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代表主侍医のつぶやき

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【代表主侍医のつぶやき】2016/12

2016年12月27日
 今年も、最後の主侍医通信となりました。インフルエンザとノロなどの感染性胃腸炎が猛威を振るっていますが、みなさん大丈夫でしょうか?完全な予防法はないのですが、地道な予防対策の積み重ねも結構効果があります。また、過労になりがちな年末ですので、十分な休息が大切なことは今更ですが、少しでも意識されることが病気になる確率を下げることにつながります。
 
年末になると、今年一年を振り返ることが多いものです。世間では「漢字一文字や熟語」で表したり「流行語大賞」なども騒がれます。個人的に、振り返ってみると、結構な試練の年でした。「砕」「崩」「折」「忍耐」「臥薪嘗胆」「一難去ってまた一難」「百年河清を俟つ」など、あまり良い言葉が浮かびません。

 しかしながら事務所の仕事におきましては、難病の相談を受け、普通なら助からなかった可能性が極めて高かったのに、我々が介入し、奇跡的とも言える快復までこぎつけた方が、少なくとも2名いらっしゃいました。折しも、最近になりその御元気な姿やお声を聞くことができて、「役に立った!」という、医療判断医とそのスタッフ冥利に尽きると悦にいっています。ご本人の了承を得ていますので、来年は、そのような感動のドラマをノンフィクションにて書こうと奮起しています。もちろん奇跡的とは言えないまでも、お役に立てることができたことが多く、事務所の活動としては結構満足のいく一年でした。

 来年は、私の幸せ哲学の中核理論である「GMCメソッド(過去の栄光に浸ろう)」と「NFDメソッド(目先の夢を追いかけよう)」を自らも実践しつつ、さらに皆様のお役に立てるように熱意を煮えたぎらせてまいりたいと決意しております。
 
12月 吉日 寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2016/10

2016年10月26日
暑い暑いと思っていたら、あっという間に肌寒くなりました。皆様、体調管理は大丈夫でしょうか?そして、今年もインフルエンザワクチンの予防接種の時期が近づいてまいりました。早めにご予約願います。
 
 最近は、メンバーの方のご家族やご紹介ゲストの方の相談が多くなっています。お役に立てる内容のご相談も多く、スタッフ共々「やりがいのある仕事だね」と手前味噌の満足をしております。ご相談の多くは、まずネットで調べたりして受診してみたが不安になりご相談というケースが多いようです。我々は「最初から最高の安心を!」を合言葉に、「スーパーファーストオピニオン」を提供するように努力しています。世俗的な言葉ですが「その方が結局は早くてかつ安くつく」と、考えています。もちろん、受診後のセカンドオピニオンについてのご相談も喜んでお受けいたしますし、我々がご紹介した受診に対してのセカンドオピニオンでもご希望次第で設定いたします。

 「とっても納得した」「最高に安心した」という笑顔の感謝を原動力に少数精鋭のスタッフで頑張っております。ご遠慮なく、友人やご縁者の方もご紹介いただければ、ご紹介の皆様方も感謝されますようにと全力にて対応させていただきます。

 いつもご案内している「教養のための医学塾」も、日増しにレベルが上がり、面白くなっています。主侍医のメンバーの方はご招待いたしますので、こちらもご遠慮なくお越しください。きっと何かの発見に繋がることと信じています。特に11月の第3火曜日の会は、普段聞けない病理学の話です。お問い合わせの連絡をお待ちしています。

10月 吉日 寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2016/8

2016年08月30日

リオのオリンピックと熱帯夜で睡眠不足の方も多いかとは思いますが、体調はいかがでしょうか?個人的には、オリンピック選手のコメントに感動しつつ、今までのオリンピックの中では熱心にテレビ観戦をしている方だなあ、と思っています。予約録画があるせいかもしれませんが。

そんな中、柔道や卓球や体操始め、活躍する選手たちが「これだけ練習に励んだのだから」という日頃の努力の話を聞くたびに、応援に熱が入るものです。

いつもご案内していますが、数年前より事務所の活動として「教養のための医学塾」を開催しています。主に東大の医学部生に講師を依頼して、難しい内容をコンパクトかつ明解にお話ししていただきます。講師陣は同級生や後輩たちにバトンリレーしていきます。まさに類は友を呼ぶ的に、素晴らしい医学生たちが次から次へ登場します。「あの先輩から頼まれたのだから、頑張らなくては」と内容の充実度には目を見張るものがあります。こんな彼らが、近い将来臨床医や研究者になると想像すると嬉しくなり、また、安心します。講義の後、医学生たちと食事を共にしますが、その時に「医療正義」の話をすると、面倒臭がられるどころかどんどん興味を持ってくれます。また、塾生の方たちの変化もすごいものがあります。20回30回と参加回数が増えるにつけ、塾生の誰もが、みるみる医学的知識やセンスが向上していきます。教育の大切さを痛感します。

こんな真っ当な医学生がいるということに触れ合うだけでも価値があると思いますので、主侍医契約の皆様も是非ご参加ください。私も勿論、いつも出席して医学塾をサポートしています、というより勉強しています。何事も知れば知るほど面白くなるものです。

毎月第1第3火曜日夕刻6時半からです。お待ちしています。

8月 吉日 寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2016/7

2016年07月27日
 英国のEU離脱が国民投票で決議されました。色々な観点からの意見や感想があることでしょう。いずれにしろ国を二分する戦いが起こっていることは事実です。またアメリカではトランプ氏が大統領となる可能性も全く否定はできない状況と見受けられます。「そんな馬鹿な」と大勢が思っているようなことが平気で起こり得るのです。ISや北朝鮮の危機は一向に治まりそうもありません。世界の景気が同時に悪化する懸念があります。国内に目を向けてみると三菱自動車、東芝問題をはじめとした大企業の中枢から発した不祥事が次から次へと明るみに出ています。大塚家具の問題に代表される内紛は後を絶ちません。公務員や医師や大学教授の不正、芸能界をはじめとする不法薬物問題もキリがありません。

 人類は、その類まれな知恵で常に進化を続け、特に直近(?)の2000年の進化には、目をみはるものがあることは誰もが認めるところでしょう。では、それでどれだけ人間の幸せ度が向上したのかというと、それほどでもないのでは、とこれまた多くの人が感じ始めているようにも思えます。

 医学の分野で言えば、寿命が圧倒的に伸びたことが絶大なる進化といえるでしょう。歴史的に多くの人が亡くなった感染症をどれだけ克服し、数十年前には治療を諦めていた白血病や黄斑色素変性症などもかなりの確率で治癒できるようになりつつあります。また手術に際する痛みの制御も驚くほどの進歩があります。開腹手術の翌日には歩けるなんて、私が大学受験直後に自然気胸で入院した時の記憶からは隔世の感があります。

 医療人の一員として、人々の幸せにいくばくかは貢献している、との自負を持ちたいのですが、冒頭に掲げたような大規模な不幸に囲まれた現状に複雑な思いの今日この頃です。

 暗い話をしてしまいましたが、主侍医としてできる限りを尽くす、という原点を大切にしつつ、「幸福論思想家」の活動を目指している身としても、皆さまの笑顔のために奉公したいと思っています。
 
2016年7月 吉日 寺下謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2016/2

2016年02月03日

今年初めての通信が2月となってしまいましたことをお詫び申し上げます。皆様方に、より有益な医療情報、医師情報、医学情報をお届けする「Terraレター」の準備とより分かりやすいホームページへの改革の作業により遅れました、という言い訳は「使用する機材の到着遅れのために本便が遅れての搭乗となります」という航空会社の言い訳に通じます。「他の要因ではなく同じ会社の中の要因でしょう」と反論されれば、更に苦しい言い訳になります。

年初めから、見苦しい言い訳の話題になりましたが、私が常々言っている3大嫌なことがあるからです。「言い訳」「愚痴」「人のせい」です。これだけは避けて通りたいと、心がけているつもりが、時にはこの三重奏を奏でる自分を発見してガックリポンとなるのです。この3つがなくて、いつも明るく振る舞うことができればどんなに楽しいことでしょうか。

「まっとうな医師を応援することにより、患者の安心納得に貢献する」は事務所の理念です。

これを全うするために、「日本では医療分野の相談助言をビジネスとして成立させる土壌がない」という「言い訳」、「30年以上も前からこのようなことを始めたのは早すぎた」という「愚痴」、「マスコミやインターネットによる情報氾濫でまともな医師が報われない」などという「人のせい」などにしないで、ここまでやってきた真っ向勝負を一気に加速したいとの思いを強めています。

