代謝症候群(メタボリック症候群)

カルテ21

内科・生活習慣病科

代謝症候群(メタボリック症候群)

NKH「健康ライフ講座」№69

2006.1

日本機械保線株式会社 社内報


肥満、高血圧、脂質代謝異常(高コレステロールなど)、耐糖能異常(糖尿病)などの病気が複数重なり、心筋梗塞(こうそく)、脳卒中など重い動脈硬化症の病気に進む危険性が高くなった状態を総称した概念です。それぞれの疾患の程度が軽症であっても、それらが重なってしまうと重い病気を引き起こす可能性が急激に高くなるのでこのような病気を引き起こす可能性が急激に高くなるのでこのような概念が提唱されるようになりました。
原因

主な原因として、内臓脂肪の蓄積がこういった疾患の元になると考えられています、

代謝症候群の兆候を把握していれば、動脈硬化性の疾病の効果的な予防につながると期待されています。

症状・診断

自覚的な症状が少ないので、医学的な診断基準が示されています。その診断基準は「ウエストが男性85cm以上、女性90cm以上、空腹時血糖が110以上、収縮期血圧が130以上又は拡張期血圧が85以上、中性脂肪が150以上又はHDLコレステロールが40以下」の5項目中3項目以上が該当すれば代謝症候群と診断する、となっています。この基準に従うと日本国内では1000万人以上が該当する、と推定されています。

治療

それぞれの疾病に対応した治療が必要です。特に高血圧や糖尿病などは軽症のうちに発見し生活習慣病の改善と最低限の薬剤により疾病のコントロールをすることが肝要です。

予防

予防策としてはカロリーや脂肪が多い食事を見直し、運動不足を解消するような生活習慣の改善ということに尽きます。日頃から体重を自己管理し、腹囲なども時々測定するような心構えが大切と言えるでしょう。かかりつけ医に定期的な検診をしてもらうことも重要な予防策となります。

    

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