーベリーの機能について - Posted date: 2003年3月 1日 15:13
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” ブルーベリーの機能について …ゲスト…堀井敬一氏 自然派健康倶楽部 2003年春号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 複数の医師に相談できる体制を - Posted date: 2003年2月22日 17:24
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- セカンドオピニオンを広めるのはそう簡単なことではない。医療の世界では、最初に「たまたま」診た医師が自動的に主治医となることが多い。家を買うにしても車を買うにしても、ふつうは検討を重ねて決断するのに。それに、ひとたび主治医になれば「自分の患者」で、ほかの医師から紹介されると「ひとの患者」と考えがち。口出しは「させまい」「しない」という意識が働いてしまう。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 吹っきりのち復活⑩ 勇気ある撤退、みじめな敗退 - Posted date: 2003年2月16日 12:25
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- 「吹っ切り」というテーマで、いろいろなことを考えてきた。毎年、自分に与える年間のテーマを考える際に、自分の弱点をカバーしていくような言葉を考えつくのかもしれないとつくづく思う。私の好きな言葉であり、自戒の言葉でもあるものに「勇気ある撤退」がある。前に突進して進むことしか考えないのを勇気ある行為と半ば勘違いしていたと、数年前から反省することが多い。そのずっと以前から友人などには、「時には勇気ある撤退も必要だ」などと偉そうにアドバイスをしていたのに、なかなか自分のことではそれが実行できないのである。吹っ切りが簡単そうでいて、なかなか難しいということなのであろう。
- Category: 吹っきりのち復活
- セカンドオピニオン医師も協力を - Posted date: 2003年2月15日 17:13
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- 脳ドックで小さな動脈瘤が見つかったNさんから相談を受けた。「『心配なら、血管撮影を』と医師に言われたんだけど、不安で‥‥」Nさんとは「主侍医」契約を結び、普段から医療相談をしている。磁気共鳴断層装置(MRI)の画像では大きさは3㍉以下。血管撮影は、動脈に管を入れて造影剤を流し、X線で異常がないかどうかを調べる精密検査だ。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 新しい医療システムが誕生 - Posted date: 2003年2月10日 11:30
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- 本当に信頼できるかかりつけ医はいますか? あなたの健康ライフを守る、頼もしいプライベートドクター「主侍医」 自分の健康状態をじっくり相談することもできない現在の病院のシステムに、みなさんは疑問、不満を抱いたことはないだろうか。 そんな人にこそ知ってほしいのが、主侍医というプライベートドクターの存在。 安心できる医療を受けられるだけでなく、パートナーとしてより豊かで健康的な人生を支援してくれる。
- Category: 取材・対談
- 「主侍医」は医療の指揮者役 - Posted date: 2003年2月 8日 17:09
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- 「あんな無愛想な医者は嫌。患者を何だと思っているんですか?」「信頼できる先生でした。感謝します。」内視鏡を使った治療で2人の患者さんにM医師を紹介すると、違った反応が返ってきた。でも、最近は後者の反応が多い。紹介する際に「一見無愛想ですが、患者さん本位のプロですよ。」といった言葉を添えるからだ。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 医療判断の厳しさを教える - Posted date: 2003年2月 1日 17:02
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- 慶応大学の医学部の学生に「医療判断学」というテーマで年に数単位の講義と実習を行っている。ふだんは「主侍医」としての契約に基づいてどんな医療を受けるかを選ぶ手助けをしている私だが、「医療の未来は、医者の卵への早い時期からの教育にかかっている」という、信念を持つ西本征央教授(薬理学)と思いが合致し、7年前から始めた。講義の冒頭、学生たちにこう問いかけている。医療判断の仮想体験だ。
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 花粉症 - Posted date: 2003年1月25日 15:09
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- 症状がひどいと日常生活に大きな支障をきたし、現代病としても注目されている「花粉症」。最近は日常生活で花粉を回避する習慣を身につけたり、薬剤を上手に使うことでコントロールが可能になりつつあります。花粉症はアレルギー反応によって起こります。原因植物は大きく樹木と草花に分けられます。樹木としては、日本での原因のほとんどを占めるスギを始め、ヒノキ、ハンノキ、ブナ、マツ、イチョウなど、草花はカモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガ工リ、カナムグラなどが挙げられます。地域によって原因植物は異なり、花粉の飛散時期も異なります。
- Category: NKH健康ライフ講座
- imidas2003 - Posted date: 2003年1月21日 15:43
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- 従来の病気への新しいアプローチ・低髄液圧症候群 ・脳ドック/未破裂動脈瘤 ・代替医療 ・結核復活社会環境と病気・携帯電話依存症 ・ロングフライト血栓症(エコノミークラス症候群) ・痴呆と高齢化社会 ・食中毒環境と病気・インターネット依存症 ・エコノミークラス症候群 ・ダイオキシン ・化学物質過敏症/シックハウス症候群/シックスクール症候群/杉並病 ・痴呆 ・社会的医原病
- Category: イミダス「健康」分野
- 吹っきりのち復活⑨ 「予防医学とリスクヘッジ」 - Posted date: 2003年1月16日 12:23
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- 「これからは予防医学の時代だ」とは、最近の健康関係の話題でよく登場する言葉である。私の医学事務所では、健康な時から、「病気にならないような対策」や「病気になったら医師や病院を誰やどこにするか」などの「予防医学的行動」のプロの“ブレ-ン”としての主侍医契約を職務としている。予防医学的行動こそ身近なリスクヘッジ行動の代表である。ところが、どの分野でもこのリスクヘッジほど難しいものはない。それぞれの分野の一流のプロは、リスクヘッジを心得ているものである。いやむしろ、リスクヘッジをしっかりこなしている人こそ、その分野のプロとして信頼してよい証であるといっても過言ではない。
- Category: 吹っきりのち復活
- 難病の根治をめざして - Posted date: 2003年1月15日 10:45
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- 臨床応用に直結する基礎研究として、根治薬開発に向け、主にアルツハイマー病とがんの分子機構の解明、制御法の同定、モデル細胞および動物の作成に取り組んでいる。 西本征央にしもと いくお 医学部教授 薬理学教室では、神経変性疾患とがんに焦点をあて、生化学、薬理学、そして、分子生物学や遺伝子組み換えマウス作成術を駆使して、根本的な原因の解明と治療法の開発に全力で取り組んできました。現在、世界中で1400万人の患者さんがアルツハイマー病 (以下ア病) に苦しめられています。 これら難病の根治法を見いだしたい。それが私たちの心からの願いです。
- Category: 取材・対談
- ホームドクター“主侍医”の存在 2 - Posted date: 2003年1月10日 11:35
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- 契約金60万円、顧問料月額5万円で健康を管理 プライベートドクターを持つことであなたの人生がより豊かになる! 病院という既定の枠組みから離れ、きめ細かく患者に対応できる主侍医という存在。 今回は日本の医療に疑問を投げかけ、自ら主侍医として50人のクライアントを持つ医師・寺下氏に主侍医の必要性をインタビューした。
- Category: 取材・対談
- 吹っきりのち復活⑧ 「吹っ切りの予防医学」 - Posted date: 2002年12月16日 12:21
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- 言葉の持つ力は大きい。相撲の力士が横綱になった時や、政治家が総理大臣に選ばれた時など「不退転の決意」「不惜身命」などと自分の気持ちをわずかな言葉に表すことが多い。彼らの長い演説よりも、その短い言葉は人々に長く大きな影響力を持つことになる。「はじめに言葉ありき」と、聖書でも教えている。私も、言葉の偉大さには常々感服している-人である。反対に、言葉の恐ろしさも相当なものである。親から言われた言葉、先生から言われた言葉、主治医から言われた言葉、親友から言われた言葉……勇気づけられる言葉もあれば、心の傷になる言葉もある。
- Category: 吹っきりのち復活
- ホームドクター“主侍医”の存在 1 - Posted date: 2002年12月10日 11:39
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- 「医者にかかる時は、いつも病気になってから」それも、今の医療システムでは当然のことだ。 しかし、事前にもっと相談できる相手がいたら…。 現代の医療システムに疑問を投げかける医師・寺下謙三氏が、“主侍医”という新たな医療制度を提唱する。
- Category: 取材・対談
- これからは、代替医療も視野に人れた健康相談ができるドクターが必要 - Posted date: 2002年12月 1日 15:23
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” これからは、代替医療も視野に人れた健康相談ができるドクターが必要 …ゲスト…鈴木信孝氏 自然派健康倶楽部 2002年冬号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 現代『病気』事典内科 - Posted date: 2002年11月22日 11:35
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- 皆さんは人間ドックに入ったことがありますか?病気なんて関係ない!と思っていたけど、近ごろまわりでぽつぽつと病気の話を聞くとふと気になる。体調が今ひとつだと、もしかして自分も?・‥‥心配だ。そこで、ぽくらの世代に増えている病気の基礎知識を幅広くおさえた。病気になりにくい生活のアドバイスもチェック過敏性腸症候群/胃潰瘍・十二指腸潰瘍/膵炎/肝炎/脂肪肝 /睡眠時無呼吸症候群 /群発頭痛 /糖尿病 /マイコプラズマ肺炎 /ロングフライト血栓症
- Category: 取材・対談
- 吹っきりのち復活 ⑦ 「吹っ切らずに復活」 - Posted date: 2002年11月16日 12:19
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- 復活するためには、まず吹っ切ってけじめをつけることが大切であると主張してきたが、何事にも例外はつきものである。身近な例では、テニスやゴルフなどの競技を考えてみたい。「ゴルフで大叩きをしてしまって、どうしようもない状態」や「テニスで0対5と追い詰められた状態」の時「今回はもうあきらめよう。次回があるさ」と投げやりになってしまう。そう思った瞬間、その戦いはたいてい負けである。プロの競技を見ていても、そんなふうに選手が思っているのではと感じることがあるくらいだから、我々凡人の場合は日常茶飯事である。
- Category: 吹っきりのち復活
- 手術の際の輸血 - Posted date: 2002年10月27日 17:34
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- 【相談】 子宮筋腫の開腹手術を控えています。主治医にその際の輸血に備えて「自己血輸血」をしたほうがいいといわれました。どんなメリットがありますか。貧血がかなりひどいのですが、採血しても大丈夫でしょうか。(39歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- 免疫ドック - Posted date: 2002年10月27日 17:31
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- 【相談】 最近「免疫ドック」というものがあるそうですが、どんなことがわかるのでしょうか。最近、感染症によくかかるようになり、免疫力が低下していると感じています。そういう場合、やはりガンなどにもかかりやすいのですか。(41歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- 水虫 - Posted date: 2002年10月25日 15:01
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- 水虫は医学的には足白癬(はくせん)といい、白癬菌という真菌(カビ)が原因です。湿気、通気性の悪さ、免疫力の低下、不潔などカビにとって都合の良い条件がそろうと簡単に生えてしまううえ、いったんかかると治りにくく、途中で治療をやめてしまうとまた再発してしまうという厄介な皮膚の病気です。足裏、足の指の問にできることが多く、じゅくじゅくと白くふやける、小さな水ぶくれができた後カサカサの薄皮がむける、足裏の皮膚が厚くなるなどのタイプがあります。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 吹っきりのち復活⑥ 悪い「吹っ切りと復活」 - Posted date: 2002年10月16日 12:17
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- 人間の慣れ現象とは恐ろしいものである。一部上場の(いわば有名な大きな)会社の倒産の記事を見ても驚かなくなったし、そのような記事を日経新聞でさえ一面記事に取り上げない場合もあることに気付いた。殺人事件の記事が日常茶飯事化していることと同様の悲しい時代の変化である。最も大昔、人間同士の殺し合い(恐ろしい言葉である)がそれなりに日常的であった時代もあっただろうから、時代の輪廻といったほうが正確な表現かもしれない。
- Category: 吹っきりのち復活
- 医療サービスの品質管理と「標準治療」 - Posted date: 2002年10月10日 11:42
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- 患者が医療機関を利用する場合、情報開示等により医療選択の幅が広がったために、「もっとよい治療方法があるのでは」といった患者の心配が以前にも増して表面化してきたという。 患者に適正な医療を提供するためには医師の的確な医療判断とマネジメント性が重要になるが、近年は、医療技術の高度化等により治療方法の選択肢が増え、専門医の間でも治療方法にバラツキが見られることも少なくない。 > このような情勢の中、日本の医学界においては、厚生労働省や各学会などが主体となって「診療ガイドライン」の作成に乗りだし、また一方では、患者にも診療のディファクトスタンダード(事実上の標準)を理解してもらおうという動きも見られる。
- Category: 取材・対談
- 吹っきりのち復活⑤ 再生医療 - Posted date: 2002年9月16日 12:15
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- 医療界の今世紀の大きなテーマの一つに「再生医療」を挙げることができよう。最近の新聞紙上でもこの言葉が頻繁に登場するようになった。 再生医療というと、いつも連想されるのは「トカゲの尻尾」である。トカゲの尻尾が何らかの外的力で切断されても、また同じように生えてくる現象である。私が幼かった頃は、なんだか不思議な感じがしたものであるが、よく考えてみれば、我々人間の爪や髪の毛、髭や皮膚なんかも同様である。特に眉毛なんかは剃ったとしても、前と同じぐらいに生えてきて、一定の長さくらいでその伸びが止まる。
- Category: 吹っきりのち復活
- 21世紀は、「分析の医学」から「総合の医学」へ - Posted date: 2002年9月 1日 15:37
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 21世紀は、「分析の医学」から「総合の医学」へ …ゲスト…奥田拓道氏 自然派健康倶楽部 2002年秋号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 吹っ切りのち復活④ 再起動できない人間関係 - Posted date: 2002年8月16日 12:13