「Terra信頼医師団」の充実強化、一般の方への医学知識の普及の場の「テラ小屋医学塾」、患者と医師の絆を強化する「患者医師マッチング業務」、迷える患者への支援「医療意思決定支援外来」を柱に、今年は更に精力的に活動していきます。主侍医倶楽部は、以上の「全部入り」みたいなものとして、皆様の安心と納得の最大化に貢献できるよう大切に育てていきたいと思っています。

皆様のより一層のご支援をお願いいたします。

2月吉日 寺下謙三

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TERRA信頼医師団応援します。すべては患者のために。

2016年01月13日

私は30年あまりもの間、医療分野の意思決定を支援することを任務として活動してきましたが、そのために大切な要素は二つあると思っています。一つは自らが医療判断医として、クライアントの訴えを詳細かつ丁寧に聞き取り、不安の核心に迫る技術と知識と熱意と誠意を持つことです。そして、もう一つは実際に治療を担当してくれる専門医の方々と親密かつ適度の緊張感を持って共同診療にあたれるような関係を維持していくことです。この二つを磨くことが、クライアントである患者さんの安心と納得を得るために不可欠なものとなっていますし、自らの活動を振り返り苦労はしたけれど自負できるところでもあります。

このような活動の中、素晴らしい医師たちと出会ってきました。日本の医療はこのような人たちで支えられているのだなあとつくづく思います。医師の中で、実際に医療の現場で汗水流して直接患者さんに貢献している人たちの割合が問題だと考えています。研究や教育の仕事を中心にする人も必要でしょうし、管理職や行政の一員として医療の品質を総合的に高めていこうとする人も少数ながら必要でしょう。しかし、そういった意識の薄い権力とお金しか興味のない人も少なからずいることは結構問題です。また現場でも、金儲けの手段としか考えないような医師もいるでしょうし、勉強不足の医師もいます。また医師免許を持ちながら、医師を辞めていく人も少なからずいます。こういったことが「医師不足だ」「いや医師の偏在だ」とか「勤務医は過酷な労働だ」「開業医はまともに医療をやっていると成り立たない」などの声を反映しているのかもしれません。

何かを良くするのには二つの方法論の方向性があるでしょう。「悪いものを無くす」のと「いいものを増やす」という単純な話です。

マスコミ的には前者の方法論を取ることが多いですが、時には正反対の極論として「神の手」「行列のできる医者」「予約の取れない医者」のようなバラエティー番組を展開します。どちらも困ったものです。まっとうな医師たちは「バラエティなどのテレビに出る暇」はありません。テレビに出る暇があれば、行列に並ぶ患者さん、予約の取れない患者さんを一人でも丁寧に診てあげた方がいいに決まっています。

そんなことを考えていると、「信頼できる医師の信頼している医師は信頼できる医師」という、何やら早口言葉のような言葉が浮かんできました。今まで私の患者さんたちがお世話になった素晴らしい医師たちを「Terra信頼医師団」として、お礼の気持ちとこれからの任務として広めていこうと考えました。
人は、いい模範を見ると自然と真似したくなります。逆に悪貨は良貨を駆逐します。それなら駆逐できないほどの量と質の良貨があればいいと考えました。

よく医師を評価するときに「医師としての能力」と「人間性」の両方が大切だと言われます。「能力」の関しては理解がしやすいでしょう。「技術が高くや知識が豊富であることは良いことだ」に異論はないでしょう。その他「肩書き」「学歴」もある程度は「能力」を反映しているかもしれません。問題は「人間性」の評価の方です。一言で言うとたやすいのですが、その評価は難しいです。難しすぎます。私の仕事で、専門医を紹介するときに、患者さんは「能力」の高さを求めるのは当然ですが、人間性については「優しい人」「一生懸命な人」などと要望されるのですが、個別の場合は、結局は相性みたいなものを大切にしています。一般論で「人間性」というのを説明するのは難しいのですが、私は「熱意」と「誠意」に分けて考えています。「熱意」は文字通り「熱く燃えたやる気」のようなものです。しかし、その動機にはいろいろあります。出世やお金が動機になる人もいれば、使命感で燃える人もいます。名誉やプライドで熱意を燃やす人もいるでしょう。いずれにしろ「やる気満々」なことはいいことなので、あまりその動機を追求しないようにしています。問題は「誠意」です。こちらの定義としては、患者さんとの間の個別なものと考えています。簡単に定義すると「面倒であったり、自分に若干不利益なことであって、相手のために真心で尽くす」ことです。こうなると「熱意」の定義とは異なってきますし、患者さんとの関係性においても、多少は揺れ動きます。人によっては大きく揺れ動くこともあります。「能力」「熱意」はその医師にある程度固定したものですが「誠意」を引っ張り出すには、半分は患者さん側にも責任があることになります。医師といえども一人の人間ですから、患者と医師も人間関係のひとつ、お互い誠意を持って接することが大切となります。私たちは、そういった気持ちで、日々「医療決断支援」という仕事をしています。私の信頼医師団の医師たちは、「誠意」を豊富に持ち合わせています。それでも患者さんの対応次第では、引っ込んでしまうこともあります。患者さん側の誠意をきちんと専門医に伝え、専門医の誠意を引き出し、それをきちんと患者さん側に伝えるのです。誠意をまったく持ち合わせていない人は、ほとんどいません(と思っています。例外はいるでしょうが)

「誠意ある医師を応援することにより、誠意ある患者さんを支援する」
私の事務所の合言葉です。

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【代表主侍医のつぶやき】2015/12

2015年12月16日
今年も1年が過ぎ去ろうとしています。年末になると、「早かったねえ」「あっという間の1年だった」「何もできないうちに1年経った」「バタバタの1年でした」などという言葉が飛び交います。私自身も、同様の言葉を発する場面が多いことも自覚しています。それに今年は事務所開設30年を経過した年でもあり「光陰矢の如し」を実感せざるをえません。しかし、事務所の活動を振り返ると一概に「早かった」と思うより「いろいろあったなあ」という感慨の方が多いような気がしています。そして何事に関してもそうなのですが、いつものように「こんなことでよかったのか?」という自問自答に頭を悩まされ、それに答えては「では、これからどうするのか?」という次の難題が覆いかぶさってきます。
 
自分の活動の原動力は何なのかなあ、とよく考えます。一般的には、「権力」や「お金」や「いい格好」や「快楽」を求めて、人は行動します。「権力」「お金」はあまりその解釈に多様性はありません。しかし、「いい格好」や「快楽」には、人によりずいぶんと多様な解釈があります。この辺に「幸福感」という漠然とした、でもとても大切なものの本体が潜んでいるのではと思っています。「権力」や「お金」では「幸せ」を買えないことは、今や誰もが知っていることですし、残念ながら、権力やお金で幸せを買えた人を見たこともありません。でも、本屋さんの店頭は「お金の稼ぎ方マニュアル」「上司に気に入られるマニュアル」「客の心をとらえるマニュアル」といった類の本で溢れています。本屋探訪の大好きな私でも、気分が悪くなりめまいがします。ふと気がつくと「素敵なお金(権力)の使い方」を諭した本は皆無です。日本人は、経済大国を念仏のように唱え、モウレツ社員を尊び、お金を稼ぐのは上手くなったが、その使い方が貧相なままなのではないでしょうか?その辺が、国としてとても快適で立派な日本なのに、なぜか幸福感漂う国とは言えない所以ではないでしょうか?(この原稿を書き終えた後ですが、メンバーのTさんから「ノーベル賞の大村さんのように稼いだお金をバーンと寄付するなんて格好いいねえ」というコメントを頂きました。)
 
冒頭の話に戻りますが、時間の過ぎる感覚はその辺にあるのだと思います。予定を詰めまくって効率の良い時間を過ごせば過ごすほど、時間が過ぎるのが早く感じられます。逆に何もしないと時間が長く感じます。独房に閉じ込められたり(そのような経験はありませんが)、入院中の夜の時間(こちらは経験済みです)などがそうでしょう。幸せ感は、その中間に位置する「ゆったりと流れる時間に身を浸せる時」に生じるのではないでしょうか。
 
