高血圧

 

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カルテ26

内科、循環器科

高血圧

NKH「健康ライフ講座」№74

2007/5/15

日本機械保線株式会社 社内報


血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の壁を圧迫する力のことで、心臓の収縮時にその圧力が最も高くなった時を収縮期血圧(最高血圧、上の血圧などとも呼ばれます)、拡 張時に圧力が最も低くなった時が拡張期血圧(最低血圧、下の血圧)といいます。一般にカルテなどには、2つをまとめて「130/80」のように記載されるととが多いようです。この2つの血圧がある程度以上高い状態(高血圧)が長年続くと、動脈の壁が厚くなったり硬くなったりする動脈硬化と呼ばれる状態になりやすいということが分かっています。高血圧は、生活習慣病の代表格でもあります。


症状

特有の症状がないことが特徴といえます。たまに頭痛や肩こりなどを訴える方もいます。時間をかけて動脈血管を傷害することが一番の問題であり、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。「静かなる殺し屋」と呼ばれる所以です。

診断

判定基準は、時代や国によって変化します。現在のところ、日本高血圧学会の2004年度に定めたガイドラインでは、最高血圧が140、最低血圧は90がボーダーラインとなっています。血圧は常時変動し、就寝中の午前3時ごろ最低となり、起床後しばらくして最高になるというのが一般的ですが、この日内変動にも個人差があります。診察時は正常だが、職場などで高くなるような「仮面高血圧」や逆に診察時に緊張して高くなる「白衣高血圧」などもあり、診断にはある程度の期間を観察する必要があります。

治療

肥満があれば減量や減塩、適度な運動などの生活習慣の改善がます基本となりますが、中等度以上の高血圧が認められる場合は薬物治療が中心となります。現在は長期服用を視野に入れ、糖尿病や高脂血症を合併している患者にも使いやすい降圧剤が開発されています。また、1日1、2回の服用で済むことも多く、生活への負担も少ないので、きちんと医師に管理してもらうことをお勧めします。

注意

メタボリツクシンドロームが注目されていますが、高血圧もその仲間と考えています。糖尿病や高脂血症、肥満、高尿酸血症などとセットにして治療を考えていくことが大切です。

    

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