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- 前回は、コンピュータの「吹っ切り復活」であるリセットについて心理学的見解を述べた。コンピュータの調子が悪くなったら、リセットをかけて再起動すれば、たいていの場合は調子が復活するものである。 人間の場合もそうであると言いたかったのだが、実際の人間関係はそう簡単には再起動ができない。 コンピュータトラブルでは最悪の場合、情報を破棄するということになる。
- Category: 吹っきりのち復活
- 食中毒 - Posted date: 2002年7月25日 14:59
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- 人に有害な細菌やウイルス、その他の有毒物がついた飲食物を摂取した結果起こる急性の胃腸障害のことを、食中毒と言います。原因としては細菌性のものが多く、夏場に集中する傾向があります。原因となる細菌には菌そのものが障害を与える感染型としてサルモネラ菌、腸炎ピブリオ菌、病原大腸菌、菌の産生した毒素が障害を与える毒素型としてはブドウ球菌、ポツリヌス菌などが代表的です。近年、病原性大腸菌の1つである腸管出血性大腸菌(O-157)が原因の食中毒が多発しマスコミなどを通じ、一般人もその恐ろしさに怯え、社会問題となっています。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 吹っ切りのち復活③ リセット・リスタート - Posted date: 2002年7月16日 12:10
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- コンピュータを使っていると、「フリーズ」「ハングアップ」や「エラー」と呼ばれる問題が必ずといってよいほど付きまとう。 これは言わば「コンピュータのストライキ」といってよい現象である。「もういろんな事を命令されて訳がわからなくなりました」と悲鳴をあげているのであろう。 技術的には様々な理由が挙げられるが、コンピュータの頭脳の中枢であるCPUに直結するメモリー(記憶回路)が情報で溢れてしまうことが原因であることが多い。
- Category: 吹っきりのち復活
- セカンドオピニオン - Posted date: 2002年6月27日 17:38
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- 【相談 】マンモグラフィーで早期の乳ガンが見つかりました。主治医は「できるだけ早く手術をした方がいい」というのですが、やはり、セカンドオピニオンを受けた方がいいでしょうか? セカンドオピニオンを受ける医者をどうやって見つければいいのかわかりません。 (48歳・女性)
- Category: 日経ヘルス
- 病院選び - Posted date: 2002年6月27日 17:36
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- 【相談 】先日、新聞にC型肝炎から肝臓ガンになった人の話が載っていました。最初に検査した大学病院では、良性の腫瘍といわれたのに、なんとなく不安で他の個人病院に行ったら3cmのガンが見つかったそうです。こういう話を開くと、複数の病院を受診した方がいいのかなと思うのですが。 (45蔵・男性)
- Category: 日経ヘルス
- 吹っ切りのち復活② バーチャル欲望という名のバブル - Posted date: 2002年6月16日 12:07
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- 「今回の不景気は長い」と私も思うし、マスコミでも世間でも同じように言われている。しかし、実際のところ48歳の私でさえ、今までの人生で本格的な不景気の体験はない。初めての不景気の体験であるから、比較的長いのか、景気の循環はこんなものなのか実は知らない。ただ、いわゆる例のバブル好景気というものを体験しているから、長すぎるのかどうかは別にして、少なくとも「始末の悪い不景気」に感じるのである。今年こそは景気の回復と言われ続けてすでに久しい。
- Category: 吹っきりのち復活
- 肥満が引き起こす弊害と上手な解消 - Posted date: 2002年6月 1日 16:51
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 肥満が引き起こす弊害と上手な解消 …ゲスト…間宮康喜氏 自然派健康倶楽部 2002年夏号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 自律神経失調症 - Posted date: 2002年5月25日 14:50
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- 「自律神経失調症」という言葉は、-般の方にとっても馴染み深い名前でしょう。医師から告げられる診断名として比較的多いのですが、つかみ所がない病名でもあります。脳からの命令が全身に通じる神経には大きく分けて2種類あり、自分の意志が支配する「随意神経」系と脳が自動的に支配する「自律神経」系とがあります。そして、この「自律神経」には、一般に活動を促進する「交感神経」系と抑制する「副交感神経」系があり、普通、両者が上手くバランスをとり生命活動を支えています。何らかの原因で、この「交感神経」と「副交感神経」のバランスが悪くなった状態を「自律神経失調症」と呼びます。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 吹っ切りのち復活① 復活の極意 - Posted date: 2002年5月16日 12:03
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- 今年のテーマについては、何にしようかといささか迷い悩んだ挙句、世の中の状況を鑑みて「復活」が相応しいと思いついた。バブル破綻や経済不況、政情不安、テロなど問題点だらけであるから、「今年こそは復活」と誰しもが願い期待している。 復活の条件として必須なのはなんであろうかと考えてみると、何を隠そう「白紙に戻す」ことである。もちろん、過去の蓄積も大切で、数年前のこのエッセイのテーマに「温故知新」を取りあげたこともあった。
- Category: 吹っきりのち復活
- 標準治療 2002・2003 - Posted date: 2002年4月21日 17:53
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- あなたが受けている「治療」は本当に安心できますか?500疾患以上の安心できる「セカンドオピニオン」( 主治医以外の医師の意見)がついに誕生!この1冊であなたが受けている「治療」が納得できる、全く新しい決定的な家庭版医学辞典 『標準治療 2002・2003』2001年10月25日「読売新聞朝刊」医療過誤 不信克服へ「標準治療」医療管理問題に詳しい岩崎栄・日本医大理事は「標準治療を示す試みが進んで、それが広く公開されるようになれば、医療事故の防止にもつながる。21世紀の医療は、まさに透明性と説明責任がキーワードだ」と話している。
- Category: 総合監修
- 常識に照らす⑫ 人間の常識 - Posted date: 2002年4月16日 12:00
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- 「常識に照らす」のテーマの再終回になった。振り返ってみれば、常識のアラカルトのようなことを書き綴ってきたような気がする。これではまるで常識の多様性を主張しているようで、このまま終わってしまうと思うとなんだか落ち着かない。やはり最後はまとめないといけない。 国が違っても、時代が変わっても通用するような人間の常識とは一体なにであろうか?
- Category: 常識に照らす
- 常識に照らす⑪ プロの常識 - Posted date: 2002年3月16日 11:57
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- 自己矛盾的ではあるが常識にもいろいろあると書いてきた。どういった人たちの間でCOMMONなのかということになる。 私のすんでる医療界や、政治家の世界でいつも気になるのは「プロ意識」ということ。 そんなことは当たり前で、政治家は政治家らしいし、医者は医者らしいように見える。 先日、友人のお宅で開かれた新人のオペラ歌手のイタリア留学送別会にお邪魔したときに、ある高名な指揮者の娘さんから聞いた話である。
- Category: 常識に照らす
- 活性酸素による酸化ストレスが引き起こすアレルギー疾患 - Posted date: 2002年3月 1日 17:03
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- Dr.寺下の“スペシャルトーク” 活性酸素による酸化ストレスが引き起こすアレルギー疾患 …ゲスト…倉島一浩氏 自然派健康倶楽部 2002年春号 「自然派健康倶楽部」編集室
- Category: ノエビア健康倶楽部
- 摂食障害 - Posted date: 2002年2月21日 16:54
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- さまざまな摂食障害のかたち 『健康食品依存症が 引き起こした拒食症』 「若い女性がかかる病気」と思われてきた拒食症・過食症。それが今、小学生や主婦、あるいは男性にまで拡がりつつあります。ときには命にかかわるこの病気に、たった一人で苦しんではいませんか?
- Category: 共著
- 常識に照らす⑩ 犬の常識に学ぶ - Posted date: 2002年2月16日 11:55
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- 我が家で犬を飼い始めてから、丁度1年目になる。家を出る時、帰ってくる時必ず尻尾を振って迎えてくれる。家族の誰に対してもそうである。息子たちは「バディ(愛犬の名前である)は可愛いよな。僕が見えなくなるまでずっと見送ってくれるものな。」といって喜んでいる。一緒に遊んでくれている人に、100%集中することは犬の世界では常識なのであろう。その自分だけに気持ちを集中してくれることが人間にとって、とてもうれしいことなのである。
- Category: 常識に照らす
- インフルエンザ - Posted date: 2002年1月22日 14:58
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- 鼻やのど(専門的には上気道と呼びます)の粘膜に炎症を起こす感染性の病気を総称して「かぜ症候群」、「感冒」と呼びます。 原因としては、数十種類のウイルスがあるとされており、その代表的なもので、比較的強い症状を引き起こす「インフル工ンザウイルス」により発症する病気のことを、一般の「感冒」と区別して「インフル工ンザ」と呼びます。「インフル工ンザウイルス」は大きく分けてA型、B型、C型の3種類がありますが、集団発生や劇症型の新型などは、ほとんどA型です。
- Category: NKH健康ライフ講座
- imidas2002 - Posted date: 2002年1月21日 16:11
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- 身近な病気と対策・肥満症 ・マイコプラズマ肺炎 ・アトピー性皮膚炎 ・花粉症病気と社会政策・ハンセン病(らい病) ・結核復活 ・痴呆と高齢化社会 ・食中毒環境と病気・インターネット依存症 ・エコノミークラス症候群 ・ダイオキシン ・化学物質過敏症/シックハウス症候群/シックスクール症候群/杉並病健康管理のキーワード・「健康」の定義 ・健康平均寿命 ・サプリメント医療の仕組みの変革・診療ガイドライン ・EBM ・医療ビッグバン ・医学部受験と医学教育 ・医師の臨床研修 ・テーラーメード型治療(オーダーメード型治療) ・セカンドオピニオン ・電子カルテ ・代替医療新しい医療・ガンマナイフ ・遠隔医療 ・社会的医原病 ・近視レーザー手術/レーシック手術
- Category: イミダス「健康」分野
- 常識に照らす⑨ 一流選手観戦の三流ギャラリー - Posted date: 2002年1月16日 11:52
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- 先日、ゴルフのワールドカップが日本で行われた。かのタイガーウッズが日本に来るということでゴルフ観戦では久々異例の人気であった。私は、前日に知人から入場券をいただく幸運に恵まれたのである。ゴルフ熱が冷めかけていた私にとって、超一流のプロの技を目の当たりに見ることは刺激になるだろうと、仲の良い女子プロのHさんと朝5時に起きて出かけた。
- Category: 常識に照らす
- 常識に照らす⑧ 「炭疽菌なんて知らない」では済まない - Posted date: 2001年12月16日 11:43
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- 天然痘ウイルスと同じく炭疽菌による病気も、日本の現役の医師はほとんど実際に経験はないであろう。ところが、ご存知のような悲しい出来事により、無名の「炭疽菌」が一躍有名悪役スターに踊り出たのである。 私の事務所にも早速、炭疽菌の予防や治療についての問合せが相次いで来るようになった。「そんなもん知らない」では済まなくなった。医学書を紐解くが、詳しくは載っていない。昔の教科書や外国の医学書を調べて、ようやくその知識を仕入れることになる。
- Category: 常識に照らす
- プライベートドクターを持つということ - Posted date: 2001年11月21日 10:10
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- 日本で最善の医療を受けるためのアドバイスBOOK『自分の健康・命は自分で守る』初版の「主侍医制度」を大幅改定し、更に新しい書き下ろしを加え、イラストも豊富に一新され、楽しい雰囲気の本に仕上がりました。今世紀に長足の進歩を遂げた医療技術。しかるに”気”とか”手当ての医療”といったことが話題となっています。”病は気から”というように、精神的な要素は医療にとっては大切です。これだけ医療科学が進んだ訳ですが、より大切になってくるのが医療の原点たる人間愛と思います。そういう意味でメディカルルネッサンスの時代だと私は思っています。今や人類は、生命の誕生の神秘にまでかかわることができるようになり、臓器移植まで可能になりました。
- Category: 著書
- 常識に照らす⑦ ユニバーサル常識 - Posted date: 2001年11月16日 11:41
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- 前回、「あなたの常識みんなの非常識」と題して常識が通じない人の話を書いた。しかし、今回、桁違いの常識はずれ事件がおきてしまった。勿論、アメリカの貿易センタービル破壊テロ事件の話である。常識に照らして考えればいろいろな難問も答えが見えてくるものである、という意味で今年はこの「常識に照らす」というテーマで書いている。「平和を愛するのは人間の常識」という命題は果たして「真」か「偽」か。
- Category: 常識に照らす
- 脳卒中 - Posted date: 2001年11月15日 16:56
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- NKH「健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報 脳卒中 2001/11 脳の中の血管が詰まったり出血を起こすことにより、脳への血液の供給が急激に途絶え、脳の一部の機能...
- Category: NKH健康ライフ講座
- 常識に照らす⑥ あなたの常識みんなの非常識 - Posted date: 2001年10月16日 11:39
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- 「あなたの常識はみんなの非常識だ」。こういう表現で人を非難する時がある。結構強い響きである。まさに「あなたのやることはほとんど非常識だ」といっているわけである。こんな言い方をされると相当頭にくるものだ。「私は唯我独尊だから、そんなこと言われても平気」と胸を張っていられる御仁はなかなかいらっしゃらないであろう。それだけ「常識」という見識は大切と考えられているのである。
- Category: 常識に照らす
- 夏ばて - Posted date: 2001年9月22日 14:55
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- 今年は残暑もきつく、「夏ばて」で体の調子を狂わせている人も多いことでしょう。夏の疲れを取り去り、気持ちよい秋を迎えるため、今回は「夏ばて」についてお話しします。暑さにより、体内の水分調整が狂うことが主な原因です。汗をかくことで体外に放出される水分や電解質の量が、吸収される水分や電解質の量を超えてしまうのです。また、暑いと消化機能が低下し、本来必要とする栄養素が不足します。そうなるとますます食欲がなくなる、といった悪循環が生じます。蒸し暑さによる睡眠不足も追い打ちをかけます。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 安らぎのある住環境 - Posted date: 2001年9月21日 19:02
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- 昔から人間の生活の基本は「衣食住」であるといわれている。生きるためにはまず食べなければいけないのは動物として当然であるから、「食」は絶対的必要条件であろう。「衣」と「住」はその次の必要条件となるのであるが、現代人にとって「食」とほぼ同列の必要条件と断定してもそんなに多くの反論はないであろう。確かに太古の昔から曲がりなりにも住処といえるものは例え洞穴とはいえ存在したであろうし、寒さなどをしのぐための最低限の身にまとうものは存在している。こういった意味での「衣食住」は、私のオリジナルの定義であるが、いわば「生物学的衣食住」といえるのではないだろうか?