来年こそは、そのような時間も持ちたいと密かに願っているのですが、みなさまも是非、幸せな新しい年をお迎えください。
 
2015年12月 吉日 寺下謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2015/6

2015年06月08日
 梅雨模様の天候がちらほらですが、エアコンの使い始めのホコリによるアレルギーなどもありますので、清掃など対処いただければと思います。
 前回は、不肖私の膝のお話しをしましたが、ようやく階段の昇降ができるようになりました。駅などでエスカレーターやエレベーターを探すクセがついてしまったようですが、東京は地方に比べて階段は日常的に存在することを再認識しました。日頃から、タクシーはあまり使わず、電車を利用するので、遠くの病院への受診同伴などの際に、スタッフが同行する場合嫌がられるのですが、今回もなんとか電車かもしくは自分の運転の車で乗り切りました。
 それにしても、最近、幸せとは何か?ということをいろいろな場面で考え込んでしまいます。あまりブツクサ「幸せ論」を言うので、妻やスタッフや親友たちは「面倒臭い奴」と思っているだろうなあ、と薄々、勘付いています。若い頃にはあまり気づかなかったことにこだわったりしてしまいます。当時は、幅広く思いを馳せて自分では気づいていたと思っていたのですが。先輩や長老がたの真剣な助言には(たとえ苦言であったとしても)きちんと聴くことの大切さ有難さを改めて噛み締めています。
 いつもお知らせしている、医学塾も東大の現役学生が医学の基礎の最先端をわかりやすくしかも面白く講義してくれています。6月の第1回目は最終学年の西方くんが、この忙しい時期に、循環器の2回目の講義を行いました。前回の復習と思いきや、話は「検査の感度と特異度」という突っ込んだところまで話してくれました。「医学は100%を目指すが、残念ながらそうはならない」という締めくくりには、学生とは思えない洞察の深さに驚きました。質問も盛り上がり30分も延長しました。
 我々、医師は検査にしても、治療にしてもその精度の「確率」をあげようと日夜努力していますが、患者さんは、当然のことですが、常に「確実」を求めます。そのギャップが埋まらず、患者さん側も医師側も苦悩します。だからこそ我々のような、患者側の見方に立ちながら、医療のプロとして医師側もサポートする主侍医が不可欠だと思っています。
 我田引水となったところで、本日の締め括りとさせていただきます。
 
2015年6月吉日 寺下謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2015/5

2015年05月14日
今年はいつまで寒いのだろうと思っているうちに、冷房の心配をする気候に突入してまいりましたが、みなさん体調維持は大丈夫でしょうか?
 肺炎ワクチンの接種のお勧めをしています。多くの方は近隣のクリニックで実施されているようですが、当方にてお受けになられる方も連絡をいただき順次行っています。65歳を過ぎた方で、未接種の方はぜひご相談ください。
 長らくご契約の皆様も、私も歳を重ね、あちこちの故障が目立つようになりましたが、最近では医者仲間も同様に歳を重ねられ、医療相談を受けることが多くなりました。最近、関西の大学医学部の教授を務めているTさんからも、「消化器癌になってしまったが、経験豊富で人間的に信頼できる専門医を紹介してほしい」とのご相談を受けました。Tさんは胃がんは専門外です。医師は自分の専門以外の専門医とは意外と人脈は少ないものなのです。また、医師にとってあまり身近な医師には重い病気のことは知られたくないということも多いようです。
 幸い、私が尊敬する胃がんの権威の外科のS先生をご紹介することができました(Tさんもいろいろ調べられてSドクターもしくは癌研有明のグループへの紹介を希望されていました)。ちょうど私も仲間の先生と相談して、Sドクターか、癌研のSドクターにお願いするのがいいかと考えておりました。
 同様のように、医師仲間から医療方針と治療医探しの相談を受けることが少なくありません。
そう思っていたら、今度は恥ずかしながら、2週間前にテニスのレッスン中に右膝を痛めて、階段を普通に登れない状態が続いて、これは半月板か靭帯の問題と観念して、同級生が部長を務める東京逓信整形外科の膝の専門家のKドクターに診ていただきました。手術も覚悟はしていましたが、とりあえず筋力強化のトレーニングにて様子をみることになりました。大好きなゴルフもあきらめようかと腹をくくっていましたが、ひとまず先送りになりました。事務所の階段昇降ではみっともない姿をみなさんにお見せしていますが、ご勘弁願います。
 医者も人の子で、ある程度以上の重病になった時は不安に陥り、そういった時に徹底的に自分の味方となり、治療方針の相談やその分野の信頼できる医師に橋渡ししてくれる存在がなくてはならないと実感し、また、医療判断医としての現在の仕事を更に充実させて広めていく使命感を反芻しています。
 幸い、私には、いろいろな専門分野の仲間がいて、とても協力的です。また、若い世代の専門医たちとも人脈を広げる活動を行っています。
 皆さん方が医療判断で不安に陥った時は全力をあげて、徹底した相談と具体的な助言を持って応えられるよう、日々精進を続けたいと思っています。ご安心いただければと思います。
 
5月 吉日  寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2015/3

2015年03月26日

 三寒四温と言われるように、次第に春の訪れをあちらこちらで感じます。今年は、花粉が多いと予想されていますので、花粉症のある方には少しびくびくものですが、そうは言っても桜をはじめ色々な花が咲き始め、緑も増え始める春は気持ちの良いものです。四季が明確な日本ですから、その良い点をなるべく見つめることができればより幸せ度が増すのではないでしょか。

 前回、お送りしました「養生シート」はご活用頂けているでしょうか?今回もシートを同封させていただきます。記載された方は、ぜひコピーをお送りいただくか、ついでの時にご持参いただければより有用な使用法をアドバイスさせていただきます。根気よい、毎日のちょっとした心身への気配りが病気になる確率を多少ではあるでしょうが下げることになります。もちろん、健康ばかりを意識して、楽しいことを避けたり、仕事量を差し支えるほど減らすのは本末転倒ですが。

 65歳を超えた方は、肺炎ワクチンを是非受けてください。いろいろなワクチンで賛否両論はあるのですが、肺炎ワクチンに関しては、デメリットよりもメリットの方がはるかに高いと私は考えていますし、多くの医師はそう考えているのではないかと思っています。国や地方自治体で助成も受けられます。私どものクリニックでは助成の対象にはなりませんが、他のところでは面倒と思われる方は、ご一報いただければ、1週間以内に準備して当日は数分のお時間で済ませられるようにいたします。2種類のワクチンの選択や接種時期に関しても、お気軽にご相談ください。

 なんどもお知らせしております「教養のための医学塾」もだんだん成熟しております。契約者ご本人は無料で参加できますし、ご家族や社員の方も割引で受講できるよう準備しておりますので、是非、ご検討ください。2、3回出席されると面白いと感じるようになるようです。講師として登壇する東大医学部の現役学生も増え、みんな一生懸命講義内容を考えています。熱心な塾生がより場を盛り上げてくれるものと期待しています。

2015年3月 吉日   寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2015/1

2015年01月29日

2015年の幕開けに際し、今年もみなさまにとって健康的で意義深く楽しく豊かな1年になりますようお祈りいたします。

「医療満足度100%を目指す」は、事務所にとっても私個人にとっても基本的な理念であることはいつも申し上げていることです。つまり医療を受ける側も提供する側も満足度を最大化にすることが使命だと心得ているということです。言ってしまえば、これだけのことですが、その実現のための具体策は限りなく存在し、時には相容れないものも数多くあります。

個別に考えるか、医療全体として考えるかによってもその手法は異なってくるでしょう。主侍医倶楽部で個別に考え、その経験値を活かしながら医療全体(とまでいかなくても、ある程度の規模のマスとして機能することを前提として)における医療満足度の最大化の方法論を考え実行していきたいと考えています。

主侍医倶楽部発足してから25年目に入ります。みなさまも私も歳を重ね、身体のあちらこちらが傷んでまいりました。すでになんらかの慢性病になられている方には、推薦できるドクターへの橋渡し(既にかかりつけ医をお持ちの方はそのドクター)と医療情報の共有をさせていただいています。また、人間ドックのデータなどを私も共有させていただき、問題点となるところがあれば専門医の意見をお聞きしてアドバイスに勤めています。万一重病が見つかった時は可能な限りの最善のドクターへスムーズにご紹介できるよう、様々な分野の専門医との交流に日々努めています。この30年間で、数多くの仲間の専門医の協力を得ましたが、この場を借りてお礼を申し上げたいと思っています。

主侍医の役割で、もう一つ大切なことは、「少しでも病気になる確率を下げるためのアドバイス」だと思っています。これは地味で有難味の実感が少ない任務で、日本ではなかなか予防医学が進まなかった所以でもあります。あくまでも確率を下げるだけで、それははっきりとは目に見えないし、病気になってしまえば、本人にとっては、そんな確率論はどうでもよくなるからです。

