健康安心がすべてに優る

健康コラム

健康安心がすべてに優る

La'TERRA

2004.3.1

株式会社ラテラネットワーク


 主侍医…すべてはクライアント(患者)のために

健康な時から、傍にいて健康管理のアドバイスと最善の医療を受けられるように水先案内をすることを目的にした「主侍医」を実践して14年になる。病気になってから治療を担当する 「主治医」 とは似て非なるものという意味で 「主侍医」と造語した。
 医師のアドバイスにお金を払う、しかも健康な時から契約をしてまで、というおおよそ日本ではなじまないこのシステムにいち早く理解を示してくれる人はいるだろうか、と最初は周囲からも 「コンセプトは理解できるが勇気ある行為」と皮肉的称賛を浴びた。
 大学の医局とは独立し、医師会にも属さず、保険診療も行わないといった、医者を守る三種の神器を自ら放棄したからである。
この仕事の要になる優秀な専門医との人脈づくりに奔走しながら、今まで廷ベ100社以上の契約とその契約者のかたから紹介をいただいた1000名に及ぶゲストクライアントのかたの医療決断支援を行ってきた。驚くことにそのクライアントの中には少なからぬ数の同業である医師が含まれている。健康な時からクライアントとしておつき合いするので、よく言われるような上下関係感は少なく、親密な話ができる。クライアントの方が喜んで言ってくれることは 「何よりも安心できることですね。そして病気の時は迷わず相談できる。」

納得・安心がすべて

人間にとって(動物にとっても)何が最もいやなことかと言えば「不安」なことである。経済的不安、人間関係の不安、事故の不安、病気の不安、仕事の不安、受験の不安など列挙すればきりがない。
安心安全なところに身を置きたいという欲求は動物本来の基本的本能なのである。
 医療の分野で安心を与えてくれる分かりやすいシステムは各種保険であろう。国民皆保険の医療保険はとかく、民間の保険システムは非常に発達してきている。病や生活習慣病に特化したものや、医療費のみならず休業補償まで含んだものや、ある程度シニアになってからでも入ることができるものまであるという。そういったものをうまく組み合わせることで得られる安心は大きいだろう。
更に人間は考える動物なので、安心を得るためには納得が必要である。医療の分野で言えば、これだけ医療技術が発達した今日、臨床現場では選択の余地がたくさん生まれた。選択の余地がなければ 「こんなものだ」と受け入れて、結果のいかんにかかわらず納得できて、ある種の安心が得られる。逆に 「これでいいのだろうか」と思うことが大きな不安を生むことになるのである。
「すべては患者さんが最善の医療を受けられるために」という我々主侍医の姿勢が安心を生むのだと考えている。
健康に対する安心を得るために、主侍医と契約するか、より適した保険に加入するかはみなさんの判断であろう。勿論、どちらも選択するという賢明な方法もあるということを示唆しておきたい。

    

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