- Category: その他の執筆記事
- 常識に照らす⑤ 易しい専門知識と難しい常識 - Posted date: 2001年9月16日 11:37
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- 「専門バカ」という言葉がある。 大きく分けて2通りのシチュエーションで使われるようである。専門知識は一人前だが常識に欠ける人を非難して「専門バカ」と呼ぶ場合と、専門知識に溢れている自分を半分は自負、半分は謙遜で 「私は専門バカなもので…」というふうに使う場合がある。 いずれにしろ、専門知識は豊富だが常識や幅広い知識には欠ける という意味で使うことが多い。
- Category: 常識に照らす
- 共にプロフェッショナルとして - Posted date: 2001年8月21日 19:07
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- 医薬分業のシステムが日本に導入されはじめてから、もうかなりの年月がたちます。 最初に訪れたブームの時は「薬剤部を医療機関の敷地の外に出しただけ」のいわゆる第二薬局が多く、本来の医薬分業の意義が十分に発揮されていませんでした。 しかしここ数年の医薬分業ブームは様相が全く異なります。インフォームドコンセントやセカンドオピニオンの必要性が叫ばれてきた社会的背景もあり、保険薬局のスタッフは患者さんに渡す薬の説明を、よりきめ細かに行うようになりました。 薬の相互作用による併用禁忌などについて、処方医と薬剤師によるダブルチェックが行われるようになり、実際に投薬ミスも減少してきていると思われます。
- Category: その他の執筆記事
- 常識に照らす④ メリット・デメリット2者択1論 - Posted date: 2001年8月16日 11:34
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- 先日、母校の医学部同窓会の理事会に出席した時の話である。 どこの大学でも、医学部は比較的人数が少なく同窓会組織がしっかりしている。私の母校でも同様で、鉄門倶楽部という特別な名称までついている。卒業生は自動的に、この鉄門倶楽部に属することになる。主な活動は、卒業者名簿の発行と毎月の機関紙の発刊である。年間5000円の同窓会費を納めることが暗黙の了解となっているが、理事会では、その会費の納入率が60%と低いことが問題になったのである。
- Category: 常識に照らす
- 熱射病 - Posted date: 2001年7月22日 14:50
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- 暑いい夏を迎えました。こんな厚い時でも皆さんは、炎天下や熱帯夜に働くことがあると思います。そこで気をつけたいのが「日射病」です。俗に「日射病」と呼ばれるものは、比較的軽度な「熱疲労」と、ときには致命的な「熱射病」「熱けいれん」などに分類されます。今回は、主に「熱射病」について説明しますので、勉強して予防しましょう。 高温の外気に長時間さらされると、効率的に汗をかいて放熱する機能が追いつかず、体温調節機構が破綻します。その結果、40度を超える体温の上昇となる状態をいいます。非常に致命的な病態といえます。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 医師の常識を問う8つのオピニオン - Posted date: 2001年7月21日 19:12
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- 相次ぐ医療過誤の報道のもと、医師のモラルの低下を追及される場面によく遭遇する。 「患者の話を聞かない医者」「偉そうな医者」「無愛想な医者」「本当に患者のことを考えない医者」 - いろいろな批判を耳にする。そして、その理由として「偏差値教育の弊害」という決まり文句が出てくる。 教育全体をとっても「ゆとり教育」などという、言葉が独り渉きして、今ごろになって「学力の低下」の危機が叫ばれている。 まったくあきれる事態である。 日本は平等という言葉が好きで、しかも平等の意味を勘違いしていて、内心は平等が本当は良いとも思っていないという、矛盾に満ちた国民性があると、払はひそかに思っている‥「学力テストに順番をつけるな」「運動会で徒競走はやらない」「東大が何だって言うの」と口を揃えて言うくせに、幼稚園からお受験、お受験と騒ぎまくる国民である。
- Category: その他の執筆記事
- 常識に照らす③ 医学と常識 - Posted date: 2001年7月16日 11:32
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- 人間の体や病気の仕組みなどを考える時に意外と役に立つのが「常識」である。 「そんな簡単にはいかないでしょう。複雑な仕組みが色々からんでいるのでしょうから」という反論がすぐに出てきそうである。勿論、人間の体の仕組みは、研究すればするほど、その複雑さに驚かされるが、ある一定の基本原則が実は存在する。「(神様は)なんと上手く人間の身体の仕組みを作っているのだろう」と感心する。 たとえば、遺伝子や免疫などの新しい分野で研究を進める場合、何らかの仮説が必要になる。
- Category: 常識に照らす
- 生活習慣病予防対策 - Posted date: 2001年6月21日 19:21
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- 生活習慣病の予防は小児期から行う必要がありますが、実行のためには種々のハードルがあり、中でも特に学校保健との連携は難しいといわれています。石川県では平成11年度予算で、厚生部と教育委員会が学童に対する健康教育をそれぞれ独立に企画したところ、財政課から一本化して行うよう指示があり、思いがけず両者が本格的に手を組んだ事業が誕生しました。当センターは、各医療圏ごとに一つ選ばれたS小学校と連携して児童とその保護者を対象に様々な試みを行いました。事業の担当はそれぞれに分かれていますが、実際には学校と保健所が協力して行いました。
- Category: その他の執筆記事
- 常識に照らす② 法律と常識 - Posted date: 2001年6月16日 11:30
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- 物事の道理を考える上で、常識を働かすということはとても大切だということ検証していこうと考えている。今回は法律について。 「電子カルテ」のシステムを勉強する会議での事である。アメリカの電子カルテ法案の中の個人のプライバシーを守るための条文だけで、10センチもあるような厚さがある。事細かく「こんなことはしてはいけない」「こんな場合はこういった許可が必要」ということをあらゆるケースを想定してかかれている。いわゆる法の抜け穴が無いように規定してあるわけである。
- Category: 常識に照らす
- 偏頭痛 - Posted date: 2001年5月22日 14:41
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- 頭痛は日常的に感じる症状のなかでも代表的なものです。原因は千差万別で、くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎など緊急な治療を要する致命的な病気もあります。でも、たいていは「慢性頭痛」といって、頭の中に器質的変化(形態的な変化があること)を伴わず何らかの原因で頭痛が慢性的に生じるものです。その代表が、偏頭痛と緊張型頭痛です。春~初夏は、偏頭痛の誘因の1つである日光に当たる機会が増えるので注意しましょう。血管の収縮や拡張により生じますが、その原因は不明です。
- Category: NKH健康ライフ講座
- 常識に照らす① 加速から成熟へ - Posted date: 2001年5月16日 11:25
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- 今世紀初年度のテーマを何にしようかと考えた末、私は、21世紀のキーワードを「熟成」とした。20世紀を一言で表すと「加速の世紀」と言えるのではないかと考えている。人類の歴史を振り返ってみても、これほど文明が加速度的に進化した時代は、他には見当たらないであろう。 大体、人間のつくる文明とは、自然体でいけば次第に変化を加速していくものである。だから、このままいけば文明は今世紀も更に加速度的に進化していくであろう事は容易に想像できる。
- Category: 常識に照らす
- 少数精鋭主義⑫ 迷う楽しみ、選択する苦しみ - Posted date: 2001年4月13日 14:25
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- 少数精鋭主義のテーマで書くのも今回が最後になった。一年は早いものである。人類の何十万年もの歴史から見たり、ビッグバンで宇宙ができてからの気の遠くなるような歴史から見ると、人生なんて一瞬であると表現される。その一瞬の人生に悩んだり、喜んだりと様々な出来事を体験するのである。そしてその一瞬の人生を、自ら半分に縮めたり他人から縮められたりしたニュースが連日のように新聞やテレビを賑わしている。
- Category: 少数精鋭主義
- はをみがこうね - Posted date: 2001年3月26日 15:03
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- みんな、ごはんのあとやねるまえに、ちやんとはをみがいているかな。「いやだな-、さぼっちやおう」 って子はいないよね。はをみがくことは、とってもたいせつなんだよ。なぜって、ぼくたちのはは、ちょうど、こどものはがおとなのはにかわるころで、すご-くむしばになりやすいんだ。むしばになると、ズキズキいたむし、いやだよね。でも、それだけじやないんだよ。こどものはがむしばになると、おとなのはがへんなかっこうではえてきたりするんだ。そして、おとなのはになってむしばになると、はいしゃさんにいっても、もとにもどらなくなるんだ。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義⑪ スモールメリット - Posted date: 2001年3月13日 14:22
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- 私は契約制の相談医なるものを生業としている。そのクライアントの一人が、年賀状の中で「スモールメリットをいかしたお店作り」を心掛けていると、書かれていた。私は思わず独り言で「まさにそのとおり!」と拍手喝采したのである。今の日本の世の中、アメリカ的経済感覚でスケールメリットを利点にした商売が横行している。コンビニでも衣料品メーカーでも薬品会社でも、スケールメリットを獲得したものがその業界を制覇している。かく言う私もその恩恵にあずかり、廉価版フリースを愛用はしている。
- Category: 少数精鋭主義
- だいじなだいじなあさごはん - Posted date: 2001年2月26日 15:09
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- みんな、あさごはんをちやんと食べてるかな? ぎりぎりまでおふとんのなかにいて、くだものやミルクをちょっとお口にいれただけで、ようちえんやがっこうへと、とびだしていく子がいるかもしれないね。 いま、みんなのなかに、あさごはんを食べない子がふえていて、がっこうやびょういんのせんせいが、こまっているんだよ。だって、あさごはんはみんなの一日のげんきのもとだから、しっかり食べないと、からだががんばってくれないんだ。あさごはんがたりないと、あたまがボーツとしたままで、ようちえんやがっこうでげんきが出ないし、うんどうのじかんにもカが出ないんだ。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義⑩ 1人の敵と10人の味方(その2) - Posted date: 2001年2月13日 13:58
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- この表題は「一人の敵は十人の味方の力を打ち消す」という意味で使われる言葉だが、人間関係においても当てはまりそうだ。十人の親友がいても、十一人目の親友に裏切られたとすると、その人の悲しみや苦悩は他の十人の親友で癒すことは困難な場合が多い。 こうして考えてみると、我々の心の中も減点主義を基準とする構造に出来ているのかもしれない。ゴルフでいくらナイスショットを続けていても、一発のミスショットをきっかけに崩れていくことを経験している我ら素人ゴルファーは多いはずである。「よいイメージを定着させるのは困難で、悪いイメージは簡単に頭に染み付く」ようにできているのであろうか。
- Category: 少数精鋭主義
- かぜ、どうすれば なおるの - Posted date: 2001年1月26日 15:12
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- かぜのはんにんは、ウイルスという小さな小さな生きもの。ざんねんなことに、このかぜのはんにんを、ちょくせつやっつけるおクスリは、まだみつかっていないんだ。 でも、だいじょうぶ。ぼくたちのからだのなかには、びょうきとたたかう力(「めんえき」っていうんだ)があって、じかんはかかるけど、かぜのはんにんを、やっつけてくれるんだ。かぜをひくと、ねつがでるのは、このからだの力が、はんにんとたたかっているしょうこなんだよ。そこでだいじなのは、かぜをひいたとき、からだがうんと力をだせるよう、ぼくたちが、おうえんすることなんだ。
- Category: こどもの健康教室
- imidas2001 - Posted date: 2001年1月21日 16:22
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- 20世紀は加速の世紀であった。21世紀を「熟成の世紀」としようとする理念が、人類の叡智で築いた様々な科学技術を人類の最大多数の幸福を生むための道具に仕立て上げる秘訣だと私は考えている。遺伝病のないあには、世代を経るにつれて加速され、遂には滅亡するものもある。21世紀を更なる「加速の世紀」にしないためにも、個人個人が幅広い知識と視野を学習して、自ら思考することが大切である。病気への新しいアプローチ/ 社会環境と病気/ 健康管理のキーワード/ 日常的な病気と対策/ 新しい医療への挑戦/ 変遷する医療の仕組み/ 医療の品質管理/
- Category: イミダス「健康」分野
- 少数精鋭主義⑨ 1人の敵と10人の味方(その1) - Posted date: 2001年1月13日 13:56
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- よく「一人の敵は十人の味方に匹敵する」と言われる。この言葉にはいろいろな意味が含まれているものと解釈される。文字通り、「せっかく十人の味方を作っても、一人敵ができてしまうと自分への援助の力としては打ち消しあってしまう。」という意味合いで使われることが一般的であろう。また、日本のように減点主義を基調とする国民性を持った国では、「十個の成功をしても一つの失敗が命取りになる」という意味合いをも感じさせる。
- Category: 少数精鋭主義
- おなかを、こわしちゃった - Posted date: 2000年12月26日 15:15
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- おなかをこわして、トイレでピーピー、お水みたいなうんちがでることがあるよね。そんなとき、みんなどうしてるかな。「おいしゃさんにつれていかれちゃう、おかあさんにはだまっていよう。」なんて子はいないよね。ちゃんと、おかあさんにいって、はやくおなかをなおさなかっちゃ。でも、おなかがこわれるのは、なぜなんだろう。おなかをこわす“はんにん”はいろいろいるけど、さむいとき、からだが冷えたり、かぜをひいたりすると、おなかをこわしやすいんだ。もちろん、食べすぎたり、わるくなったものを食べても、おなかがこわれるよ。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義⑧ 大きな夢と小さな実行 - Posted date: 2000年12月13日 13:54
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- 最近の若者たちも大人たちも夢がなくなった、と感じる人は多いのではないだろうか。そう思うのは当然である。「末は博士か大臣か?はたまた大社長か?」と子供のころ親に夢を託されて育った我々より上の世代に比べ、現在は学問や政治や経済のトップに立つような人で尊敬できるような人がほとんど見当たらない。実際には結構いるのだろうが、マスコミがとりあげるような話題は「ブルータスおまえもか?」と思わせるような、著名人のゴシップや失態の話が中心である。
- Category: 少数精鋭主義
- なぜ、かぜをひくのかな - Posted date: 2000年11月26日 15:17
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- これからだんだんさむくなると、かぜひきさんがふえてくるんだ。みんなも、かぜをひくのはいやだよね。おかあさんが、「ねていなさい」っていうから、おともだちとあそべないもんね。だけど、ぼくたちはなぜ、かぜをひくのかな。かぜのはんにんのほとんどは、ウイルスっていう小さな小さな生きものなんだ。どのくらい小さいかっていうと、ウイルスをうんとあつめても、それでもまだけんびきょうで見えないほど小さいんだよ。 この小さなはんにんが、はなやのどからからだにはいりこむと、それがきっかけになってぼくたちはかぜをひくんだ。そして、おねつやはなみず、くしゃみ、せきがでるけど、これは、「かぜのはんにんが、いたずらしてるよ」って、からだがおしえてくれているんだよ。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義⑦ 偽少数精鋭主義 - Posted date: 2000年11月13日 13:52
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- 「しっかりしたものなら数は少なくてもいいのではないですか?」という意味で「少数精鋭主義」をテーマに話を進めている。ここで誤解を防ぐために、「偽物の少数精鋭主義」について言及しておきたい。 時に、世の中のもの何にでも反対を示して、「我こそは反骨精神の塊なり。世の中には偽物を平気で認めてしまう馬鹿な人が多くて困る。」と豪語している人がいる。人と違うことをすることが自分の優れた証と信じているのである。これは私の言う少数精鋭主義とは似ても似つかぬものなのである。野球で言えば、多くのファンがいる巨人が嫌いだから、ファンの少ないどこどこを応援する、みたいななんとも哲学がない思考なのである。