25年間を振り返りますと、かなりハードな愛煙家を辛抱強く説得し、禁煙を実行していただいたメンバーの方は結構な数になります。その方のご家族や友人が驚いたくらいです。その方々の病気の確率を大いに下げることに貢献したことはまがいもない事実です。禁煙以外では、なかなか「病気の確率を下げる」という行動は目に見えにくいものです。血圧や血液中の脂肪などを早期からコントロールすることは勿論大切なことですが、一般的にはつい病院の敷居が高く遅れがちになります。昨年から、数年以上採用していた保険診療を取りやめましたが、逆に自由な予防医療ができることになりました。今後は、その利点を活かして、型にはまらないような予防医学の助言ができればと考えています。

例えば、現在は病気というほどではなくても、年1回のドック以外に、数ヶ月に一度は血液で肝機能や血中脂質などのチェックや、保険診療では不可能なLOX index(脳卒中や心筋梗塞などの血管障害を予測)アミノindex(ガンの予測)などの高度な血液検査を行い、飲食や運動の微調整をしたり、PSAの値が若干高めの人には、前立腺がん予防のためにアボルブなどの薬を服用することや、食べ過ぎ飲み過ぎの日には脂肪吸収を緩和させる目的でEPA製剤を服用するなど、保険診療では認められないけれど、私自身が実行したいと考える予防医学的アドバイスを積極的にしていきたいと考えています。

皆さん方に限らず、一般的に、重篤な病気になった時は慌てますし、なんとか最善の医療を受けたいという気持ちでエネルギーは高まるのですが、目に見えない予防医学の助言はしばしば「面倒」と感じたり、時には「鬱陶しく」も感じるものです。禁煙、節酒アドバイスなどはその最たるものでしょう。そこを説得して「では、予防医学実践に取り組んでみましょう」という気持ちにさせるのが、私の任務の重要な一つであると心得ております。

その具体的な方法論として、今月より皆様に「養生シート」を同封いたします。自由に使っていただいて結構ですが、個人個人に合わせた使い方をアドバイスしますので、ぜひ、事務所にお寄りいただければと思います。裏面のアドバイス集は、面白く守りやすいような言葉を独自に考えたものです。「ゴルフ場の今月のマナー」のように、ご自身で「今月の目標」を選んでいただき、それを意識していただくのも楽しく予防医学を実践するコツかと考えます。私が皆様がたを思い浮かべながら個々に大切と思われるところをチェックしましたのでご参考にして下さい。

主侍医倶楽部も熟年を迎え、より品質の向上を目指したいと考えております。医学塾にもできればみなさんご自身、ご都合がつかないときはご家族や秘書の方にぜひご参加いただきたく思います。

1月吉日 寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2014/12

2014年12月22日

毎年、年末になると「あっという間の1年でしたね」「春が来たと思ったら次のお正月という感じですね」など時の過ぎゆく速さを嘆いたり憂いたりする言葉があちらこちらで交わされます。我々が学生時代(小学生でも大学生の頃でも)には、そういった声はありませんでした。年をとると速く感じることもそうでしょうが、最近では小学生でも「あっという間の1年」という表現を使うことが多いことに驚いています。様々な予定がびっしり詰まって、昔の3年分を1年に凝縮できるとしたら、3倍長く感じ充実しているはずなのに、逆に短く感じてしまうのはなぜでしょうか?無人島に流されて孤独生活を送ったり、例えが悪いですが独房に閉じ込められたとしたら、その時の1日の長さを想像すれば容易に理解できます。実際にありうる例では、重病で入院している時、夜面会の家族らが家に帰って次の朝が来るまでの時間がとても長く感じることは入院した人には理解いただけるでしょう。極端な例えをしましたが、人生のゆったり感を生み出すには、この両者の間に答えがあるように思っています。充実はしているが、ゆったりとしている、という感覚。幸福論の思想家を目指すためにはこの辺の思索が必要かと思っているこの頃です。

さて、今年最後の通信となるかと思います。今年も1年、信頼をいただきながらお付き合いいただきありがとうございました。

私事ですが、本年11月18日、14年間一緒に過ごしてまいりました愛犬の「バディ」が天に召されました。とても人懐こく、友人や患者さんからも慕われ可愛がっていただきました。人好きだったバディも幸せだったと思います。晩年特に大切にしていただいた友人と静かにお通夜を過ごし、20日に丁寧に荼毘に付していただきました。その際、お寺の案内に「寺下家」とあり、まさに14歳の子供をなくした気分でおります。喪中のお葉書を出すのも憚れましたので、年明けにゆっくりと年初のご挨拶をしたためようと決意し、賀状によるご挨拶を欠礼させていただきますことをお許しください。バディの優しい寝顔から「ゆっくりと着実に心の整理をしていかないと、お父さんの残された人生もあっという間だよ」というメッセージをもらいました。そして他者への無条件な信頼がひとにどれだけ安らぎを与えるかということも教えてもらいました。

愛犬のお話の後にたいへん恐縮なのですが、12日後の11月30日、1年前に進行癌の状態で不安定になっていたこころのサポートのために、山王病院堤院長よりご紹介いただきましたSさんが懸命の闘病生活の末、天に召されました。わずか1年のお付き合いでしたが、とても気遣いの深い方で、自分が厳しい病状にあるにもかかわらず、周囲の人たちへの愛情ある言葉や行動に心を打たれることが多く、ご主人様はじめ周囲の方々とまるで昔からの身内のようにお付き合いさせていただきました。亡くなる数日前からは病院にて頻繁にお会いすることになりましたが、病床に駆けつける方々は、本当に心からSさんを慕っていると痛切に感じました。「太陽のような方だった」という声がとても印象的でした。

私の母は、私が大学6年生の時55歳で急逝しました。自分で言うのもおこがましいのですが、愛情深く遠慮がちで周囲の者への配慮に満ちた母でしたので、Sさんとイメージが重なりました。母はSさんのように綺麗でスマートではなく、かなり太ってはいたのですが。ご主人様や娘さん、そして周囲の家族同然の人たちの悲しみを見ていると、2週間も経たない前に、枯れるほど涙を流したのに、まだ出る涙があるのかと思いました。告別式でのご主人様のご挨拶の時は泣き声をこらえるのがやっとでした。これほど参列者が心から涙するお葬式にも感動しました。

今年の5月17日に、1年前に古くからのメンバーのご紹介で進行癌の状態でご相談をお受けしましたTさんが天に召されました。TさんもSさんと同様、心優しく、自分の病状を忘れているのかと思えるほど、ご家族や周囲の人たちへの気遣いの深さに驚かされました。亡くなられる数日前に病院にお伺いした際には、話すことができないのに「先生に椅子を」「先生にお茶を」とご家族に目や表情やかすかな声で合図されます。自分にはとても出来ないことだなあと感銘を受けました。

そんな優しく素敵な奥様を亡くされたお二人のご主人様の悲しみの深さを自分に置き換え想像しただけで胸が張り裂けそうになります。でもお二人とも立派にこの悲しみを受け止めつつ、日々の生活に戻られる努力をされています。

今の医療技術で出来得るだけのことは尽くされたと信じていますが、残念ながら医療自体の限界を認めざるを得ません。しかし、医療満足度100%を目指して、「信頼」「尊敬」「感謝」に値するよう誠意を持って最大の努力を続けたく思っています。合掌。

年末のご挨拶が湿っぽくなってしまいました。しかし、これは明るい来年以降に向けての思いであるということをご理解いただきご容赦いただければ幸いです。

もう一つ、ご報告です。私にとっても事務局にとっても嬉しいご報告です。前回の通信で、医学塾のご報告をいたしました。古くから特別なご契約をいただいて私の活動を支援いただいているY様から「医学塾は、とてもよい活動だ。こういったことを広めていくのを応援したい」というお褒めの言葉をいただきました。私はもちろん、スタッフ一同大喜びで、来年以降のプログラムを懸命に考えているところです。講師の主役は若手に移しながら、私は塾生を増やす広報活動にも力を注ぎたく思っております。ご契約メンバーの皆様のご参加はもとより、皆様の会社のスタッフやお知り合いの方を塾生にご紹介いただければたいへんありがたく存じます。

