著書
主侍医制度
主侍医制度 |
著 1993.10 (株)同友館 出版 |
『医療の原点は愛情』 この考えに基づいて、経験豊かな 医師 Dr.ケンゾーが考え実践している全く新しい医療の受け方と考え方。
健康になる本
健康になる本 |
著 1994.12 (株)教育書籍 出版 |
医師18人による、新しい試みである。一般向け医学書シリーズ『読んで治す総合病院』全8巻の中の第1巻(初診外来)
気楽に読んでるうちに、健康と日常生活の深い関係がよーく解かります。
自分で簡単にできる健康チェックもたくさん載ってます。
第1章 総合受付窓口
●症状別診療科案内 ●診療科別病名一覧
第2章 健康相談室
●健康管理実践の基礎知識 ●体の仕業点検 ●プライベートドクターを持とう
第3章 健康医学入門テスト
●医療の仕組み・薬・病気 ●応急処置・運動 ●喫煙・体重・カロリー・食事 ●ガン・成人病
第4章 院長の部屋
●院長よもやま話 ●病院マップ
医者の心患者知らず
ドクターケンゾーが綴るエッセイ集 医者の心患者知らず |
著 1995.3 (株)リヨン社 出版 |
矛盾だらけの医療界を日夜走り続けるドクター、ケンゾーが綴るエッセイ集。
医者が身近で愛着のある存在に思えてきます。
あなたの健康の運命をにぎる、かかりつけ医探しの道しるべにしてください。
(本文より)「もし、これでよくなってしまえば、いつでもいいですから、その旨を私なり看護婦さんなりに電話連絡してください。たとえよくなっても、その旨の連絡を受けることは今後の治療に参考になるし、何より僕も嬉しいですから。なしのつぶての場合は、他の医者に変えたと思って、ひがんでいますから」
プライベートドクターを持つということ
寺下謙三著 プライベートドクターを持つということ |
2001.11 (株)同友館 出版 |
日本で最善の医療を受けるためのアドバイスBOOK
『自分の健康・命は自分で守る』
初版の「主侍医制度」を大幅改定し、更に新しい書き下ろしを加え、イラストも豊富に一新され、楽しい雰囲気の本に仕上がりました。
今世紀に長足の進歩を遂げた医療技術。しかるに”気”とか”手当ての医療”といったことが話題となっています。”病は気から”というように、精神的な要素は医療にとっては大切です。これだけ医療科学が進んだ訳ですが、より大切になってくるのが医療の原点たる人間愛と思います。
そういう意味でメディカルルネッサンスの時代だと私は思っています。今や人類は、生命の誕生の神秘にまでかかわることができるようになり、臓器移植まで可能になりました。その反面、安楽死や尊厳死など古くて新しい問題が生じてきました。ますます愛情の通った医療が必要とされてきました。私は、その解決方法として患者と医療との接点に人間関係を基本としたシステムを介入させることを提唱しました。
私を救う医者はどこ?
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よろず相談クリニック 13のエピソード 私を救う医者はどこ? |
著書 2007/12/14発売 集英社 Be文庫 |
正しい医療とは?
医師と患者の理想的な関係とは?
医療判断医として医学界を広く見渡せる著者が、数多くのケーススタディをもとに、適切な医療の選び方をやさしく解説します。
集英社のホームページは、こちら をご覧下さい。
★電子ブック発売(スマホやタブレットでお手元に!)