- Category: 少数精鋭主義
- すききらいがあると、なぜいけないの - Posted date: 2000年10月26日 15:19
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- みんなのなかには、「お肉なんかきらい」「おさかなはぜったい、いや」「ピーマンやニンジンはたべないもん」ってダダをこねて、おかあさんをこまらせている子がいるかもしれないね。そんな子におかあさんはかならず、「きらいなものでも食べなさい」っていうけど、なぜなんだろうね。これは、すききらいがあると、ぼくたちのからだによくないんだ。げんきに成長するために、ぼくたちはいろんなのもを食べなくちゃならないんだよ。きょうはそのことをおべんきょうしようね。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義⑥ マスコミとミニコミ - Posted date: 2000年10月13日 13:50
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- 飛躍的な通信技術の進歩で、マスコミの力は増大していく一方である。テレビを筆頭にラジオ、新聞、週刊誌、インターネットと媒体は増えるばかりである。最近の通信手段は双方向性も備えたといわれつつも、その実はまだまだ片側通行が主体である。 前々回に「知らぬが仏」の快適さについて書いたが、マスコミはそんなことにお構いなく一方的に情報を送る。「見たくない人は見なければ良い」というのがマスコミ正当化の論理であろう。
- Category: 少数精鋭主義
- 太ったら、なぜこまるの? - Posted date: 2000年9月26日 15:21
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- おとなって、よく「太っちゃった、こまったわ」[ちかごろ、おなかが出てきたな」って、気にしてるよね。でも、太るとなぜこまるんだろうね。太っちゃうと、おかあさんがいつもしんぱいしてるように、スタイルがわるくなるってこともあるかもしれないけど、もっとこまるのは、いろんなびょうきになりやすいってことなんだ。たとえば、太っていると、「とうにょうびょう」というびょうきになりやすいんだよ。
- Category: こどもの健康教室
- むくみは不調のサイン - Posted date: 2000年9月25日 16:44
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- そもそも「むくみ」というのは、医学的には“浮腫”といい、体内の細胞の間の組織が通常よりも沢山の水を含んでいる状態です。自分でチェックするには、むこうずね、つまり、すねの前面の内側(脛骨けいこつと腓骨ひこつが接近するところ)を指で押してみて、指のあとがへこんで残るようなら、むくみです。 はれぼったく、水ぶくれのように感じるむくみの中身は、水なのです。身体は沢山の水を含んでいます。 体重の約2/3は水が占めている程。 その水の多くは細胞の中にありますが、血液にも含まれ、細胞と細胞の間のクッションとなる組織にも組織液として含まれています。
- Category: その他の執筆記事
- 頭痛でわかる、隠れた病気 - Posted date: 2000年9月22日 13:03
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- 強い頭痛は、脳の病気の疑いも。慢性頭痛はコントロールできる。頭部の症状で一番気になるのは、やっぱり頭痛。強い痛みがあったりすると、脳の病気ではないかと心配になってしまう。「頭痛とひとくちにいっても、原因はさまざま。重大な脳の病気から、精神的なストレスや、虫歯などまで考えられます。すぐに受診すべきかどうかは、頭痛のタイプを知っておくと、ある程度わかるでしょう」と寺下謙三先生は言う。頭痛が突然襲ってきたのかどうか、頭痛以外にどんな症状があるかで、病気の深刻度を見極めることができるのだ。「ここで注意したいのは、その頭痛が、体験したことのない痛みかどうかということ。痛みの強さにかかわらず、初めてのタイプの頭痛があったときは、必ず医師に相談することが大切ですね」
- Category: 取材・対談
- 少数精鋭主義⑤ 仕組みで変わるものと、仕組みで変わらないもの - Posted date: 2000年9月13日 13:48
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- 「より安心の出来る医療の体制を作るには、なにも新しい画期的な技術はいらない。今ある技術をうまく機能させる仕組みを作ることが先決である。」という考えが私の持論である。 この信念に基づいて、医療のシステム作りの仕事やアドバイスを行うことが私の「医学事務所」のメインの仕事なのである。勿論、遺伝子技術はこれからの医療のシステムを大きく変えていくだろうし、人工臓器の研究も大切ではある。しかし、日本では医療技術上は臓器移植や遺伝子診断が可能であるが、日常的な医療は安心どころか不満だらけであると嘆き不安に感じる御仁は多い。
- Category: 少数精鋭主義
- あせはからだのクーラーだよ - Posted date: 2000年8月26日 15:23
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- なつはお日さまがおおいばり。まいにちあつくて、おそとであそぶと、あせびっしょりになるよね。でも、あついと、なぜあせをかくんだろうね。みんな、おにわに水をまくと、すずしくなるのを知ってるよね。これは、あついおにわにまかれた水が、ゆげになるとき、まわりの熱をとってしまうからなんだ。大きなたてものには、水のこの力をりようするクーラーもあるんだよ。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義④ 3人寄れば文殊の知恵、10人寄れば猿の知恵 - Posted date: 2000年8月13日 13:42
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- 昔、脳外科医をしていたころ暴走族風の連中が交通事故で運ばれてくる場面によく遭遇した。さぞかし病院の中でもうるさくて迷惑を振りまくに違いないと思ったわけだが、意外に意外、結構おとなしくて従順なことが多かった。見舞いにくる連中もこれまた意外と礼儀正しかったりする。人の考えは間違いも多く、複数の人の知恵を合わせることは大切という意味で「三人寄れば文殊の知恵」という。しかしその反面、人は集団になるとその知能は急激に低下し、時には暴徒と化す。
- Category: 少数精鋭主義
- ムシにさされちゃったら - Posted date: 2000年7月26日 15:36
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- おてんきがよくて、とってもあたたかくなったね。みんな、おそとでげんきにあそんでいるよね。でも、おそとであそぶときは、ムシにさされないようにちゅういしようね。はらっぱやくさむら、はやしにはむしがたくさんいて、カやガ、ブヨ、ダニ、ハチなど、チクッとさすのもいるんだ。だから、おそとであそぶときは、長ズボンに長そでのシャツを着るほうがいいんだよ。こうしておけば、ムシたちも手だしできないからね。 それでもムシにさされたら、なるべくはやくおうちにかえって、さされたとこらをきれいにあらって、おかあさんにバイキンをやっつけるくすりをぬってもらおう。それから、さされたところがかゆくなっても、ひっかいたりしちゃだめだよ。かゆみどめのくすりをぬって、なるべくがまんしようね。
- Category: こどもの健康教室
- 冷房対策 - Posted date: 2000年7月22日 12:01
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- 基本は冷やしすぎないこと最近は家庭にもクーラーが普及し、夏は随分過ごしやすくなりました。でも、快適だからといってクーラーに頼り過ぎると、冷房病や夏バテなどを招きます。シニア世代では、女性だけでなく、男性にも冷房がこたえる人が増えてきます。冷房病を予防する基本は「冷やし過ぎない」ことです。室温は26~28℃を目安に外気温と極端な差が無いように。又、噴出し口の風が直接あたらないように、風向きにも注意しましょう。温度を一たん設定すると、気候や身体の変化に関係なく、そのままの状態で使い続ける人がいますが、面倒がらずにこまめに、快適な温度、風向き、換気などの調節をおこないましょう。
- Category: その他の執筆記事
- 少数精鋭主義③ IT革命と知らぬが仏 - Posted date: 2000年7月13日 13:46
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- 21世紀はIT革命とバイオテクノロジーの時代だと言われる。株式市場でもIT革命は花盛りである。もはやインターネット、電子メールなしでは生活できないようなムードである。 あるテレビ番組で、IT革命をテーマにいろんな人にインタビューしていた。「インターネットで世界中どこの情報も瞬時にして得られる」「家にいて何でも買えてしまうから、生活が豊かになりますよね」「物事を選択するときに、あらゆる角度の情報を得られるから、安心できる世の中になりますよね」などというコメントが大半を占めていた。
- Category: 少数精鋭主義
- いやだな、かゆいアトピー - Posted date: 2000年6月26日 15:40
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- かおやからだ、手足のひふがジクジクしたりカサカサになって、いつもかゆくてたまらなくなるびょうきがあるんだ。アトピーといって、いま子どもにふえているんだよ。みんなのなかにもきっと、このアトピーの子がいるよね。アトピーはなぜおこるんだろうね。まえにもいったけど、ぼくたちのからだには、びょうきをやっつける力があるんだよ。アトピーでは、このびょうきをやっつける力が、まちがって、ぼくたち自身のからだを、やっつけてしまうんだ。そのため、からだがとってもかゆくなるんだよ。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義② シンプルライフのすすめ - Posted date: 2000年6月13日 13:28
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- 少数精鋭を端的に言うと「量より質」ということになるが、これはあくまでも相対的なものである。前回、「量を減らさないでも、質を高めることにより少数精鋭主義を実行したことに等しい」ことをリストラを例に説明した。 理論上はそうであるが、例えば友人の数、スタッフの数、クレジットカードの数、愛車の数などを想定しても、時間軸を含んだ4次元で考えると、いくら質を高めようとしても適正な量には限界がある。この原則を間違えると、楽しい仲間のはずの友人が苦しみを提供してくれるし、ボスの仕事の能率を上げてくれるスタッフがボスの足を引っ張ることにもなる。
- Category: 少数精鋭主義
- びょういんはみかただよ - Posted date: 2000年5月26日 15:46
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- びょういんがきらいな子って、きっとたくさんいるよね。ちゅうしゃはいたいし、くすりをのまなきゃならないし、だいいち、せんせいが「しばらくねていようね」っていったら、あそべないもんね。でも、ぼくたちにとって、びょういんへはやくいくことは、とってもたいせつなんだよ。ぼくたち小さなこどもは、おとうさんやおかあさんとちがって、とってもびょうきによわいんだ。かぜをひいたり、おなかがこわれたりしても、おとうさんやおかあさんは、わりにへいきだけど、ぼくたちは、びょうきをほうっておくと、きゅうにげんきがなくなって、たいへんなことになったりするんだ。なぜなんだろうね。
- Category: こどもの健康教室
- 少数精鋭主義① 量より質 - Posted date: 2000年5月13日 13:21
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- 質実剛健に続く今年のテーマとして「少数精鋭主義」を選ぶことにした。携帯電話などの普及で、必要以上の連絡が一般化し、インターネットの発達で情報が氾濫状態になり、パソコンを買いに行っても本を買いに行っても、何を選んだらよいのか迷ってしまうぐらいたくさんの種類がある。 これを「選択の幅が増えた豊かな現象」と一概に言ってよいだろうか。質の低下を量でカバーするという現象になってきているのではないだろうか。
- Category: 少数精鋭主義
- 予防注射って、なあに? - Posted date: 2000年4月26日 15:48
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- チクッとイタい、よぼうちゅうしゃ。いやだな、とおもっている子もきっと多いよね。でも、よぼうちゅうしゃには、いろいろなびょうきから、ぼくたちのからだをまもる、たいせつなやくめがあるんだよ。そのたいせつなやくめを、ここでおぼえようね。びょうきの中には、小さな小さな生きものがおこすものが、たくさんあるんだ。みんなのからだの中には、その小さな小さな生きものを見つけて、やっつけるしくみがあって、これを「めんえき」というんだよ。
- Category: こどもの健康教室
- 雑穀健康法 - Posted date: 2000年4月13日 14:40
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- 養生シートで食生活をチェック 健康への関心が高まっていますが、薬やお医者さん任せになっている人も多いのではないでしょうか。今回は「健康は自分で守る」を持論に、積極的に食事指導を行い、生活習慣病の予防に努めている、寺下謙三クリニック院長の寺下謙三先生にお話をうかがいました。 生島 先生は予防医学にカを入れているそうですね。 寺下 はい。日本では自然治癒を促すような学問は遅れているのが現状です。そして体全体を総合して診るような医学もまだまだ未成熟です。そこで私は、患者さんを病気になる前からトータル的に診るクリニックを作ろうと考えました。いまは、健康なときから契約を結び、主治医とクライアントという対等な関係で、個人の体を総合的に診ていくという形で診療を行っています。
- Category: 取材・対談
- 質実剛健⑫ 「君たちはすでに英雄だ」 - Posted date: 2000年4月 5日 18:48
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- 私の仲間には、妻を筆頭に映画好きが多い。 つい最近、ホームシアターなる設備を我が家に導入した。週末になると、仲間がそれぞれ、好きな映画のビデオと食べ物を持ち寄り、我が家では安物ワインを用意する。一緒に映画をみて、そのあと映画談議にふけるのである。贅沢なようだが、映画館へ行って、レストランへ立ち寄り、お茶をすることを考えると、一人あたりの出費は格段に少なくすむ。これも考えようにより質実剛健だと(多少は弁解気味に)思っている。
- Category: 質実剛健
- 発芽玄米の効果 - Posted date: 2000年3月22日 10:43
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- 日本人は、昔からコメを主食にしてきました。しかし、ここ最近気になるのが、日本人の「ご飯離れ」です。実は、このご飯離れが、肥満を原因とした生活習慣病を招いていると考えられるからです。実際、朝はトーストにコーヒーという人は多いと思います。しかし、ミルクや砂糖を入れたコーヒーにバタートーストと、みそ汁に焼きノリで食べるご飯、この二つのメニューを比べたとき、どちらが肥満になりやすいかは一目瞭然です。予防医学では、食生活がいちばん重要だと考えられています。生活習慣病は、一朝一夕には起こりません。長い期間の習慣が原因なのです。その中でも、最も大きな原因が食習慣です。肥満を防ぐためには、主食をご飯にするのがいいと述べましたが、実はご飯の選び方によっても、肥満を防ぐ効果が違っきます。私たちが日常食べているご飯は白米ですが、ほかにも玄米や胚芽米があります。
- Category: 取材・対談
- 質実剛健⑪ 感謝オンデリバリー - Posted date: 2000年3月 5日 19:16
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- ゴルフ仲間である(といっても大先輩なのだけど)工学部の名誉教授から、「タイと日本の学術交流のため、バンコクのオフィスに長期出張しているので遊びにおいで」と招かれて、友人と突如バンコクに行くことになった。 三泊のせわしない旅行であったが、ゴルフと美味をたっぷり堪能できた。そのゴルフであるが、タイ出身者による東京大学の同窓生のコンペという企画がたまたまあり、そこに飛び入り参加となった。一緒に回った人は、タイで会社を経営している方で、勿論日本語はぺらぺらである。その人の話のなかに、非常にためになったことがあるので今日はそれを紹介したい。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健⑩ オセロ型心理敵対反応 - Posted date: 2000年2月 5日 19:14
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- 仲がよかったのに、何かをきっかけにがたがたと崩れてしまうことが多い。この人間関係を理解するにはいくつかのポイントがある。そのなかでも私が「オセロ型心理反応」と命名した恐るべき心理反応がある。 今まで、自分の親しい仲間と思って気を許して悩みなどを話していた時は、親身そうに同情したり共感してくれていた人が、何かのきっかけで一旦敵対したとたんに、今までの共感とは裏腹に「あいつはこんなことを言っていた」と正反対の反応をするようになる。この反応に遭遇した人はひどく傷つき、「もう二度と人を信用したくない」、と一時的に思ってしまう。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健⑨ ニュース俗報 - Posted date: 2000年1月 5日 19:11