平成26年12月 吉日  寺下謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2014/11

2014年11月20日

気の早いデパートなどでは、すでにクリスマスの飾りもチラホラ出現したり、来年の手帳も気になる時期になってきました。

衣替えは勿論、冬タイヤへの交換など冬支度も始まりました。皆さん方のインフルエンザ接種も順調に進んでいます。

 

前回もご案内しましたが、医学塾へのお誘いを再度したいと思います。

現在は、第1火曜日と第3木曜日の夕刻6時ごろから8時ごろまでの間で開講しております。最近は、若手の臨床医に加え現役東大医学部生にもテーマを分担していただいて、一般の方にも医学の基礎と最新知識を理解していただけるよう工夫を凝らして講義をしていただいています。私も塾長として、包括的な基礎医学の講義を担当しつつ、学生たちや若いドクターの講義を塾生の皆さんと一緒に聞きながらポイントを質問して、皆さんの理解を深めるように努力しています。最近の講義では、11月4日には、東大医学部5年生でクラス委員の議長を務める熊谷友梨香さんに担当していただきました。「遺伝の仕組み」についてお願いしました。90分の間に、メンデルの法則から始まり、DNAの構造や塩基配列によるタンパク質の設計図の話、そして圧巻は「遺伝子の解析でいろんなことが分かるようになりました。しかし、我々は遺伝子で全て決まっているわけでは決してないのです」と強い語調で講義の最後を締めくくったのには驚きました。私自身も大変勉強になりましたが、6名の塾生も大いに理解を深めました。春から14回の講義が開かれましたが、医学部健康総合科学修士過程に在学中の江本駿くんは、医学塾の世話人をしてくれていますが、自らも医学統計学の講義をしてくれました。さすが文学部からの転向だけあって、数式をほとんど使わず統計学を学ぶという試みをしてくれました。12月の第1火曜日も担当予定です。また、医学部5年生の天野遥子さんは「免疫の仕組み」という難しいテーマを見事に解説してくれました。月曜日に東大心療内科より来ていただいている堀江武先生は「心療内科入門」というテーマで、自律訓練法の実践まで盛り込んでくれました。愚息の勇祐ドクターは「腹痛のいろいろ」というテーマを外科医の立場から解説しました。いずれも、学びがいのある内容で、折角の講義をもっと多くの人に聞いて欲しいと塾長の私としては、広報営業活動に勤しみたいと思っています。単なる病気解説や特殊な知識のセミナーやテレビ番組は玉石混交でいろいろありますが、一般人向けの基礎から学ぶ医学講義を聴くチャンスは滅多にないと思います(実際私は他にあることを知りません)。主侍医契約の皆様には、いつでもご招待をしたく思っていますので、是非お気軽にご参加下さい。お連れや代理の方も、一般受講の半額にてご参加できますので、秘書の方や奥様など是非お勧めください。満足のいく2時間を過ごせると信じています。

11月20日は,医学部5年生西方宏太郎くんが「循環器」について話します。彼も相当ユニークな名講義をするものと期待しています。塾の場でみなさまとお会いできれば嬉しい限りです。

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【代表主侍医のつぶやき】2014/10

2014年10月23日

大きな台風が来るたびに、急激に冷え込んできました。インフルエンザが心配な季節になってきました。体調管理にご注意ください。何よりも十分な睡眠、そして暴飲暴食を避けながら、旬のものを美味しく頂くこと、不要なストレスはなるべく避けて通るということではないでしょうか?最後の課題が最も難しいことだろうと思いますが、ご自愛いただければと願います。

さて、今回は契約会員の皆様へのご連絡を中心にしたいと思います。

自由診療であることを活かしたサービスの提供と医学事務所としてのサービスの提供のご案内です。

契約会員の皆様とは、健康上問題ない方とは、人間ドックの結果を解説し、助言や専門医の紹介をする時とインフルエンザワクチンの接種でお目にかかるだけという方も数多くいらっしゃいます。また、定期的に処方をしていた方も、一時的に採用していた保険診療を中止し、完全自由診療とし、他のクリニックに処方を依頼したために、お目にかかる機会が少なくなりました。

健康管理の監督役としては、年1回の人間ドックは必須的にお勧めしていますが、それ以外にも定期的に簡単な定期点検をすることを奨励しています。そこで、当院で、まずは月に1日だけですが、簡易な血液検査、尿検査、血圧測定などを契約者限定で無料にて提供する試みを開始したいと考えています。指定の日に、10分間ほどお寄りいただき、結果は後ほど時間をお約束して電話や面談にて解説するというシステムを考えています。我々スタッフとのコミュニケーションを高め、日頃の健康状態の把握のためにも是非ご活用ください。

定期薬の処方について、この半年間、皆様にご協力いただきながら調査を進めて参りましたが、当院の自由診療にて院内処方することもみなさまに便利で快適な面も多々あることが分かってきました。保険が利かなく、薬代が100%自費になりますが、薬の選択や投与日数も自由に行なえ(一部の睡眠薬などは制限があります)、診療費や薬局での処方管理料などが不要となりますので、他のクリニックや薬局での待ち時間を考慮すると、トータルな利便性は決して悪くはない場合も多いとの結論に至りました。使用している薬の内容にもよりますので、お気軽のご相談ください。

もう一つ契約者の皆様に是非ご活用いただきたいのは、月に2回開いています「医学塾テラ小屋」です。基礎的な医学の知識を増やし高めるチャンスはそれほどありません。私が塾長となり、若いドクターや現役の東大医学部学生からの小規模の講座です。契約者の方は無料でのご招待を行なっています。代理の方も割引の参加費となります。詳細はお問い合わせください。

こういった試みを通じて、契約者の皆様との日頃の交流を深めたいと考えておりますので、ご活用のほどよろしくお願いします。

この通信もなるべく頻度をあげて様々なご案内をする機会を増やしたいと心掛けています。

2014年10月 吉日  寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2014/9

2014年09月25日

猛烈な暑さは、どうやら峠を越したようですが、毎日の気温の差が大きく、身体がついていくのに悲鳴をあげていますが、みなさま体調管理は大丈夫でしょうか?こういうときこそ十分な睡眠と栄養管理が大切です。

前回は歯科領域での私自身の患者としての経験談を交えた医療判断のお話をしました。数人のメンバーのかたから、歯科治療についての問い合わせをいただきました。私自身の体験では、結果も良好でしたが、医療判断の現場では、いくら最善の選択をしたからといって、いつも良好な結果がでるとは限りませんし、他の選択肢を選んだ場合と比較することもできません。この仕事をしていて最も辛いところです。

では、目指す目標はなにかというある程度明確な目標や基準がないと、そんな分野は育ちません。スポーツなどでは「勝ったか負けたか」、ビジネスでは「売れたかどうか」「儲けたかどうか」、料理の世界では「美味しいかどうか」、受験産業では「受かったかどうか」など目標がはっきりしています。だからこそ「勝ち組と負け組」などという表現があります。(私個人としては好きになれない言葉ですが)勿論、医療分野でも「治ったかどうか」という意味でははっきりした目標があります。医療判断の分野ではなぜ、その辺がすっきりしないのか、という悩ましい問題があるのはなぜかといつも考えます。医学生への授業でも、生徒への自由討論課題として取り上げ、毎回激論が交わされます。その結果、「患者満足度」というキーワードがクローズアップされます。

そもそも、このような分野の仕事の必要性を感じて取り組み始めたのは、「日本の医療技術やその社会的仕組みは世界中でもトップクラスなのに、患者満足度はそれほど高くないのは何故か?」ということへの疑問からです。他の分野でも、例えば「勝つことではなく参加することに意義がある」や「決して儲からない事業だけど、みなが喜ぶから続けています」とかはよく耳にしますし、(極めて少ないとは思いますが)「志望校には落ちたけれど、この予備校には感謝しています」というようなこともあるかもしれません。しかし、それらは珍しいからことさら取り上げられるのです。スポーツなど勝負事では、必ず誰かが勝ちます。受験では誰かが必ず受かります。ビジネスでも、ほぼ誰かが大きな利潤をあげます。医療判断の現場では、「どうやっても治らない」「どうしても助からない」「結果が不確実である」などは日常茶飯事です。 

だからこそ「満足度」ということが重要になります。しかし、かなり曖昧な基準でもあり、我々は常に「満足して頂けたかどうか」と悩み、時には落ち込むほど疲弊します。「日本の医療技術や保険などの仕組みは世界トップレベルであるから、患者満足度も世界トップレベルにしたい」という私が事務所を立ち上げた時の使命感を思い起こし、少しでも、そのことに貢献できるような仕組みにまとめあげたいと、還暦を過ぎて若干焦っている自分をなだめているところです。「アンメットメディカルニーズ」と呼ばれる代表に「癌治療の克服」「再生医療」「遺伝子医療」などがありますが、「患者満足度の向上システム」もそれらに比肩するものだと確信しています。