医療判断学事始 ~まえがきにかえて
「人間の幸福な生活の一助のためにのみ医療は存在する」
こんな当たり前のことを、患者側医師側などという枠組みでなく、国民みんなで再確認しよう。そんな思いが日々つのり、そのためのヒント集を面白く誰にでも分かりやすい形で提供できないものかと考え抜いた結果が本書である。安心と幸福の医療を実現するには国民一人一人の理解が必要であり、それがとても大きな力になると僕は考えている。
「これからの日本の医療の行く末は、医者の卵の早い時期からの教育次第だ」アルツハイマー病の世界的研究者である今は亡き慶応大学薬理学西本征央元教授と思いが合致し、1996年から2006年までの10年間にわたり「医療判断学」という講座を担当した。「社会薬理学」という概念を半ば無理矢理創り、薬理学教室の講座の一環として、カリキュラムに組み入れて頂いた。西本氏の教育に対する熱い志が異例の授業の実現を可能にした。
1分肩回しで病気をみるみる治す!
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1分肩回しで病気をみるみる 治す! |
2010年5月15日 株式会社講談社 医学的理論説明 寺下謙三 & 実技指導 山田友美 |
絶賛好評発売中
はじめに
さまざまな健康法があるなか、姿勢を正すことの重要性は、昔からいわれていることですね。本書では、姿勢、心、食事をうまく整えることで健康になるという3大健康法のうち、姿勢を正して運動するストレッチトレーニングに取り組んでみましょう!
理にかなった健康法は、昔から言い伝えられている定番のもの?
「快食快眠快便」「病いは気から」「腹八分に医者いらず」「1日1万式呼吸法」「薬より養生」など枚挙にいとまがありません。
また、私が動脈硬化の研究をしていた頃は、「人は血管とともに老いる」といったある高名な医学者の言葉が印象的でした。最近は「体温を上げて免疫力を上げる」や「病気の原因は血流だった」などの考え方も気にかかります。
これらの考えは、それぞれ理にはかなっていると思いますが、「これさえやれば(飲めば、食べれば)どんな病気も治る」などということは絶対にありませんし、人間の身体や心はそんなに単純ではありません。
世の中には、驚くほどさまざまな健康法がありますが、その大半は、一時的に奇抜さが話題になっても、時間とともに消えていきます。そこが、昔から言い伝えられている定番の健康法と違うところです。
話題の健康法の中には、定番の健康法の基礎に基づきながらも、その手法に創意工夫や特徴を持たせたものがあり、それは、多くの医学研究でも同じで、「常識的に考えて、または、我々の身体の仕組みは上手く出来ているものだということを前提条件として、新しい発見に至るための推論をたてる」 ことから始まるものだと私は考えています。
そこで「常識的に考えて、なるほど理にかなっているなぁ。生活の一部に取り入れてみるか」と思えることを実践することは、大いにお勧めしたいと日頃から思っています。
実際によくなった例がたくさんある、姿勢を正す健康法
本書で実技指導されている山田友美さんは、「姿勢を正す健康法」を実践されていて、起立時や歩行時の姿勢はもとより、日常のさまざまな場面での美しい姿勢のあり方を指導されています。彼女から、多くの生徒さんが、悪い姿勢を正しい姿勢に変えていくことで、いろいろな身体の不具合がよくなるという話を聞き、「姿勢(ストレッチ)健康法」をまとめてみたいので、医学的理論付けをお願いしたいと 依頼されました。
医学では、EBM(Evidence Based Medicine)という言葉があり、統計的に計画された臨床試験や調査に根拠を置き、より患者さんにとって適切な治療を選択して行うという意味で、とても大切な考え方です。
今回のストレッチの理論付けは、あくまでも医学的事実や経験からの推論で、統計や臨床実験をしたわけではないですが、医学的常識や、東洋医学的発想に基づいたものと認識していただければと思います。
本書のストレッチは文明が発達することであまり使われなくなった筋肉を、効率よく動かすことができるようにプログラムされています。これらのストレッチは、心と身体を美しく強くする一手法です。気分が優れない時は前屈みになり、美しい姿勢を守ると、胃腸の働きもよくなるというように、姿勢や食事、私の専門とする心のケアは、切っても切れない関係にあり、この3つをうまく整えることが、3大健康法となるのです。シンプルで地味な動きのストレッチでも、しっかりやれば、必ず効果がでるはずです。