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- 先日、帰宅すると、妻や子供たちがテレビで「金八先生」を見ていた。一緒に見ながら「金八先生も現代版になって変わったな」と思った。不良学生が登場した家庭内の暴力場面があり、私が顔をしかめると「これは超特別な過激な場面」と子供たちが言い訳めいて言う。 そんな話をしながら見ていると、画面に「ニュース速報」のテロップが現れる。『どこかで地震かな?』と思っていると[文京区音羽幼稚園の行方不明園児が遺体で発見される]という報道であった。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健⑧ ピース オブ ヘジタンス - Posted date: 1999年12月 5日 19:09
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- 「ピース オブ ヘジタンス」という英語の意味をご存じだろうか。「遠慮のかたまり」という意味だそうだ。先日、英語が堪能な友人から聞いたから、多分本当の話だと思う。大皿料理などで美味しそうなものが、一切れ遠慮がちに残っている例の「遠慮のかたまり」の意味である。「ふーん、アメリカでも遠慮のかたまり、という現象があるんだ。人類似たり寄ったりだ。」と妙に感心した。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健⑦ 景気回復ケーキ - Posted date: 1999年11月 5日 19:07
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- 先日、大学時代の仲間のゴルフ旅行の帰り、新幹線の中でアナウンスがあった。「縁起のいい新幹線特製“景気回復ケーキ”はいかがでしょうか?」 その日はゴルフの成績もすぐれず、仲の良い先輩のドクターと悲嘆に暮れながら「あの時のパットは云々」と反省していたのであったが、このアナウンスを聞いて思わずニヤリとしてしまった。これはもしかして、そんなケーキを実際売っているのではなく、さすが元国鉄JR‘洒落と元気付け’でアナウンスしているのではとも思ったが、確かめはしなかった。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健⑥ ブランドと品質 - Posted date: 1999年10月 5日 19:05
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- 久々の長期夏休みを取り、テニス仲間と3夫婦で北イタリアへ食と歴史を巡りながらのリラックス旅行に出かけた、つもりだった。 ところが、旅行中にもめることになった。一組の夫婦が、どうやらブランドショップ(ベルサーチやテストーニなどの固有名詞を勉強させていただいたが)での買い物が旅行の大きな目的であったらしいのだ。全体の旅程は、イタリアの田舎町を車で回る情緒たっぷりなものだったが、一部変更し恥を忍んでミラノのブランドショップ街を大きな買い物袋を提げた日本人と会っては、伏し目がちに歩くことになった。
- Category: 質実剛健
- ストレスを上手に取り払うメンタルケア - Posted date: 1999年9月22日 11:10
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- 簡単に言えば、『イヤなこと』がストレス。適度なストレスは、体が「頑張ろう」としていい刺激となりますが、過度になると最悪です。興奮して血糖値が上がったり、自律神経が乱れたりして、体調不良を引き起こします。ストレスにもいろいろあります。今話題になっている環境ホルモンなどの化学的ストレス、気温などの物理的ストレス、人間関係から生まれる対人ストレスなどです。人間が、特に強く感じやすいのが対人ストレス。他のストレスなら、例えば、ダイオキシンの含まれているものは摂取しないようにしようとか、寒いから洋服を重ね着しようとか、自分の意志ひとつで取り払えますが、対人ストレスだけは、そうもいかないからです。
- Category: 総合監修
- 質実剛健⑤ 二つの悪い心 - Posted date: 1999年9月 5日 19:04
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- 「汝ねたむなかれ」かのキリストも言われた説教である。 日本人は特に「ねたみ、そねみ」を持つ民族のように言われることをよく耳にするが、世界共通の人間の邪悪な心なのかもしれない。人間にとって大きな悩みの一つは、自分の内なる邪悪な心との戦いなのかもしれないと思っている。 気に入っている映画の一つに(親友に勧められ最近観たのであるが)「scent of a woman」というのがあるが、その主人公のアルパシーノが「私は今まで、どちらの道を選ぶのが正しいか、たいていの場合はその答えを知っていた。しかし、そちらを選ばなかった。たいていの場合、正しい道は困難だったから。」というようなセリフを言う。含蓄のある言葉である。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健④ 質と量 - Posted date: 1999年8月 5日 19:02
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- 品質と数量といえば「quality & quantity」と英語の授業を思い出す。モノの良し悪しを判断するときに尺度となる2大要素である。 それらは、多くの場合、逆相関する。食べ物をとって考えてみよう。高級フランス料理の前菜分の価格で牛丼を何倍食べられるか。では、価値判断として高級フランス料理が牛丼を凌駕していると結論付けできるであろうか。否である。とにかくおなかがすいているものにとっては、2杯の牛丼の方が価値が高いであろうし、小食のひとが少し贅沢をしたいと思っているときは、年代物のワインにオードブルというほうが価値が高い。質と量どちらが大切か、一概には言えない例である。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健③ 新個人主義の勧め - Posted date: 1999年7月 5日 18:59
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- 前回お約束したBBQ-METHODの話。 先日、中学生の我が次男とテニス部の仲間数人を連れて山の家にテニス合宿に行ったときの話である。夜はベランダでのバーベキュー(BBQ)となった。私ら夫婦とは初対面の子達もいて遠慮気味だから一人一人取ってあげないとだめかなと思っていた。心配ご無用である。さすが中学生の男の子達。焼き上がる前にすごい勢いでお箸がのびてくる。今度はこれは奪い合いの喧嘩になるかと心配した。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健② 子供達へのメッセージ - Posted date: 1999年6月 5日 18:57
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- 日本にしろアメリカにしろ少年達が物騒な事件を起こすたびに「最近の若者はなっていない、怖い」などと言われる。若者といっても、年輩者にとっても経験してきた時期があるわけだし、むしろ大人の鏡だと考えてもいい。結構「ひとの振りみて我が振り直していく」ものなのである。昔は「末は博士か大臣か」と研究者や政治家などは、子供達にとって目標やあこがれの職種であった。
- Category: 質実剛健
- 質実剛健① 医学部入試「改革」医師不信 - Posted date: 1999年5月 5日 18:52
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- 今月からテーマを「質実剛健」と新しくした。 「飾り気がなくまじめで力強い」というような意味である。実は僕が小さい頃、今は無き明治生まれの父から、「質実剛健でいけ。ええかっこするな!」とよく怒鳴られたものである。人間小さい頃の学習というものは死ぬまで残るものである。いろいろな商売にチャレンジしていた父は、東大に進もうとした僕に、喜んではくれたものの「人の役に立ってはじめて値打ちがあるんや。東大なんかでえらそうにするな!」と僕には痛い言葉を言っていた。
- Category: 質実剛健
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑪ 相対価値観と絶対価値観 その2 - Posted date: 1999年4月 5日 18:42
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- 前回、相対的価値観から絶対的価値観へのパラダイムシフトこそが幸福への道であるというようなことを述べた。 もうお気づきのように、正しい生き方は相対的価値観に基づき、美しい生き方こそ絶対的価値観に基づいた生き方なのである。他人が決めた法律に従う生き方が正しい訳で、自分の判断があまり全面に出ない。美しいかどうかは多分に自分の判断が必要になってくる。「人をたてれば蔵が建つ。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑩ 相対価値感と絶対価値感 その1 - Posted date: 1999年3月 5日 18:40
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- いよいよこのテーマでの話題も余すところ2回になった。 続けてお読みいただいている方は既に美しい生き方を実践されていることと思われる。日本人は(ほとんどのアメリカ人もそうだと私は思っているが)これだけ豊かになったのに、なかなか幸福感が得られないのは、「絶対価値感」の欠如なんではないかと考えている。そしてまた、美しい生き方をするにあたってこの「絶対価値感」が必要だと私は分析している。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 強迫性障害 - Posted date: 1999年2月21日 16:37
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- だれの心にも宿る「わかっちゃいるけどやめられない症候群」 不潔恐怖、確認行為、過食症、拒食症、ギャンブル癖、ワーカーホリック、買い物依存症、などなど。ストレスと不安が、あなたを色んな行動に追い立てるのです。 どうすれば克服できるか、力強い味方になってくれます。
- Category: 共著
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑨ ウサギと亀 - Posted date: 1999年2月 5日 18:38
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- 今年は兎年である。 例年のごとく私は年初に1年のテーマを考える。いくつか候補を考えた。最終に残ったテーマは「美しき停滞、着実な向上」、「利他のわがまま」、「謙虚な自信」などである。美しき停滞…では、語呂が去年のテーマと似ている。利他のわがままもいいな、と思ったが、最終選考に残ったのは(といっても自分で候補を出して、自分で決めるのだが)、「質実剛健」である。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑧ 「便利」と「手間ひま」 - Posted date: 1999年1月 5日 18:36
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- 先日、住宅関連の企業に勤める人たちを対象にセミナーの講師を務めた。 その時、同時に講師をされた東京医科歯科大学教授の藤田紘一郎先生は「清潔は病気」と寄生虫の人体への役割を説かれていることで有名である。藤田先生は、「清潔第一的考えは、人間の本来の抵抗力を阻害し、神様が与えてくれた我々の能力を阻害するものである」といった内容のお話をされた。私の医療哲学との共通点に深く共鳴したのであるが、私は自分の講演内容で「便利の追求は、我々人間の情緒を阻害する。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 血流チェックで大病を防ぐ - Posted date: 1998年12月22日 11:40
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- 皆さんは人間ドックに入ったことがありますか?お宅にいながらにして、人間ドックと同じチェックが簡単にできる、名づけて「テレビ人間ドック」。今日は血流の流れを中心にチェックします。血流というのは、酸素を取り込んでこれを身体の隅々まで送っている。まさに、命の源、健康のカナメです。この大事な血液と血液の流れによって今の健康状態がわかります。ここでは、血流が悪くなるとどのような症状を引き起こすのか、部位別にご紹介します。
- Category: 取材・対談
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑦ 良い「みんな」、悪い「みんな」 - Posted date: 1998年12月 5日 18:35
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- 「みんな、君のことを生意気だと言っているよ」「僕はいいけど、みんながねぇ…。」このような言い方をよく聞かないだろうか。また、よく言っていないだろうか。 かくいう私も、なるべく気をつけているのだが、「そんなことをするのはみんなに迷惑だよ」などと言ってしまっている。「僕に迷惑だよ」と、ズバッと言えばいいのに。人間関係の崩れる原則に、「トライアングルの法則」というのがある。 AさんとBさんがもめると、Cさんが、間に入り助けようとするが、今度はCさんとBさんの争いに形が変わっていくという単純な法則である。そんなとき「みんな君のことを…と言っているよ」的な言い方をよくする。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑥ 規則と道徳 - Posted date: 1998年10月 5日 18:32
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- 前回、『モラルール』という造語を披露したが、その後たまたま読んだ「子供のための哲学」(永井均著)という本のなかに、規則と道徳の説明があった。その中にも書かれていたことを私なりの例えで説明してみる。 「公衆の場所にゴミを捨ててはいけない」ということを考えてみたい。このことは日本では規則でもあり道徳でもある。 では、なぜ我々は普通は道ばたにポイッとゴミを捨てないのか。一つめの理由は、それが規則だからしないということである。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 正しい生き方から美しい生き方へ⑤ モラルール - Posted date: 1998年9月 5日 18:30
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- タイトルの『モラルール』は私の造語である。 この言葉が生まれたいきさつをお話ししたい。先日、後輩でもある友人の奥さんと世間話が高じて「臓器移植の話」になった。というのも、「最近、不安や不満を訴える人が多い。」という話題からである。医療の現場で言えば、高度な医療が整ってきたのにも関わらず、現代人は昔の人にはないほど医療に対する不安や不満があるのは何故だろうか。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 現代病トレンド - Posted date: 1998年8月26日 16:15
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- 今月は、「現代病トレンドその1」として最近注目されている病気の話題についていくつか解説します。 1パニック障害症例紹介 2胃の病気とピロリ菌 3「生活習慣病」
- Category: メディスコープ
- 正しい生き方から美しい生き方へ④ 孔孟思想から老荘思想へ その2 - Posted date: 1998年8月 5日 18:28
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- 前回は、孔孟思想と老荘思想について少し話した。 どちらがいいかという意味ではなく、人間で言えば若いときは孔孟思想を中心に、中年以降は老荘思想も取り入れるのが良いのではということになる。 国で言えば、発展途上国では孔孟思想で、日本のように成熟してくると老荘思想も大切になるのではないか。また、企業で言えば、前者が急成長型ベンチャー企業や増収増益企業であり、後者が昔ながらのお店や収益横ばい企業である。癌の治療で言えば、前者が手術や抗ガン剤、後者が免疫療法や東洋医学的治療にあたるのではないか。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 腹痛あれこれ - Posted date: 1998年7月26日 15:53
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- 今回は腹痛を主訴とする病気のうち代表的な4つの病気を解説します。 1.尿路結石 2.急性膵炎3.過敏性腸症候群4.急性腸炎
- Category: メディスコープ
- 正しい生き方から美しい生き方へ③ 孔孟思想から老荘思想 その1 - Posted date: 1998年7月 5日 18:26
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- 正しい生き方から、美しい生き方へのパラダイムシフトをテーマにエッセイを書いている。別に「正しい」ことが悪いといっているわけではない。むしろ正しいことは当たり前なのである。価値判断を「正しいかどうか」というよりも「美しいかどうか」という基準に置き換えていくことが、これからの成熟社会には必要ではないかと提案しているのである。これは、言い換えれば、これからは物事の判断は自分で行うことが最も大切だと言うことである。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 「脈が乱れている」と思ったとき - Posted date: 1998年6月26日 16:04
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- 1.致命的な不整脈(心室細動など)2.安全な期外収縮 3.心房細動 4.危険な徐脈性(脈拍数が少なくなる)不整脈