皆様方の、厳しいご意見をお待ちしています。

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【代表主侍医のつぶやき】2014/8

2014年08月04日

今年は、もしかしたらここ数年来の暑さはやってこないのではと7月前半までは根拠の無い期待をしていましたが、やはり猛烈な暑さがやってきそうな気配濃厚な日々となっています。みなさま体調はいかがでしょうか?無理をせず、十分な睡眠とともに、こまめな水分補給と規則正しい食生活が夏バテ予防の基本となります。

この数ヶ月で、私自身と家族の2度にわたり、「医療判断」が必要な事態を体験しました。いつも主侍医倶楽部のみなさまを始め、私が相談助言をする時の心構えは「もし自分自身や家族だったらどう判断するか」ということを念頭においています。それが返って弱気な判断になったり,迷いの原因になったりしてしまうことも少なからずあるのですが。

今回は、私自身の体験をお話します。こちらはあまり命にも関係しない「虫歯」の話になります。「たかが虫歯、されど虫歯」だからこそ「医療判断」の大切さがクローズアップされるような気がします。

私は、親のお陰で歯は丈夫な方で、比較的厳密でない歯磨き習慣にもかかわらず虫歯の体験が少ないのですが、20代のまだ若き脳外科研修医だったころ、虫歯の治療を時間がないという理由で、虫歯の治療を調べもせずに気軽に近くの歯医者さんで行ないました。それがきっかけでその歯は、その後10年以上も何度も痛みを繰り返すことになりました。10年後に山王病院勤務時代の同僚の信頼する歯科医I先生に診て頂き「初期治療が削り過ぎによるもの」でそれが取り替えしのつかない事態になっていることが判明しました。I先生から「応急的に処置しますが、いずれ抜歯になるかもしれませんね」と言われましたが、それから20年、なんとか持ちこたえています。その時のI先生の応急処置には随分時間をかけていただいた記憶があります。きちんとした治療は、応急処置でもレベルが高かったわけです。

それ以来、あまり歯のトラブルはありませんでしたが、今回、妻が定期検診で通う近くの歯科医院になんどかクリーニングのために通っていましたが、ある時、「奥から2番目の歯の横に怪しい部分があります。レントゲンでみても虫歯の可能性が高いです。横からの治療が出来ないので、コの字型に大きく削り金属をかぶせる必要があります。今日と、あと1、2回で済みますよ」と言われて、今にも削られそうになりました。

歯科治療では「なるべく削らない、抜かない」、外科治療では「なるべく切らない」、内科治療では「なるべく薬を使わない」を基本スタンスにして十分検討を加えた上で、やむを得ない場合は最善最小限の侵襲を考える、というのが私の基本ポリシーです。当然、いきなり大きく削られたくはありません。治療する側からみれば大きく削る方が病巣を残さずきちんと治療ができるわけだし、それが歯科での標準治療だということは理解しています。

「まっ、待って下さい!」なんとこの一言が言いにくいことでしょうか?患者の立場で目の前の医師に言いづらい気持ちはよく分かります。だから意を決して言うときは返ってけんか腰になってしまうのかもしれません。

「来週姪の結婚式でハワイに行くものですから、もう少し経過をみさせてください」理由になっていない理由です。「それでは3ヶ月後にまたみましょう」とその場は切り抜けました。

「なるべく削らない」「虫歯も自然治癒する可能性がある」ということを徹底して実践している信頼できる歯科医阿部修先生に診てもらおうと決めました。「虫歯の可能性が怪しい、と言っているが、もしかしたら虫歯病変は存在しない可能性もある。それだったら結果は大違いだ。もし病変が存在し,阿部先生も同じ意見で削る必要があると診断されたら、削ろう」と決めました。阿部先生には、契約者の皆様もなんどかご紹介しましたし、和歌山にいる弟の嫁の総入れ歯になりかけたのを一本も抜かずに助けて頂いたこともあり、破折という抜歯が基本の治療方針という状態になった妻の歯も、(抜歯を予定していると言う妻に、その前に阿部先生の意見を聞いて抜かずに済ませる方法を考えようと助言をして)阿部先生の見立てとアドバイスで抜かずに済ませることが出来た経緯があります。

同僚のよしみで早く予約を取って頂き、吉祥寺のクリニックを訪れることになりました。どんな判断が下るのだろうかと、恐る恐る阿部先生に診て頂きました。1時間にわたる綿密な診察のあと、「確かに虫歯病変はあります。コの字型に削るのが一般的です。しかし、歯の横の部分の表面まで病変が進んでいないので、顕微鏡下で、歯の上から穴を掘るように病変を削り取り、最新の硬い素材で埋めるということも可能です。金属の被せの必要なく、噛み合わせも変わりませんし、横の部分の表面は自分の歯が全部残ります。」

「そっ、それをお願いします!」

翌週のハワイ出発の前日2時間近くかけてその処置を行なって頂きました。理屈が分かるだけに、相当面倒な作業であることは想像がつきます。

「長時間お疲れでしょう。大丈夫ですか?」とはこちらからではなく阿部先生からのお言葉。「先生こそ根気のいる治療をありがとうございました」

翌日からのハワイ旅行の間もその後も歯は何の問題もありません。

このような丁寧な作業を中心にした治療を実践するために、阿部先生も保険診療は一切行なっていません。当然だと思います。患者にとっては十二分な対費用価値があると思います。

「たかが虫歯、されど虫歯」大きく削って金属をかぶせるか、今回の治療のようにほとんど噛み合わせや見た目も分からない治療で済むかは雲泥の差です。

手前味噌にもなりますが、事前の医療判断において十分に時間と労力をかけて、それで決まったらお任せするという手順は得心のいく治療となることを体験しました。

今回は、治療法が違いましたので、どちらがよかったか明白なのですが、いくら医療判断に手間ひまをかけても、場合により同じ治療法になるかもしれません。それでも、なるべく削らないポリシーの阿部先生が言うのだからと結果は同じでも得心の具合が違ってきます。

 

「たかが虫歯の治療」の話で、長くなりましたが、医療判断のための作業で随分運命や納得度合いが違うということと、虫歯の治療という些細なことのように見えることでも日常生活においてそのクオリティーは随分と違ってきます。日常的な病気に丁寧に対応することの重要さを再確認しました。

 

皆様も、歯の治療の判断でお困りなことがあればご相談ください。 

 

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【代表主侍医のつぶやき】2014/5

2014年05月22日

衣替えをした途端にまた寒くなるという意地悪な天気を恨んでいる方も多いと思いますが、体調はいかがでしょうか?

最近の新聞紙上で、医学や健康の話題が多くなりましたが、数週間前の日経新聞にベテランの癌専門医がコメントしていた記事をみて、私自身が歩んできた道は、それほど外れてはいなかったのだと慰められました。

「長らく癌の専門医として治療を続けていて、患者側から見てもっとも大切なことはきちんと相談できるということであるということに気づいた。十分相談して納得して治療を受けていれば、それから先の人生に大きな違いが出てくるからだ。結果がどうであれ、癌を受け入れて新たに前向きの人生を作っていけるからだ。」

といったような内容でした。具体的な先進的な治療の議論ではなく「相談が一番大切」と感慨深く述べられたその一文を読んで、私の今後の総括的活動の方向性の再確認ができた思いでした。

なぜなら、我々医師の最大の望みは、患者さんに最長の寿命と痛み苦しみからの解放にどれだけ貢献できるかですが、残念ながらいくら頑張ってもそれには限度があり、たかだか数%のお力になるために大変な努力を必要とします。経済産業の社会では、利益を倍にすることも10倍にすることも可能です。今や無限大に儲けようとしている企業(人)も少なからずいるように見受けられます。我々が医療の世界でもし数%の力になっているとしたら、それは大変なことだと自画自賛していましたが、患者側の気持ちになってみると(実際医師も人間で、度々患者側の気持ちを体験するのですが)、自分の大切な人が大病になると、どんなことをしてもいいから世界で一番の治療を受けさせて治してあげたいという気持ちになります。でも医学の限界は寿命の前では微々たる力しか持ち合わせていません。歴史的に見れば、私が生まれた昭和28年の男性の平均寿命は59歳ですから、現在までに20年も寿命が伸びました。また明治以前では結核で亡くなったりお産で亡くなったりするかたはかなりの数でしたが、今やゼロとはいきませんが、かなり少なくなりました。さらに有史以前に遡ったら、人間の寿命は倍です。これがすごいのか、たったの倍どまりなのかです。他の分野と比べたら「何万年かけてたったの倍」となるでしょう。そして我々医師が、懸命に努力しても数%貢献できるかどうかの世界である事実は、人生を振り返り愕然ともします。

