脂漏性皮膚炎

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 NKH健康ライフ講座」日本機械保線株式会社社内報  №100

 カルテ51  皮膚科

 2014/1/6

 


○ 概説 ○

 脂肪の分泌が盛んである頭皮や顔面や腋の下、股などに湿疹が生じる皮膚の病気です。皮脂の分泌が盛んな乳児期と青年期以降に多く見られます。青年期以降の原因として皮脂分泌に加えて、マラセチア菌というカビの一種が関与しているという説が有力です。頭皮にできると一般に「フケ症」とも呼ばれます。よくある皮膚炎の代表の1つと言えるでしょう。

○ 症状 ○

 頭皮や顔面、腋の下、股などにフケのようなものを伴った赤いジュクジュクした皮膚変化(湿疹)が生じます。軽いかゆみを伴うことがあります。

○ 診断 ○

 特徴的な皮膚症状とその部位からおおよその診断がつくことが多いのですが、アレルギー性皮膚炎やその他の皮膚炎との鑑別が困難な時もあります。治療経過を診てもらいながら、診断が確定することもあります。こういった治療を先行させて、その効果をみることにより診断することは医療の現場では少なくありません。「診断的治療」と呼んでいますので、この際に知っておくとよいでしょう。

○ 治療 ○

 乳幼児の場合は、石鹸でよく洗うことが基本的な治療となります。それでも改善しない場合は、弱いステロイドローションなどを使う場合があります。
 成人の場合も、洗うことが基本ですが、抗真菌剤の外用薬を比較的長期的に使用します。それでも治癒しなかったり、かゆみなどの症状が強かったりする場合は弱めのステロイドなどの外用を行います。

○ 生活上の注意 ○

 まめに先発、洗顔をして清潔にすることが基本となります。成人の場合は抗真菌剤入りのシャンプーも勧められています。冬場の低温、低湿度も悪影響があるといわれています。生活の乱れやストレスも本疾患との関連があるといわれていますので、規則正しい生活はやはり大事です。

 

    

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