- Category: メディスコープ
- 正しい生き方から美しい生き方へ② 性善説は時代錯誤か - Posted date: 1998年6月 5日 18:24
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- 物騒な世の中になった。ずいぶん前までは拳銃事件はアメリカの独占市場だと思っていたし、つい最近まで日本でも特殊な世界での事件だと思っていた。ところが気付かないうちに「拳銃事件」が毎日のように新聞の片隅に載っていることが当たり前のようになってしまった。 僕は、ずいぶん以前から「エイズにしろ麻薬にしろ拳銃問題にしろ、彼岸の火事だと思っていたら大やけどをする」と、いろいろな機会をみつけては警告していた。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 正しい生き方から美しい生き方へ① 感動ありがとう - Posted date: 1998年4月 5日 18:20
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- 日本中の皆が楽しみにしていた冬季オリンピックも終わってしまった。このオリンピックほど皆がテレビの前で涙を流したことは他にはないのではないだろうか。特にジャンプの原田選手は印象的である。一回目のジャンプが悪くハラハラさせておきながら、2回目は予想以上に飛んだ。本来なら安定して飛ぶほうが正しい飛び方であろうが、原田のようなほうが我々を楽しませてくれた。言うなればこちらのほうが美しく感じて我々が感動したのかもしれない。
- Category: 正しい生き方から美しい生き方へ
- 温故知新⑬ 過去の遺物は大先生 - Posted date: 1998年3月 5日 17:26
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- ウイルスが猛威を振るっている。エイズにしろ新しい香港型インフルエンザにしろ怖い相手である。細菌の世界では、耐性菌の出現が我々に様々な警告を与えている。細菌でさえ過去の抗生剤を覚えていて、新しい仕組みを自ら作り出している。 まさに「温故知新」を実践しているのである。 ウイルスは、元来病原性が弱くて、大体放置しておいても自然治癒するものが多かった。一部のウイルスにはワクチンがあり、予防できたり、天然痘のように世界から撲滅したものまである。まさに人類の勝利と凱旋ものなのである。 ところが、ところがウイルスというものは、摩訶不思議で怖い。姿をコロコロと変える。あの小さい単純な構造なのに、まるで敵のことを知り尽くしたかのように振る舞うのである。しかも、人の細胞を利用して自らを複製していくのであるから気色が悪い。
- Category: 温故知新
- 「やせてきた」という症状を主訴とする病気あれこれ - Posted date: 1998年2月26日 16:11
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- 1.拒食症2.バセドー病3.結核 4.癌 5.糖尿病
- Category: メディスコープ
- 肥満に関するコメント - Posted date: 1998年2月26日 16:09
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- ◆標準体重の求め方(BMI法) 標準体重はBMI法を用いたらどうでしょうか?身長(m)の自乗 × 22 のことです。 例えば身長168cmのひとは ……… 1.68×1.68×22 = 62.1(kg) となります。
- Category: メディスコープ
- 「胸が痛い!!」 - Posted date: 1998年2月26日 16:06
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- 1.狭心症、心筋梗塞 2.帯状疱診(ヘルペス)3.肋骨骨折 4.自然気胸
- Category: メディスコープ
- 糖尿病予防の基本 - Posted date: 1998年2月25日 16:40
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- 食生活の欧米化と運動不足糖尿病の原因は生活習慣にある 厚生省が今年の1月に発表した[1996年の患者調査]によると、糖尿病で入院や通院している患者の総数は推計で217万5千人にのぼり、前回の調査(93年)より61万人増えている。この数字はきちんと治療を受けている患者数であり、治療を受けていない患者を含めると、おそらく全国で600万人の糖床病患者がいると考えられている。糖尿病の患者数は、年々増加しているが、その主な原因は、食生活の欧米化が進んでいるためだといわれている。私たち東洋人のインスリンの分泌量は、欧米人の約35~50%といわれている。つまり、日本人のインスリン分泌量には、もともと余力が少ないのである。伝統的な食生活なら、この少ないインスリン分泌量でも正常な血糖値を保っていけるが、欧米型の食事ではエネルギー量の多い脂質の摂取量が増える。その上に肥満や運動不足が重なれば、私たちは簡単に糖尿病となる可能性が高い。さらに、食べてからブドウ糖になるまでに時間がかかるご飯など穀類のデンプンが少なくなり、すぐにブドウ糖になる砂糖(清涼飲料水など)の摂取量が増えてきたことも糖尿病が増加している原因と考えられている。
- Category: JRさわやかけんぽ
- 糖尿病は『静かなる殺し屋』 - Posted date: 1998年2月25日 16:32
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- 糖尿病という病名は読んで字のごとく、「糖が尿に出る病気」を意味している。確かに糖が尿に出ることは糖尿病の特徴の一つであり、かつては尿糖試験紙などで糖が尿に出ていることを確かめて、糖尿病と診断していた時代もある。しかし、糖が尿に出ていても糖尿病でない場合もある。そこで、最近は血液中の糖の濃度から糖尿病を診断する。では、「糖尿病」とは一体どのような状態を指し、どうして発病するのだろうか。私たちの脳や筋肉そして内臓を動かし、生命を維持していくためには、当然エネルギー源が必要となる。三大栄養素と呼ばれるタンパク質・脂質・糖質が、私たちの主なエネルギー源であるが、中でも最も利用される割合の高いものが、糖質である。糖質はご飯・パン・芋などのデンプンのほかに、果物・牛乳・砂糖にも含まれている。
- Category: JRさわやかけんぽ
- 温故知新⑫ 美しい生き方 - Posted date: 1998年2月 5日 18:18
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- 「温故知新」を題材に書き始めて、早いもので1年経ってしまった。最初に書いたが、私は年の始めに一年のテーマを決めることにしている。平成9年は「温故知新」であった。 今年は何かというと「正しい生き方から、美しい生き方へ」というパラダイムシフトである。 どういう意味かと疑問に思われる方も多いであろう。成熟社会を迎えた日本にとって、本来すべての国民は心豊かに生活を送れる筈なのに、実際はどうであろうか。
- Category: 温故知新
- 温故知新⑪ ルソーのエミール - Posted date: 1998年1月 5日 18:16
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- 何回か前のこのコラムで「子供の消費文化」と題して、消費の有力対象が子供たちに向けられていることについて警告めいたことを書いた。つい最近、新幹線の中のウエッジという経済誌の中で、「本来お金を稼がない子供たちにたいし、格好の消費の対象として、有名ブランドの服や時計や靴などを煽動するように売ろうとするのは、目先の利益のみを追求する意味では成功するかもしれないが、子供の正常な精神的成長を妨げ、本来消費をするべき大人たちの財布の紐を必要以上に引き締めることになり景気の停滞を助長する」という様な内容の記事が載っていた。
- Category: 温故知新
- 温故知新⑩ 昔の新しい人、今の古い人 - Posted date: 1997年12月 5日 18:14
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- よく世代の断絶という言葉を聞く。これは単純に年齢層の違いによる考え方の相違のことをさして言うのであろうか。「近頃の若いもんときたら…」なる有名な言葉があるし、反対に「おやじ臭い考えだなあ~」とか「オバタリアン」なる言葉も存在する。
- Category: 温故知新
- 温故知新⑨ 「温新知新」と「温故不知新」 - Posted date: 1997年11月 5日 18:11
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- 「温故知新」の話を書き綴っているが、これが通じないこともある。 先日、親しくしてもらっている銀行の方にゴルフに連れていただいた。IさんとKさんと言う。その銀行の顧客サービスの一貫として行っている定期健康セミナーの講師をさせていただいている関係上お付き合いをするようになった。Iさんとは夫婦でテニスをする仲にもなっている。Iさんはテニスの方がゴルフより熱心なようで、使用しているゴルフクラブは結構旧い。Kさんのゴルフクラブは更に旧い。
- Category: 温故知新
- 温故知新⑧ 風と雨と太陽の話 - Posted date: 1997年10月 5日 18:10
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- 人の心とは難しいものである。多くの患者さんのカウンセリングをしていると、いかに我々の心というものは微妙な動き方をするかということが身にしみて理解できるようになる。心の方程式みたいなものがどうやらあるようだ。どういう言い方をすれば、相手はどんな反応をするか、ということが意外と公式的な図式で表されそうなのである。 最近の新聞をみると、毎日のように殺人事件やいじめや不正など、「性悪説」を否定したい私にとって不利になるような事件が満載されている。
- Category: 温故知新
- 温故知新⑦ ヴァーチャルリアリティーの落とし穴 - Posted date: 1997年9月 5日 18:06
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- 二人息子のうち、次男が今年中学生になり将棋部とテニス部にはいった。将棋は駒の動かし方も知らない程度。少し覚えては「お父さん、将棋やろう」と相手を迫ってくる。かくいう私も、駒の動かし方をかろうじて覚えている程度なのである。面倒だから、なんとか逃げ回るのであるが、5回に1回はつかまって相手をさせられる。最初の内は、簡単にこちらが勝つ。負けん気の強い次男は、涙をこらえてひきつり笑いをしている。
- Category: 温故知新
- 温故知新⑥ メディカルルネッサンス - Posted date: 1997年8月 5日 17:57
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- 私は、「主侍医」制度というものを普及しようとしている。 複雑、細分化した近代医療のあり方を考えると、供給側にとっても、受ける側にとってもより単純・統合化したシステムが必要と考えている。科学としての医療を考えると専門化や細分化はやむを得ないのは事実であろう。当然、そこでは人間性が薄れてきている。医療を受ける側の人間にとっては、人間性を医療に求めたいとは思っている。その反面、科学としての医療の信頼性を考えて、より専門化したものを求めているのである。
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- 温故知新⑤ 昔の人間、今の人間 - Posted date: 1997年7月 5日 17:52
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- よく「今の若い奴といったら…」とか「昔の人はだめだねえ…」とか言われる。世代間闘争の決まり文句と言ってもいいであろう。実際僕も無意識に使っていることがあるようだ。昔と今の境目はどのあたりかというとはなはだ線を引きづらい。 たしかに自分が育ってきた幼い頃の環境から人間は強い影響を受けるということは精神医学や心理学的見地からみても事実である。その環境の大きな要素として時代的背景がある。他の大きな要素としては、親の性格や経済状態など個別なものがあるのであるが、それは本題からはずれる。
- Category: 温故知新
- 温故知新④ 昔の幸せ、今の幸せ - Posted date: 1997年6月 5日 17:45
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- 「幸せ」の定義はかなり難しい。国語辞典によると、もともとは「仕合(わ)せ」と書くようである。「運がよいこと、良いめぐり合わせ」とある。 「幸福」や「健康」がお金で買えるか?ということは昔からよく言われる問いかけである。食べたいものも食べられなかった昔や、抗生物質も高くて一部の人にしか使われなかった時代もあったらしい。一人暮らしの大学生でエアコンどころかトイレや風呂付きのアパートに住んでいるのはそれこそマイノリティーであった。たしかにそんな時代ではお金で幸せを買えると考えていた人も多かったに違いない。快適性や心地よさも幸せのひとつの形ではあろう。
- Category: 温故知新
- 温故知新③ 昔の治療、今の治療 - Posted date: 1997年5月 5日 15:20
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- 他の科学の分野と同じく医学の世界においてもこの20年間を振り返ってみるとそのテクノロジーの進歩には眼を見張るものがある。僕が大学生時代だった昭和50年頃、コンピュータのプログラムの授業を受けたが、その時の東大の大型計算機センターにあった日本でも有数の大型コンピュータでさえ、今や、秋葉原では時代遅れのため特価で売っている旧型モデルの家庭用コンピュータと性能や容量が同等かそれ以下なのである。車の性能や携帯電話なども考えようによってはすごい発達をしている。
- Category: 温故知新
- 温故知新② 子供達の消費文化 - Posted date: 1997年4月 5日 15:15
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- つい先日、新聞で「高校生の卒業旅行」の記事をみて驚いた。大学生の卒業旅行が当然のように言われるので、僕などは「修学旅行」をイメージしていたら何のことはない単なる親のすねかじり旅行なのである。旅行会社は売れればいいと言うことで、卒業旅行のパッケージを作り、今や高校生にまで売り先を拡大しているのである。バレンタインの義理チョコも同様であろう。未成年の高校生卒業旅行の実態は「煙草、酒、カップル」と、その新聞では、表現していた。
- Category: 温故知新
- なるほど花粉症薬・かぜ薬の本 - Posted date: 1997年3月21日 17:59
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- 花粉症の方、風邪をひきやすい方必見! 花粉症薬とかぜ薬が沢山、詳しい説明入りで紹介されてます。 その他、対策方法、対策グッズ等、すぐに役立つ知識がいっぱい。●知っているようでみんな知らない、かぜの正体って何?●どうして花粉症になるの?●薬の正しい買い方、使い方超べんりカタログ 花粉症薬66点 / かぜ薬283点
- Category: 総合監修
- 突発性自然気胸 - Posted date: 1997年3月21日 17:06
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- 若い人に意外に多い肺のパンク・・・やせ形の男性は要注意【症例】学生のAさん(20)は、友人と大学で歓談中に猛烈な胸の痛みと呼吸困難に襲われて倒れた。かつぎ込まれた病院でレントゲン撮影を受け、即入院となつた。Aさんは昔から病気らしい病気もしたことがなく、体も175センチ、60キロのスリムなスポーツマンである。【診断】病名は「突発性自然気胸」、簡単に言うと肺がパンクしてしぽんでしまう病気です。原因はいまだにはっきりと解明されていませんが、Aさんのようにやせ形の若い男性に多くみられます。肺は通常ふくらんだ状態を保っています。これは肺がおさまっている器である胸腔きょうくうの圧力が大気より低い状態になっているからです(専門用語で「陰圧いんあつ」といいます)。肺の一部が破れることによってこの低い圧力が保てなくなり、肺がしぽんでしまうのです。しばみ方の程度が強いと肺の機能が失われ、胸痛とともに呼吸困難を起こすのです。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 温故知新① 手書きの効用 - Posted date: 1997年3月 5日 10:26
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- 私は、御多分にもれず、お正月には「1年の計」なるものを考えるようにしている。私の場合、自分の生き方や考え方の基本を自分に言い聞かせるためのひとつのけじめと考えている。今年は有名な力士のように4字熟語にしてみた。 「温故知新」に決めた。数年前より年賀状の数が1500枚を越え、これでは書ききれないと断腸の思いで長年交流のない数百名の方のリストをコンピュータからフロッピーに移した。が、いつのまにか今年も1500名を越えてしまった。これではいくら記憶力が良い人でも、全員の顔を覚えるのは不可能に近い。
- Category: 温故知新
- 心房細動と脳梗塞 - Posted date: 1997年2月21日 17:22
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- 不整脈の症状自体は良性 血栓などの発生・蓄積が大敵【症例】小さな旅行代理店のオーナーであるSさん(49歳)は、ときどきめまいがして気持ちが悪くなることがある。そんなとき脈をみると脈拍はびっくりするほど不規則だ。病院へ行くと発作性の心房細動と言われた。聞いたことのない病名に、Sさんは首をひねった。【診断】これは不整脈の-種で、心臓の心房という所が1分間に150~200回以上の細かい波打ち(細動〉状態となり、その一部の刺激か心室に伝わり心臓の収縮となって、その影響で脈が不規則になったものです。心臓弁膜症や心筋症ばがりではなく、明らかな心臓病でない場合にも加齢とともに発生頬度が増えてきます。この心房細動を放置しておくと心臓の中に血栓ができやすくなり、脳梗塞の原因になることがあります。また脈拍数が多くなりすぎると心不全になることもあり、緊急的な処置が必要になります。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 不整脈の日常管理 - Posted date: 1997年1月21日 17:27