だからこそ、「納得できる医療を受ける」ということが最も大切なことで、特に重病時には、「信頼できる専門家に徹底的に相談して具体的な助言を受けて、十分納得してから医療を受ける」ことこそ最善の医療であるという私の持論の結論に至ったのです。そのための方法論はいくつもあるでしょう。その一つが、私が今まで培ってきました「主侍医システム」ですが、この部分だけに特化した、より完成したモデルを構築したいというのが、これからの課題です。

もう一つ、大切なことと考えているのが「一般人向けの医学教育」です。英会話はじめ、教養としてのカルチャー講座が各種充実しているのに、他の分野のインテリでさえ、教養としての医学知識があまりにも少ないのに驚くばかりです。その代わりにキワモノの医学情報がネットやテレビで氾濫していますから、真っ当な医療を評価できる力が不足して、当然の結果、納得できる医療を受けるチャンスが減ることになります。私は、中学、高校では無理でも、大学の必修科目ぐらいにはなって欲しいと考えています。

「教養医学塾テラ小屋」は、そのシンボルとして4月より復活開校しましたが、今後は企業の社員研修の一環としてプログラムを開発し広めていきたいと考えています。長らく主侍医を務めていますT社さんの社員教育を10年以上も続けさせていただいていますが、社員の方から喜んでいただいています。是非、皆様の会社でも採用いただければと願っています。

「テラ小屋」では、私が知識を振り絞って、面白く医学を学べるように工夫しております。契約ご本人様には無料でご招待しておりますので、お気軽にご参加ください。ご家族や秘書の方なども優待しておりますんどえお問い合わせください。

 

2014年5月 吉日  寺下 謙三
 

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【代表主侍医のつぶやき】2014/4

2014年04月07日

 寒暖を繰り返しながらも、ようやく春の兆しを感じられるようになり、あっという間に桜が咲きましたが、みなさん体調はいかがでしょうか?インフルエンザの流行のピークも過ぎましたが、嫌な花粉の時期の到来でもあります。今年の花粉の飛散量は少ない感じですが、予防的服薬をしておいた方が楽だと思います。また、花粉症のみなさんにとっての朗報があります。もう既にご存知だと思いますが、今年6月から花粉症の根本的治療である服薬による減感作療法が保険認可される予定です。3年がかりの治療ですが、根本的治療で7割から9割の人に効果があるようです。耳鼻科やアレルギー内科で行なわれると思います。勿論、自費診療でも可能になりますので、一般のクリニックに通院する時間捻出が困難な方は、私どもの付属クリニックでも行なえるように準備する予定です。ご相談ください。

 前回の通信でもお知らせいたしましたが、この春から事務所の体制が少しずつ変化していきます。「素晴らしい日本の医療の不足部分を補完して少しでも患者さんの満足度が向上して頂けることが我が事務所の使命」という事務所の任務の原点を意識しながら、私自身のライフワークの整理をしていきたいと考えています。最後まで自分の信念を曲げずに、荒波にも折れずに行動をしていきたいと考えています。

 契約者の方の利便性に配慮して、試みとして一部保険診療を併用しましたが、私の見切りの判断が甘く、7年間も続けることになり、保険診療を長らくご利用いただいていた契約者の皆様には返ってご不便をかけることとなりました。保険診療もご利用いただいていた契約者の方がたに今後の対策を相談し、より安心できる体制をご納得いただきました。それどころか「その方がいいよ」「あなたのやること信用しているからお任せします」「他のクリニックやドクターでは出来ない相談役をお願いしているのだから」「出来るお手伝いはしますから、頑張って下さい」など有難い激励のお言葉で元気を頂きました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 私どもの事務所は「利便性」や「特別扱い」の提供が売り物ではなく「徹底した正統派の総合的医療相談」と「より適切な専門医の紹介などを含めた具体的な医療決断の支援」による「医療分野の監督役」の提供がメインの売り物であると改めて自戒しております。そのため、大学病院や同クラスの総合病院のドクターにも治療方針で介入するという医師の世界の常識ではありえないことも行なっています。皆さん方からすれば「当然のこと」と感じられるでしょうが、隠れた努力と時には犠牲も必要であることをご理解いただけると、やりがいも一層湧いてきます。

 「教養としての医学塾」も4月中旬よりの開塾です。契約者ご本人は無料にて受講できます。会社のスタッフやご家族のみなさんにも受講をお勧めいただければ嬉しく思います。

 事務所スタッフの移動のお知らせですが、看護師の菊地、非常勤の田代ドクター矢澤ドクターが慶応大学の人事の都合により3月末で退任となりました。入れ替わって、保健師、看護師の森田理恵、東大心療内科所属の堀江武ドクターが、新しいスタッフとしてただ今、みなさま方全員のカルテをつぶさに拝見しまとめあげながらの研修中です。より手厚い体制のための準備が整いましたら順次ご案内して参ります。

 また、順天堂の天野心臓外科医の師でもあり、日本の心臓外科の父とも言える「外山雅章先生」も、主侍医業務の必要性を感じ、独自のプライベイトドクター契約を進められていますが、双方の内容充実のために協力し合うことを約束して、今後の具体的な方法を協議することになりました。

2014年 4月 吉日 寺下 謙三

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【代表主侍医のつぶやき】2014/1

2014年02月17日

新年おめでとうございます。

と言っても、年が明けて1ヶ月が経とうとしています。ご挨拶が遅くなりました。

昨年暮れの主侍医通信と年賀状にて今年の意気込みをお話しましたが、主侍医業務のバージョンアップのための下準備を進めております。

主軸は「現行主侍医倶楽部は寺下医師顧問契約者ということを再認識し、皆様方の受ける医療の総監督として現場の指揮を執る」という私の役割をより強固に打ち出すための仕組みの再整備だと考えております。部分的にはご不便をかけるところもあるかとは思いますが、総合的には、当事務所でしかできないことをより充実したいと考えております。具体的な業務の改善点や変更点について、今考えている事をお話します。

まず、契約者の皆様の利便性を考えて2006年より一部採用しておりました保険診療部分を廃止し、元来のように自由診療と医学事務所の相談助言を中心とした医療の総合監督役に徹底する方針を固めました。保険を使っての処方箋の発行や簡単な血液検査を付属のクリニックで行なう利便性よりも、本来の相談助言業務に集中できる体制を整えるほうが皆様により貢献できると考えたからです。他の医療機関では出来ない事を補ってこそ、「素晴らしい日本の医療保険の不足部分を補完する事が我が事務所の使命」に値するとの原点に回帰します。

保険診療を廃止しても、自由診療のクリニックは維持しますので、薬の処方や血液検査は、保険適用にとらわれずに自由な判断で行なう事ができます。契約者の皆様には他のクリニックでは得られない利点があると考えております。定期的にお薬を処方している契約者の方には、ご不便をおかけすることもありますが、いくつかのメリットも同時に発生します。例えば糖尿病や高血圧、脂質異常症などそれぞれの専門家に今後診て頂く事により、より専門性の高い眼で診て頂くことになり、かつ今まで通り私が定期的に監督役としてフォローさせて頂く訳ですからダブルの眼でチェックできる事になります。多少不便ですが、質が上がるとご理解いただけると嬉しく思います。

既に治療担当かかりつけ医と私との2重体制で診させて頂いている契約者の方も多い状況で、当院で保険診療をしていたことにお気づきでない契約者の方もいらっしゃるくらいです。我々の仕事が野球やサッカーの監督役だとお話していますが、優秀な技術を持つ選手と全体のマネージをする監督とを明確に分けることにより質が向上するのは医療も同じです。

また主侍医契約者ご本人に限らせて頂きますが、生活習慣病などある程度決まった薬であれば、期間にとらわれず処方できますので、その方が便利だとお考えの方には当院での処方も可能です。契約者ご本人の場合、薬局で発生する処方料がなくなり、クリニックでの診察料、処方料を頂かない予定ですので、トータルでは以前と同等か薬の種類により廉価になることもあります。今後の処方などにつきましては個別にご相談ください。

