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「肩まわし」に関するコラム【壮快】
「肩回し」に関するコラム |
壮快2008年 7月号 マイヘルス社 |
◆内臓や神経、ホルモンが整い多くの症状が改善
肩を後ろに回す「肩回し」は、現代人の姿勢をリセットする、最適のトレーニングです。
姿勢というのは、見た目の美しさの問題だけでなく、健康状態にも大きな影響を与えます。
背骨が曲がって腹部を圧迫する姿勢でいると、深い呼吸ができません。呼吸が浅くなると、自律神経(血管や内臓を調節する神経)が安定せず、体調不良を起こしやすくなり、マイナス思考になって、前向きに行動することが難しくまるのです。
また、姿勢が悪いと、屈筋(曲げるための筋肉)と伸筋(伸ばすための筋肉)の筋肉バランスがくずれ、腰痛やひざ痛などが起こりやすくなります。
さらに、背中を丸め、頭を前に出す姿勢は、首と肩に負担をかけます。前かがみになると、重い頭を不自然な姿勢で支えることになり、コリや痛みが生じるのです。
逆にいえば、姿勢を正しくすることで、自律神経が安定して体調がよくなり、気持ちが明るくなって、足腰がしっかりし、肩こりも治る、ということになります。
肩を後ろに回すと、一時的にしろ正しい姿勢になります。これを何度もくり返せば、脳と筋肉に、正しい姿勢をインプットすることができるのです。
NMJ(ニューロン・マッスル・ジャンクション)という医学用語があります。これは、「脳の終末は筋肉」、つまり脳と筋肉が密接につながっていると解釈できます。肩回しによって、首から肩、肩甲骨、背中の筋肉がほぐれることで、脳へのストレスが軽減し、その結果、内臓や神経、ホルモン分泌が調整され、さまざまな症状が改善するのは、大いに考えられることです。
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