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- なによりも自分の脈拍状態を把握しておくことが大切サラリーマンのSさん(42)は、人間ドックで不整脈を指摘された。「期外収縮」という症状だという。昔から心臓に毛が生えているといわれるくらい丈夫で、心臓の異常を指摘されたのは生まれてはじめてである。自覚症状はないものの、夜は不安のせいか動悸がするようになつた。【症状】期外収縮とは不整脈の代表的なもので、普通の脈以外に不規則な脈が出現することです。ときには「ドックン!」といった自覚症状をともなうこともありますが、健康な人にも少量の期外収縮はみられることは多いようです。1分間に1、2回以内のもので、放置しておいても大丈夫なものも多いのです。ただ一度はホルター心電図(24時間心電図)などで期外収縮の頻度や種類を調べておく方が安心です。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 肺結核 - Posted date: 1996年12月21日 17:31
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- 体重が1年で5kg減 中小企業のオーナーであるOさんは、ここ2~3年は日夜奔走の毎日。体重も1年間で5キロも減ってしまい、原因不明の咳も続いていた。心配になった奥さんのすすめで病院を訪れたら、レントゲン撮影の結果「肺結核」の診断が。【傾向】戦前は死亡原因のトップだった肺結核も予防接種の普及で絶滅するかに思われました。しかし今でも免疫力の落ちた老人やガンなどの全身衰弱性の病気と合併することがあるようです。また、若者でも生活の乱れなどによる体力の低下が原因で肺結核になることがあります。
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- 狭心症 - Posted date: 1996年11月21日 17:38
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- 喫煙も一因 心筋梗塞の恐れが大 【症例】中古車販売店社長のFさん(54)は、近ごろゴルフの途中や階段の昇降時に胸をしめつけられるような圧迫感を感じることがある。いつも2~3分でケロッと治ってしまうが、やはり心配になり循環器科で診察を受けた。Fさんは営業畑一筋のモーレツタイプの社長さん。身点1メートル70センチ、体重80キロで1日40本のヘビースモーカーでもある。【診断】典型的な狭心症の発作です。狭心症とは心臓自身に栄養を送っている冠動脈という血管の内腔が狭窄したため、血液の流れが悪くなって起こります。胸の痛みや圧迫感が特徴です。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 帯状ヘルペス - Posted date: 1996年10月22日 13:13
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- 体力が落ちると思い出したように…【症例】ケースワーカーのAさん(44)は右の胸にピリピリする痛みを感じはじめてから1週間ほどになる。しかし、外傷など思い当たるふしはまったくない。そのうちに痛みのある所の皮膚に水泡がポツポツ出てきた。【診断】帯状疱疹(たいじょうほうしん)による肋間神経痛ですね。別名「帯状ヘルペス」ともいい、水ぽうそうの原因となるウイルスによって発症します。子どもの頃に水ぼうそうにかかった場合、そのウイルスが神経の一部に潜伏感染(完全に治りきらないで潜伏的に感染した状態でいること)をする場合があります。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 大腸がん - Posted date: 1996年9月22日 13:18
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- 体重が急に減り、下腰部に違和感が…【症例】商社マンのAさん(45)はこの2.3ヶ月で体重が5kgも減ってしまった。会やの健康診断は毎年欠かさずいのバリウム検査や胸部のレントゲン撮影も受けており、検査で引っかかったことはない。右下腹部に違和感を感じるので内科で診察を受けたところ、検査の結果、大腸がんと診断された。【傾向】大腸がんは治療により比較的治癒しやすい病気です。しかし、発症率は最近急に増加しており、これは食事内容の欧米化が原因と言われています。欧米型の大腸がんは右側の大腸にできることが多く、この場合初期の症状が少ないので特に注意が必要です。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 肋骨の疲労骨折 - Posted date: 1996年8月22日 13:27
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- 突然、原因不明の痛みに襲われる…【症例】会社員のSさん(30)は、ある日起きたら右側胸部に強烈な痛みを感じた。寝返りはもちろん深呼吸も痛くてできない程。ゴルフをしたのは4日も前だし、その後重い物を持ったり、何かに体をぶつけたりした覚えはない。【診断】肋骨の疲労骨折の疑いがあります。原因はゴルフのスイングです。「骨折なのにどうして4日もたってから痛みが出るのか」という疑問ももっともです。肋骨は側胸部から前胸部にかけては肋軟骨といって、軟らかい骨になっています。この軟骨の部位や硬い骨との境界部位の骨折の場合には、通常の骨折のようにポッキリとは折れず、ちょうど若木が折れたようになっています。
- Category: 朝日生命ZOOM
- だるいにサヨナラ - Posted date: 1996年8月22日 11:23
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- どうして夏バテになるの? 今年の夏こそ、バテたくない!でも、どうして夏バテになっちゃうんでしょう。「夏の暑さ、それ自体が人間にとってストレスになるのです。ストレスを受けると内臓の血流が悪くなって胃腸障害につながります。食欲も落ち、栄養障害に陥りやすくなります。」「バテというのは、体内の水分の代謝異常が原因で起こっていることもあります。必要以上の水が体にたまり、血液中のナトリウムやカリウム、カルシウムなどのバランスが悪くなってしまう。冷たい物を飲み過ぎたり、外が暑くて室内がよく冷えている、という温度差がさらに体に悪影響を与えているのです。」
- Category: 取材・対談
- 拒食症 - Posted date: 1996年7月22日 13:31
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- 同僚の不用意な一言が致命傷になることも… 【症例】OLのEさん(22)は入社して2年になる。入社時は身長155cmで体重55kgとややふっくらとしたかわいい容貌だった。半年前頃から急にやせ始め、最近は30kg代という。ダイエットをしているかと思えば急にたくさん食べたり、いかにも異常な感じ。たまりかねたお母さんが心療内科へ連れていき「神経性食思不振症」の珍断が下された。【誘因】やせ願望に端を発する摂食障害です。若い女性に多く、最近では男性の患者もみられるようになりました。周囲からの「でぶ」などという心無い一言がその誘因となるケースがよくあります。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 糖尿病(口の渇き多尿にはご用心) - Posted date: 1996年6月22日 13:34
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- 口の渇き多尿にはご用心… 【症例】外科医のAさん〈48)は、30才頃より肥満傾向であったが、この半年5キロもやせてきたので、癌がどこかにあるかもしれないと、胃や大腸の検査をしたが正常であった。最近、喉が渇きやすく、目も疲れやすいので糖負荷テストを受けたら糖尿病の珍断が下された。【症状】糖尿病は高血圧などと同じく軽症のうちは症状が少ないのですが、放っておくうちに動脈硬化などを引き起こし、脳卒中や心筋梗塞を招くことになる原因のひとつなので、「静かな殺し屋」と言われています。主な症状には、口渇、多飲多尿、体重減少、疲労感などがあります。
- Category: 朝日生命ZOOM
- パニック障害(怖くて、電車にも乗れなく…) - Posted date: 1996年5月22日 13:44
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- 怖くて、電車にも乗れなく… 営業部のAさん(32歳、男性)最近営業成績もかんばしくなく、毎日不眠と過労感に悩まされていた。そしてある朝、通勤電車の中で急に呼吸困難、動悸、めまい、手足のしぴれ、冷や汗が突如出はじめ、救急外来に。でも心電図などの検査も異常なく「過労でしょう」とのこと。その後、電車の中でたぴたび同様の発作が出現するので、怖くて電車に乗れなくなってしまった。【判断、治療】パニック障害の典型的な症状ですね。今までは不安神経症や閉所恐怖症として扱われてきた場合が多いようですが、現在では自律神経系の過敏な反応により発作を起こすと考えられています。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 主治医から主“侍”医へ - Posted date: 1996年4月22日 13:49
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- こんにちは。私はこのコラムを「読んで治す総合病院」と名付けました。私が言う「治す」とは、健康なときからきちんと予防し、病気を遠ざけられる知識と体力を付けることです。そのために私が以前から提唱しているのが「国民一人一人が主“侍”医をもとう」ということです。いわゆる主治医ではありません。身体が悪くなって訪れる医者ではなく、いってみれば健康なときからいつもそばにいるという意味の「主侍医」です。よく「私は毎年人間ドックを受けているから大丈夫」という方がいます。でも、今の人間ドックの目的は病気の早期発見であって、本来の意味の予防医学とは遠います。予防医学とはあくまでも病気になりにくくするための日常的なチェックと体力強化です。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 専門分化と統合のバランス - Posted date: 1996年4月22日 10:54
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- あらゆる自然科学の分野において、その終着駅が近づいてきたのではないだろうか。こんなことを言うと、「科学の世界はそんなに浅はかなものではない。まだまだ奥深い未知のことが山積みなんだ」と反論されるかもしれない。また、それとは逆に、「世紀末」という言葉で代表される漠然とした不安から、「行き着くところまで来た」 というムード的共感が得られるかもしれない。人類の何万年、何十万年の歴史においてボタンひとつで夜も昼並みに明るく過ごせたり、何百キロも離れたところへ一日で行けたりするようになったのは、わずかこの数百年前後なのである。食生活ひとつを考えてみても、この100年の変化はいかなるものであろうか。
- Category: その他の執筆記事
- 鼻アレルギーの季節ですね。 - Posted date: 1996年3月22日 13:53
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- 寒かった冬から草木が芽吹く春が訪れる頃は、鼻アレルギーの季節でもあります。 この時期、耳鼻咽喉科は忙しくなります。そこで今回は「耳鼻のどの診療ガイド」の著者で元日赤医療センター耳鼻咽喉科部長の飯塚啓介医師に、その対処法を聞いてみることにします。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 要注意の高血圧 - Posted date: 1996年2月22日 14:28
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- -年を通じて最も寒い季節がやってきました。 高血圧が様々な病気を併発するのも、ちょうどこの頃です。そこで「心臓病と高血圧を知る」(教育書籍)著者で、東京警察病院内科医長の白井徹郎医師に高血圧について聞いてみましょう。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 慢性頭痛 - Posted date: 1996年1月22日 14:00
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- あらゆる痛みの中で最も多いと言われるのが頭痛です。 そこで今回は「脳卒中と頭痛・めまいの話」の著者で、「ごばん内科医院院長」の碁盤芳久院長に、慢性頭痛について聞いてみました。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 予防しよう!明日の大病 - Posted date: 1996年1月22日 11:44
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- 健康にまかせた飲食や運動不足は、確実に明日の大病を招く。日々どう過ごしたらよいか…「忙しい、忙しい」と、健康診断もつい後回しに働き続けるサラり-マン。この無謀な生活を続けるうちに、本人の知らぬ間に、大病がしのび寄ってくる。本当に良い仕事をしたければ、今年こそは「健康第一仕事第二」の精神で、自分なりの“健康哲学”を持ち、これまでとは全く違う人生を歩んでみてはいかが。体は人によって千差万別。かの松下幸之助氏は、病弱にもかかわらず長年の激職をこなし、九四歳の長寿まで得た。これは彼が自分の体を正確に理解し、管理していたからだと主治医は述べている。
- Category: 取材・対談
- かかりつけの医師の選び方と付き合い方 - Posted date: 1996年1月22日 11:03
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- 現在の保険診療では、医師にかかるには何らかの病名がつかなければなりません。病気でなくても、「大腸ガンの疑い」があるというようなことがなければ、健康な人が病院に行ったり、医師の診断を受けたりしても、それは医療行為とみなされず、医療報酬も保険財源からは支払われません。 しかし、たとえ今は健康であっても、ほとんどの人は自分や家族の健康に疑問を持ったり、不安を抱えています。つまり病気のケア以前の健康維持という問題や、病気になったらどうしようという問題に、多くの人が悩み、心配しているといってもよいでしょう。
- Category: その他の執筆記事
- 風邪の季節 - Posted date: 1995年12月22日 14:03
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- 寒くなると風邪をひいて扁桃腺を腫らすなど、耳副因喉科、つまり耳、鼻、喉の病気を治す病院のお世話になる機会が増えます。 また、カラオケの歌い過ぎで通う患者さんも多いとか。 今回は「耳・鼻・のどの診療ガイド」の著者でもあり、元日赤医療センター耳鼻因喉科部長、現在は東京都衛生局に勤務する飯塚(めしづか)啓介医師に聞いてみました。
- Category: 朝日生命ZOOM
- パニック障害(20代30代に急増) - Posted date: 1995年10月22日 14:06
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- 『パニック障害』という病名を聞いたことがありますか? パニック、つまり恐慌状態の発作が急に身体を襲い、動悸、頭痛、めまい などに苦しまされるもので、その不安感は、このまま死ぬのではないかという程強烈なものです。 20代、30代の若い世代(特に女性)を中心に最近増えている病気です。東大付属病院心療内科医局長で、「ストレス!心と体の処方箋」の著者でもある野付忍氏に解説とアドバイスをしてもらいました。
- Category: 朝日生命ZOOM
- “かかりつけの医師”選び方とつき合い方 - Posted date: 1995年10月13日 14:35
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- 大病院に患者が集中して、ちょっとしたカゼなとでも診察を受けると一日仕事になり、「三時間待ちの三分診療」ということがよくいわれます。この長い待ち時間は疲れるということだけでなく、ほかの病原菌に侵されることにもなり、決してよいことではありません。三分診療では、医師との会話がほとんとないままの、必要以上の検査や、医師からの診断内容や与えられるクスリの説明不足なとにつながり、多くの患者の不満になっています。 このような状況打破のため、かかりつけの医師(ホームドクターを決めてきめの細かいアドバイスを受けられるように…ということがいわれています。ところが、このかかりつけの医師を、どう選べばよいかということが大きな問題になります。 寺下医学事務所、寺下謙三先生にお話をうかがいました
- Category: 取材・対談
- 大腸、直腸ガンの早期発見方法 - Posted date: 1995年9月22日 14:09
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- 大腸ガン、直腸ガン。私達日本人の食生活が欧米化して以来、この種のガンが急増しています。「胃腸が気になる人の本」教育書籍 の著者である、和歌山労災病院だい3外科部長の寺下史朗医師(実は私の弟なのですが)に、消化器系ガンに対する経口と対策を聞いてみます。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 健康医学入門テスト - Posted date: 1995年8月22日 14:11
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- 知っているようで以外に知らないのが医療の常識です。生活に必要な知識のテストです。挑戦してみて下さい。問1:一般の事務職の人の1日のカロリーはどのくらいか、1つ選んでください。問2:運動によって消費されるカロリーはどれくらいでしょうか。それぞれA~Cから選んで下さい。問3:次のアルコールのカロリーはどれくらいでしょうか。それぞれA~Cから選んで下さい。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 健康医学入門テスト - Posted date: 1995年7月22日 14:14