7、8年前より、教え子の若いドクターたちの協力を得て、一部の契約者の方の定期的な診療やご相談に対応させて頂いて参りましたが、石澤ドクター、笹部ドクターなど数年この業務を続けることにより、皆様の信頼を得られるまでに育ってくるのですが、やはりメインに所属する医局の人事を中心に動かざるをえなく、これからという時に交代になりご迷惑をおかけしています。今回も、田代ドクター、矢澤ドクターともに4月からの医局人事での移動が決まり交代となります。後任の若いドクターも考えてはいますが、これを機会に契約者の皆様には私が定期的なフォローも直接させていただきたく考えています。また、夜間休日ドクターホットラインで登場させて頂いております、愚息の勇祐ドクターも5年目の研修となり、まだまだ修業を重ねないとなりませんが、実地医療の現場では私よりも活躍できるような部分も徐々に増えてきました。比較的急いで専門医の診察が必要な事態の場合は勇祐ドクターが勤務する病院の専門医にご紹介し、その診療のサポートを勇祐ドクターが担当し、定期的な面談診療や、あらかじめ時間をお約束しじっくりと医療判断の相談助言をする部分は私が直接担当するという(まだまだ未成熟ですが)「父子鷹」体制を基本にスタッフが一丸となってサポートする決意を新たにしています。非常勤の若いドクターには「医療判断医」の研修という形を明確にして参加して頂く事になります。

上記の事も踏まえ「夜間休日ドクターホッとライン」も見直していく予定です。契約者の方から「やはりいつも顔見知りのドクターやスタッフと連絡が取れてこそ安心」という意見もいただいています。1秒を争う救急事態には救急車による救急病院での診療を最優先にして、その後の方針をじっくり相談していく事が我々の役割と考えています。そういう考えでいけば、24時間必ず電話を取れる体制を厳密かつ神経質にキープするよりも、皆さん方の情報を把握しているスタッフとおおむねいつでも連絡がとれるというくらいの体制を常にしいておくことの方が実際には有用かと考えています。一部のホッとライン契約者の方々ともご相談していますが、その方が有難いとの声が圧倒的です。こちらはしばらくお時間を頂きながら前向きに検討をして参ります。

30年間非常勤で勤務していました山王病院を3月末で辞める事になりました。山王病院の創始者の経営時代は週に3日も勤務し、胃のファイバースコープ(なんと2000例も行ないました)やエコー検査なども担当し、今でいう総合医を務め、最近では心療内科の専門外来を担当していました。最も高い予約料を頂いていましたが、予約が取れない心療内科とお叱り(お褒め?)のお言葉を頂いていました。ただ、じっくりお話を伺う心療内科はきちんとやればやるほど採算が取れない部門で、診療時間が延びては、いつも多くのスタッフの残業を強いることになり経営にたいへんご迷惑をおかけしていることは自覚しておりました。他科のドクターからは「メンタルで困った時のテラさん頼み」として重宝いただいておりましたが、山王病院での閉診に伴い、多くの患者さんからは、自由診療で構わないから飯田橋オフィスで診療を継続して欲しいとのご希望を頂き、有難くお受けすることにしています。その方々も含めて、自由診療のメリットを最大限にいかせる診療体制の構築を考えております。

今年は事務所設立30周年になりますが、設立当初は、新しい医療の仕組みの研究に取り組み、今でいう「電子カルテ」や「医師間の相互相談システム」などの研究開発を行っていました。最先端の医療情報システムの構築を探求していくうちに、「安心して良質な医療を受けるためには、侍医(監督)のようなプライベイトドクターを持つ事と、正しい医学的知識を持つ事」であるという現在まで続いている事務所の行動理念が成熟してきました。その理念の実践として「主侍医システム」があり、「教養のための健康医学塾」がありました。後者は折に触れ、期間限定で行なってきましたが、今回は4月を目指した復活開校の準備に入りました。1クラス20名までのテラ小屋的運営で、塾長として私が基本講座を受け持ちますが、現役の東大医学部の学生にも登場してもらいます。家庭の健康の担い手である主婦の方や、企業の役員の秘書の方や人事の方、教養として医学を学びたい方など幅広く参加できるプログラムを考えています。皆様の秘書業務をされている方にも是非入塾いただければと願っています。

今年の具体的な抱負を述べることにより、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

2014年 1月 吉日 寺下謙三  

 

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【代表主侍医のつぶやき】2013/8

2013年08月15日
 「意外に読んで頂いているんだ!」
 この主侍医通信を1,2ヶ月毎にお届けしていますが、この手のものはあまり読まれないものだとはじめは諦観していましたが、実際は、メンバーの方から内容の感想をいただくことが多いことに嬉しくも驚いています。飯田橋オフィスにも掲示したり、ホームページにも少し遅れて掲載していますが、こちらもご覧頂くことが少なくないようです。
となると書く側の私たちにも力が入るもので、気を引き締めているところです。
 
 前回の通信から今回までの間に、私も無事還暦を迎えました。一回りの意味の還暦に際して、ここ数回の主侍医通信では「新しい世代の主侍医チーム」や「主侍医サービスの新しい形」「現行主侍医倶楽部の募集中断」などの話題を中心にお話をしていたこともあり、友人としてのお付き合いもあるメンバーの方々から「60歳はまだまだ、はなたれ小僧」「70歳でようやく少し分かってくるものだから、まだ10年は陣頭指揮を取ってもらわないと」「いやいや80歳まではお互い元気にゴルフを楽しめるようによろしくね!」などと檄を飛ばされているところです。
 還暦に際して、各種友人から励ましの行事をして頂き、今後の活動を考えているところですが、常に社会や周囲の方々と共に歩んでいかないと気が済まない自分の性格から考えても、どこかで隠遁生活はありえないなあと再認識はしています。来年は事務所開設30周年、主侍医倶楽部発足24年目となります。今までの経験と実績を材料に、プロトタイプバージョンの「主侍医倶楽部」から、普及バージョンの「ドクターサービス」へと進化させていきたいと熱望しています。
 私が敬愛するメンバーのお一人でもある桐山氏から頂いた言葉の中に「スモールメリット」という有難い言葉があります。現在の世の中に特に必要な言葉だと思っています。私たちの仕事もまさにそうです。大量生産は出来ないし、やってはならないものです。ただ、主侍医倶楽部の現況は、工房で作られた理想型の未来カーのようなもので、まだまだ市販には耐えられないものではないかと日々自問しています。桐山氏の「スモールメリット」の本来の意味するところまで達していいないのだということに思い至りました。
 多くの医者仲間や先輩後輩たちから、今までの活動内容に関して「希有な専門医人脈」「専門にとらわれない幅広い医療分野についてのコンサルトの困難さへの挑戦」などと高い評価を頂いていることはありがたいことですが、彼ら自身はとても出来ないというよりは、そんな労多くして功少ないことはやらない方が懸命との敬遠の気持ちもあることは薄々気がついているところです。
主侍医を説明するために、「オーケストラの指揮者」「ゲートキーパー」「ボディガード」「総合医」などと例えることが多いのですが、最も分かりやすい例えは「監督」だとの結論に至っています。野球やサッカーでは監督がいなくても試合は出来ますが、監督がいるとその試合内容は格段に向上します。プロの世界では監督次第でチームの力が左右されると言っても過言ではありません。
 医療の世界でも同様に、監督(主侍医)がいなくても充分な医療は受けることが出来ますが、監督がいることにより、その品質は飛躍的に向上します。ただこれも野球やサッカーと同じように100%勝つという訳ではなく、勝率が上がるということです。我々主侍医はその勝率の上昇が腕の見せ所になる訳です。
この監督ドクターのことを「Terraプライベイトドクター」と名付けて、世に広めていこうと考えています。東大医学部OBのベテランドクターに順次依頼し、一人のドクターが数十名のクライアントを担当する「ワンドクター少人数シェアリング」のユニットを基本に、ユニット毎の担当ドクターが連携して、幅広い相談対応力と専門医人脈力を強固にしていくシステムを考えています。事務局は今までの経験を活かしエージェントに徹します。そして事務局直営のモデルバージョンに「主侍医倶楽部」が位置づけられます。
具体的なことは次回のこの場でご説明したいと思っています。
 『真っ当な医師を応援することにより患者を支援する』という理念のもと「良好な患者医師関係」をプロデュースし、医療満足度を向上させ、医療訴訟ゼロを目指すことが我々事務所の願いです。
2013年8月 吉日 寺下謙三
 

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