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- 知っているようで以外に知らないのが医療の常識です。簡単なテストです。挑戦してみて下さい。問1 医師についての次の文章で、正しいものには○、誤りには×をつけて下さい。問2 薬の飲み方で、正しいものには○、誤りには×をつけて下さい。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 動脈硬化という名の甘いワナ - Posted date: 1995年6月22日 14:17
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- 飽食の現在、「サトウ組」と「シボウ組」とが、我々にワナを仕掛けています。 このワナは即死能力を持たないだけ巧妙で、ジワジワと「*動脈硬化」というやっかいな作戦を進行させているようです。今は気が付かなくても、いずれ脳出血や脳梗塞などの脳卒中や、心臓病として表に現われてくるのです。ですから私たちは足りない栄養分を自分で発見し、また摂り過ぎの栄養分を抑えることで、このワナから逃げ出さねばなりません。医食同源という言葉があります。医者としての私の解釈は、まず「ほとんどの人が認める普遍的なルールを基本として、あとは個別に自分のライフスタイルや体質に合わせた」プランを立て、食べることで健康なからだを取リ戻すことです。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 死んでまでパワフルになりたいですか - Posted date: 1995年5月22日 14:21
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- 運動は、なぜ健康管理にいいか、考えてみたことがありますか。運動が身体に良い理由は、心肺機能の予備能力の上昇 (持久カの向上、血圧効果)筋肉や調整力などのいわゆる運動体力の向上ストレスの解消肥満の解消、高脂血症や糖尿病などの改善の4つに代表できると思います。そしてその結果として「病気になりにくい身体を作る、または持病の改善に寄与する」「スポーツ体力や日常体力の向上によって、人生の楽しみの幅を広げる」という2つの効果を期待しているはずです。
- Category: 朝日生命ZOOM
- 医者の心患者知らず - Posted date: 1995年3月21日 18:07
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- 矛盾だらけの医療界を日夜走り続けるドクター、ケンゾーが綴るエッセイ集。医者が身近で愛着のある存在に思えてきます。あなたの健康の運命をにぎる、かかりつけ医探しの道しるべにしてください。 (本文より)「もし、これでよくなってしまえば、いつでもいいですから、その旨を私なり看護婦さんなりに電話連絡してください。たとえよくなっても、その旨の連絡を受けることは今後の治療に参考になるし、何より僕も嬉しいですから。なしのつぶての場合は、他の医者に変えたと思って、ひがんでいますから」
- Category: 著書
- 健康になる本 - Posted date: 1994年12月21日 18:13
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- 医師18人による、新しい試みである一般向け医学書シリーズ『読んで治す総合病院』全8巻 の中の第1巻(初診外来) 気楽に読んでるうちに、健康と日常生活の深い関係がよーく解かります。 自分で簡単にできる健康チェックもたくさん載ってます第1章 総合受付窓口 ●症状別診療科案内 ●診療科別病名一覧第2章 健康相談室 ●健康管理実践の基礎知識 ●体の仕業点検 ●プライベートドクターを持とう第3章 健康医学入門テスト ●医療の仕組み・薬・病気 ●応急処置・運動 ●喫煙・体重・カロリー・食事 ●ガン・成人病第4章 院長の部屋 ●院長よもやま話 ●病院マップ
- Category: 著書
- 寺下謙三 寺下医学事務所長(内科医)に聞く - Posted date: 1994年5月13日 14:27
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- 金融機関の経営者にもホームドクターをお勧めしたい ●総合医療相談とキメ細かさで新システムに挑戦 日本の医療には馴染みの薄い「ホームドクター制度」を広めようとする動きが出てきた。寺下医学事務所がその推進母体。そこで寺下謙三所長に、その狙いと具体的なシステムについて聞いてみた。 メディカルルネッサンス運動の狙いとは ― 寺下医学事務所というのは主侍医(契約顧問医)制の普及を中心に、医療のシステムづくりを通じて世の中に貢献しようという趣旨で活動されているそうですね。
- Category: 取材・対談
- 痴呆 - Posted date: 1993年10月26日 16:49
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- さて、この医学塾も最終回になりました。今回は老人介護でも一番問題になっている“痴呆”について勉強しましょう。1 次の説明で正しいものには○、誤りなら×をつけて下さい。1.痴呆には主にアルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆とその混合型がある。 2.日本ではアルツハイマー型が多いと言われている。 3.アルツハイマー型痴呆の原因は細菌感染である。4.日本の痴呆患者は10万人と言われている。 5.痴呆は治らない。
- Category: 赤ペン医学塾
- 医療関連豆知識 - Posted date: 1993年10月22日 11:55
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- 療養型病床群(療養病棟)とは医療法改正により1993年4月より施行される「療養型病床群」とは、老人慢性疾患の患者を対象とした老人病院に対し、老人に限らず長期入院を要する愚者すべてを対象にしている。環境も患者1人当たりの病室面積と廊下幅が、従来の1.5倍程度と広くなっているので、4人部屋でも一般病院よりもプライバシーが保て、居住性が高くなっている。また、機能訓練室、食堂や談話室、浴室などの設置。 廊下には適当な手すりを両側につけることが望ましいとされ、身の回りの世話を行う看護補助者を配置することが義務づけられている。
- Category: その他の執筆記事
- 2大成人病の心得 - Posted date: 1993年10月22日 11:29
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- 何も症状がないのに、会社の健診で“高血圧”と言われ、薬をもらった。不安なので大学病院の医者にかかった。“軽い高血圧ですね。食事に注意して来月また来てください。”食事は何に注意すればいいのか?来月でいいのか?よくあるケースですが、この中には多くの問題が含まれています。それらは次の第2条~5条におおよその答えがでています。高血圧自体、あまり症状はないのが普通です。でも、糖尿病と共に、成人にとっての大敵の1つです。長期間高血圧を放置しておくと、動脈硬化が進み、脳卒中の確率を上げます。その他様々な病気の原因となります。
- Category: 取材・対談
- 主侍医制度 - Posted date: 1993年10月21日 18:18
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- 『医療の原点は愛情』 この考えに基づいて、経験豊かな 医師 Dr.ケンゾーが考え 実践している 全く新しい 医療の受け方と考え方。
- Category: 著書
- 癌 - Posted date: 1993年9月26日 16:47
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- 今月は癌のことについて勉強しましょう。癌に関しては介護する老人だけの問題ではなく、皆様方自身も不安を持たれていることのひとつでしょう。胃癌について正しいものには○、誤りなら×をつけて下さい。1.早期胃癌は、自覚症状が少ない。2.空腹時痛は胃癌の特徴である。3.胃癌の早期発見の為には、2~3年に1度のレントゲン撮影が必要である。
- Category: 赤ペン医学塾
- 脳卒中 - Posted date: 1993年8月26日 16:46
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- 皆さん方も医学の物知りになってきたのではないでしょうか。今月は、特に介護の対象となりやすい病気の代表である、脳卒中について勉強しましょう。脳卒中の代表的な病気を3コ選んで下さい。1.脳腫瘍 2.脳梗塞 3.脳出血 4.てんかん 5.くも膜下出血
- Category: 赤ペン医学塾
- 心臓病 - Posted date: 1993年7月26日 16:44
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- 高血圧、糖尿病の勉強はいかがでしたか? 問題が易しすぎるという声があるようですが、満点を取る読者が多いというのは、皆様方のレベルが高い所以でしょう。今回はやや難問をだすことにします。しかし、基本的なことを確実に知っておくことが本当は大切なことです。今回は心臓病についてです。
- Category: 赤ペン医学塾
- 糖尿病(老人医療シリーズ) - Posted date: 1993年6月26日 16:41
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- 今月は糖尿病の勉強です。前回と同様に質問に答えて下さい。糖尿病について正しいものには○、誤りなら×をつけて下さい。1.遺伝傾向は少ない。 2.日本では、最近減少傾向にある。 3.合併症による失明や腎不全は多い。 4.日本では500万人以上いる。 5.糖尿病になると肥満になる。
- Category: 赤ペン医学塾
- 血圧 - Posted date: 1993年5月26日 16:38
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- 今月は高血圧の勉強をしましょう。代表的なことをクイズ形式で質問します。高血圧の原因について正しいものを3コ選んで下さい。1.遺伝傾向 2.砂糖のとりすぎ 3.塩分のとりすぎ 4.太りすぎ 5.やせすぎ
- Category: 赤ペン医学塾
- 医療への最善の方法 - Posted date: 1993年4月26日 16:23
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- 医学・医療の発達により、日本は高齢化現象という喜こぶべき難しい問題を抱えることになりました。 自分の豊かな老後を考える間もなく、親の介護に追われたり、子供の教育に追われ、わけのわからないうちに年老いてしまい、呆然とする将来が想像されます。最悪の場合は、自ら病気で倒れることにもなります。
- Category: 赤ペン医学塾
- 高血圧 - Posted date: 1993年3月22日 11:49
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- 第1条 「血圧が高くて、どこが悪い!?」と言う前に- サイレントキラー軍団『高血圧』 -何も症状がないのに、会社の健診で“高血圧“と言われ、薬をもらった。不安なので、大学病院の医者にかかった。「かるい高血圧ですね。食事に注意して来月また来てください。」食事の何に注意すればいいのか?来月でいいのか?よくあるケースですが、この中には多くの問題が含まれています。それらは次の第2条~5条におおよその答えがでています。高血圧自体、あまり症状はないのが普通です。でも、糖尿病と共に、成人にとっての大敵の1つです。
- Category: 取材・対談
- 自律神経失調症を改善する100のコツ - Posted date: 1993年3月21日 14:51
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- ・8種類の漢方薬をブレンドした「八宝茶」 ・ストレスは自律神経失調症や成人病を引き起こす・飲み方を工夫すれば、ストレス解消効果もさらにアップ
- Category: 共著
- こどもの健康教室 目次:保健同人社発行「笑顔」 - Posted date: 1993年1月 1日 23:18
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- こどもの健康教室 予防注射って、なあに? びょういんはみかただよ いやだな、かゆいアトピー ムシにさされちゃったら あせはから...
- Category: こどもの健康教室
- 朝日新聞掲載「カルテの余白」目次 - Posted date: 1993年1月 1日 22:03
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- 朝日新聞 土曜 朝刊(2003年2月~4月) カルテの余白 ①医療判断の厳しさを教える カルテの余白 ②「主侍医」は医療の指揮者役 カルテの余白 ③セ...
- Category: 朝日新聞「カルテの余白」
- 記事の読み方、メニュー、検索の使い方 - Posted date: 1993年1月 1日 16:53
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- 著書・執筆記事の読み方、メニュー、検索の使い方についてご説明いたします。 ★右サイドメニューの見方 ページによりメニューの表示位置、項目が異なります。メ...
- 日本医療企画 ばんぶう(BAMBOO)掲載記事 - Posted date: 1993年1月 1日 16:51
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- 1997年3月~2006年11月 エッセイ「こころのヒント」は、日常的な出来事を題材にして、ものの考え方受け止め方を考察し「心のトレーニング」になるように書き下ろしたものです。医療従...
- Category: 「こころのヒント」
- 目次 - Posted date: 1993年1月 1日 02:16
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- カルテ1:偏頭痛 神経内科・脳神経外科 カルテ2:熱射病 内科 ・救急診療部 カルテ3:夏ばて 内...
- Category: NKH健康ライフ講座
- スタッフドクター・共同執筆 - Posted date: 1993年1月 1日 00:59
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- その他 - Posted date: 1993年1月 1日 00:59
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- Category: その他
- シリーズ執筆 - Posted date: 1993年1月 1日 00:58
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- Category: シリーズ執筆
- 連載エッセイ - Posted date: 1993年1月 1日 00:57
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- こころのヒント 日本医療企画 ばんぶう(BAMBOO)掲載記事 (1997年3月~2006年11月) テーマから読む(各テーマ別記事) 温故知新 ...
- Category: 連載エッセイ
- 編著 - Posted date: 1993年1月 1日 00:53
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- Category: 編著
- Dr.Kenzo著書・執筆 - Posted date: 1993年1月 1日 00:52
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- 講演・セミナー - Posted date: 1993年1月 1日 00:52
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- Category: 講義・セミナー
- 取材・対談 - Posted date: 1993年1月 1日 00:50
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- Category: 取材・対談
- 索引 - Posted date: 1993年1月 1日 00:00
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- キーワード索引の一覧です。
- トップページ掲載用トピックス - Posted date: 1993年1月 1日 00:00
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- こころのヒント 「ばんぶう」掲載 全115編 (1997年3月~2006年11月) テーマから読む 温故知新 正しい生き方から美しい生き方へ 質実剛健 少数精鋭主義 常識に照らす 吹っきりのち復活 ...
- introduction - Posted date: 1993年1月 1日 00:00
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- 私、寺下謙三の文筆活動の広報&アーカイブページです。 エッセイ「こころのヒント」は、日常的な出来事を題材にして、ものの考え方受け止め方を考察し「心のトレーニング」になるように書き下ろしたものです...
- Category: topmessage
- ごあいさつ - Posted date: 1990年5月 7日 21:37
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- 寺下謙三 (てらした けんぞう) 寺下医学事務所代表 東京大学医学部(1978年卒) 専門:内科、心療内科、医療判断学 得意分野:認知療法、医療決断支援、侍医受託 民間版侍医である契...
- Category: profile
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